Mission 6.ケモミミ嫁との快適住まい空間をつくろう!~ケモミミ少女を嫁に貰ったジェルンの最初のミッション その4
バトルエンジニアという、罠や飛び道具や爆弾などを作って戦う、戦う技術屋を生業にする男、ジェルンは、時として大量破壊を伴う仕事も多々こなすことから、冒険者や町の人から怖れられ、敬遠されているため、遠く離れた山の中に住んでいる。
そんな彼は、またひとつ大きな仕事をこなして戻ってきたとき、家の前の小屋に迷い込んで眠り込んでいたケモミミ少女・ソフィーを見つける……。
ソフィーを保護し、二人での生活が始まると、ソフィーはジェルンにどんどん懐いていって、彼女はジェルンへの恋慕を隠さなくなる。
可愛らしい少女の好意をむき出しにしたアタックに、徐々にジェルンもグラついていき……。
そして、ジェルンはついにソフィーを妻にすることにしたのだった。
ソフィーを妻に迎えたことで、家庭を持つことになったジェルンは、本格的に今後を見据えた住環境の整備に取りかかる。
主人公:ジェルン
バトルエンジニアという、その辺にあるもので何でも武器にして戦える戦闘のエキスパート
直接的に戦うと言うよりも罠や飛び道具や爆弾などを作って戦う
他、薬などを使った回復にも長けている、戦う技術屋さん
ダンジョン踏破には欠かせない職業
ただ、時には大量破壊を伴う仕事も多々こなすこともあり、町の人からは怖れられていて、あまり町での居心地はよくないらしい……
ソフィー
主人公の暮らす山の中に迷い込んでしまった獣人族の女の子
種族の中では発育が良くないらしく、きょうだいからもイジメに遭って、逃げ出したら気が付いたら知らない場所に出てしまっていたらしい
さまよった挙げ句、主人公の小さな家に迷い込んでいたところをジェルンに見つかり、拾われた。
以降、こちらの土地の言葉が分からないソフィーに言葉から山での生活に必要なことまで、優しく教え、保護してくれたジェルンに好意を抱くようになる。
町に出た時、変な噂の出ないようにと、ジェルンは建前上彼女を妻……ということにしていたのだが、その結果、逆にジェルンもソフィーを妙に意識し始めることに。
そして、二人は自然と一緒になることに……。
そんなわけで、翌日。
さっそく、まずベッドを俺の部屋から運び出して、こっちの部屋に運び込んだ。
それから、幾つか先日町に行った時に用意済みで、倉庫にしまってあった配置する家具を、ソフィーが決めた位置に配置する。
それから、窓にはカーテンを、その他、テーブルにクロスなど、内装を整えて、真新しい夫婦の寝室の完成だ。
この新しい部屋の増築と並行して、この前町でギルドのマスターから渡された依頼品の数々の製作も進んでいて、あと3日もあればすべて揃うところまで来ている。
あとは、さっさと仕上げて、納品に町に出るついでに、足りない家具をラファエルに頼みに行くとしよう。
そんなわけで、個室とは行かずとも、プライベートルームを得たソフィーは。
その日の夜からさっそく、ソフィーはベッドの上ですっかりリラックスした様子で俺のシャツ一枚着ただけのまるっきり無防備な姿を俺の目の前に晒している。
シャツの裾から惜しげもなくさらけ出された、張りがあって艶やかな二本の生脚。
湯上がり直後で瑞々しい少女の素足……ちょっと待て、やべえよ、これ。
オマケに、リラックスしまくっているからなのか、それとも俺に見せつけているのか、どっちなのか分からんが、うつ伏せの姿勢でなにかノートを見つつ、片足ずつぱたん、ぱたんと、時折後ろに曲げたり、ベッドの上に戻したり。
おしりからは脚の動きに合わせて、ゆったりと時折ふさふさと揺れるしっぽ。
誘ってるとしか言いようがない気がするんだが……。
あんまり迂闊に手を出して嫌われるのも嫌だしなぁ……。
でも……ここまであからさまに見せつけられると、俺、我慢できなくなりそう。
それでなくても、ソフィーの初めてをもらった夜以来、最初の夜のように強引に、半ば強姦みたいなことはしていないが、それでもタガが外れたかのように、連日のようにむしゃぶりつくみたいに求めてしまっているところがあって。
だから……さすがにいきなり襲いかかるみたいなのはこらえなきゃとは思うのだけど。
ああ……でも、やっぱ我慢が……。
ダメだ、身体が勝手に……。
気が付くと俺はそっと忍び寄るように彼女の足元から近付いていって。
すり……。
少し持ち上がっていた彼女の左のふくらはぎに吸い寄せられるように頬ずりしてしまっていた。
その瞬間。
ぺしぺしっ!
尻尾で頭をはたかれてしまった。
「あ……やっぱ、怒った……?」
そう訊くと。
「別に怒ってないけど、多分反射的にしっぽが動いちゃった感じ。だいたい、そんなこっそりくっつきに来るくらいなら、堂々と隣来て触ればいいのに……」
ソフィーがちょっとだけ呆れたような顔をしていた。
「いいのか?」
思わず聞き返すと、ソフィーは。
「いいに決まってるでしょ。わたし、ジェルンの奥さんなんだよ?」
そう答える。
「それなら……遠慮なくさせてもらうぞ」
「うん、いいよ。今日も、優しくして……ね?」
俺はそのままベッドに身体を預けた彼女の傍らに滑り込んで、彼女の背後から抱きすくめるように、遠慮なくシャツの下に手を差し込んでいく……。
そして、朝。
まどろみから目覚めると。
「おはよ♪ ジェルン」
目の前にはソフィーのニコニコとした笑顔が。
「おはよう、ソフィー」
目の前のソフィーは、昨夜抱いた時のまま、俺のシャツを1枚羽織って、俺が開けた前のボタンもそのままに、胸の谷間からおなかの辺りまで、瑞々しい柔肌がしっかりさらけ出したまま、隠すでもなく俺に見られるがまま。
そんな姿を晒されたら。
「ソフィー……」
思わず彼女に抱きついて、その胸の谷間に顔を埋めて、その感触を楽しんでしまう。
「もう……朝から甘えん坊さんね……」
しょうがないなぁ……といった感じで微笑みながら俺の事を受け止めてくれるソフィー。
胸元に俺を受け止めて、そっと後頭部に両手を添えて、優しく撫でてくれる。
「なあ、ソフィー」
「なあに?」
「ソフィーは疲れてないか?」
彼女の胸の谷間に顔を埋めたまま、聞いてみる。
昨夜もだいぶ激しくしてしまった意識があるので、少し心配だったのだ。
「うん、すごい疲れたから、あのままぐっすりで、起きたらスッキリしちゃったかな。むしろ、疲れたから深く眠れたくらいな感じよ。それに……ジェルンが優しくていっぱい気持ち良くしてくれたから……だから、全然平気かな」
「そうか。それならいいんだが……」
少し、胸をなで下ろす。
「それよりもね……。なんか、昨日もそうなんだけど、今もなんだけど……すごく、ジェルンのこと、無性に可愛いって思っちゃって……。なんかこう……包み込んであげたくなるの。これって、母性本能……なのかな? ちょっと、ジェルン、こんな感じにわたしに抱きついてると赤ちゃんっぽくなるし……」
確かにこの状況で赤ちゃん返りしてると言われたら、否定できない。
とはいえ、自分でもソフィーの前でここまで赤ちゃん返りしちゃってるってのは、自分で驚いているところもある。
奥さんにしたとは言え、まだ10代半ばの少女相手に、俺の方が倍以上歳が上なのに。
「がっかりしたろ? こんな歳して、情けない姿見せちまって……」
すると、ソフィーは微笑んだまま、ゆっくりと首を横に振った。
「ううん。むしろ、わたしにあんなにすがりついてきてくれるの、すごく頼りにされてる感じがして、嬉しかった……。だから、もっと、ぎゅうって、カラダ全体で包み込んであげたくなるの……」
昨夜はこれまでにないほど、ソフィーが俺の事をやさしく、でもしっかりと両手両脚で絡め取るようにして、ずっと抱きしめてくれていたのを間隔として覚えている。
両手両脚、そして、彼女の中で、柔らかくぎゅうっと抱きしめられて、俺は何度彼女に包まれて果てたことだろう。
「そっか。おかげで、昨夜はとても気持ち良かったよ」
実際、少しソフィーが俺と関係を持つのに慣れてきたせいもあるのだろうが、初めての時、あんなに一方的に好きなように襲って、好きなように彼女のカラダを楽しんだはずなのに、それよりもずっと気持ち良かったのだ。
ソフィーの反応も良くなって、ソフィーと一緒に互いを味わい合い、共鳴し合うようなセックスの方が、より興奮するということを俺も分かってきたような気がする。
そんなことを思いながら、俺は彼女の胸の谷間から顔を上げて、手を伸ばして彼女の頭を撫で返すと。
「ジェルン、満足そうだったから……わたしも嬉しい……」
「ありがとな、ソフィー」
「わたしもよ、ジェルン」
俺たちは、そのまま自然に抱き合って、ちょっと深めのキスをした……。
さて、そんな風に新しい部屋での生活が始まるが、すぐにギルドからの依頼品も完成し。
俺はソフィーを連れて、馬車に乗って町へ向かう。
町までは朝から馬車で山を下って丸一日くらいかかり、それなりに遠い道のりではあるが、ソフィーと一緒なら単調な道のりでも退屈はしない。
目の前で見たもの何でもかんでも興味をそそられては俺に話しかけてきて、会話が尽きないからだ。
「ねえ、ジェルン。あれ見て! かわいい!」
森の中を通過中、今度は道端で草を食べていた小動物の親子だろうか、それに興味を引かれたようだ。
「お、リエーヴルじゃないか。あれはいいご馳走になるぞ」
おもむろに馬車を止めて小弓を荷台から取り出して構えようとすると。
「やめてよ。かわいそうだよ」
ソフィーが小弓を俺からひったくる。
「いや、あれは普通に食用だし……」
「ダメ。子供はまだ小さいよ。親がいなくなったらあの子も死んでしまうわ。この状況では、見逃してあげて」
「まあ、ソフィーがそう言うなら」
俺は馬車を再び走らせて、その場を走り去る。
「それにしても、あんなに大柄なリエーヴルにはなかなかお目にかかれないんだよ。俺も長いことあの山の中で暮らしてて、年でも2匹獲れるかどうか。ちょっと見逃すのは惜しかったなぁ……」
そう言うと、ソフィーは申し訳なさそうな顔になる。
「ごめんね……。でも、あそこで捕まえてしまったら、あの子がかわいそうで……」
「まあ、気持ちは分かるけどな」
「ねえ、ジェルン。そんなにあのウサギさん、美味しいの?」
ソフィーがそんなことを俺に聞いてきた。
「そうだな……普段肉料理に使ってるイノシシとかなんかに比べたらずっと柔らかくてジューシー。全然違う」
「そうなんだ……。でも、獲れないんだよね?」
「あの親のクラスのサイズになると、ほとんど獲れないね。そうでなくても、狙って獲れるものでもないけど」
「そっかぁ……」
「あれを安定的に手に入れるとなると、捕まえて飼育して増やすことを考えるか、一旦捕まえて餌付けをして、近くに棲みついてもらうとかしないとだめだろうなぁ」
そう言って俺は溜息を一つ。
「ねえ、ジェルン。あのウサギさん、飼えるの?」
ソフィーが目を輝かせて俺に尋ねてくる。
「ああ、飼えるよ。ただ、家畜として飼うなら、何匹か捕まえてきて殖やして……って感じで、たくさん飼う必要があるから、俺一人じゃ手が回らなくてやってなかった。世話が必要だし、時々町とか他にまとまった日数出ていることもあるからな」
そう説明すると。
「だったら、わたしが世話をするなら飼えるの?」
ちょっと食い気味なソフィーの反応。
「一応飼えるけど……飼いたいのか?」
「うん! そしたら、あんな可愛いもふもふちゃんと毎日ふれあえるでしょ?」
「まあ、それはそうだが……家畜として飼うとなると、あんまり思い入れしすぎると辛いぞ」
「うん、それはわかるよ……。そこは気を付ける」
ソフィーはそう言って俺に頷いた。
「そうか。じゃあ、町から家に戻ったらどうやって飼育するか考えようか」
「うん!」
ソフィーはウサギが飼えそうだとなって、嬉しそうに頷いた。
そんな感じで、ソフィーとの道中は楽しく過ぎていった。