第1章
〜1章〜
「ピーピーピー。」
機械音が流れた、彼はマウスをクリックした。
彼‐アレクシスはパソコン画面を見て、顔をしかめた。
翌日、アレクシスとエリアス・エドガルド・ボードワンは大統領府へと向かっていた。
朝、何も食べていなかったので、途中カフェへよった。そこでエリアスが口を開いた。
「大統領が俺たち何のようだ?」アレクシスは「さぁ?」という顔をした。
エリアスは、エドとボードワンのほうを見た。
エドはコーヒーをすすりながら朝食を食べている。ボードワンは朝食を食べ終え腹休みに、
新聞を読んでいた。
「エドとボードワンは気にならないのか?」と、エリアスは聞いた。
エドは「いつもの依頼でしょ?」と、軽く言った。
(いつもとは、彼らが請け負っている、依頼業のことだ。)
「大統領直々にか?」エリアスはさらに聞いた。
「かなり危険な依頼だと思うぞ。」ボードワンは言った。
「でもそれなら何で俺たち−」
エリアスの言葉はアレクシスの言葉によって遮られた。
「行ってみなきゃ分からない。分かるのは多額の報酬がかかっている危険な仕事だという事だ。」
アレクシスは他の三人を見回し、時計を見て言った。
「そろそろ行くが、寄る所は?」三人は首を振った。
「じゃぁ行こう。」
ボードワンは会計をしにレジへ、他の三人は外に出た。
三人とも少し薄着だったので外の寒さに身震いした。