お正月はこんな夢
簡単キャラ紹介
瑠美-主人公っぽい。専業主婦に近いなにか。若干恥ずかしがりだったりもする。黒髪ストレート。
礼奈-活発人間。時々変態。ちゃんと働いてる。金髪ストレート。
二人はラブラブなので同棲してます。
なんか変なの出来たので、ここから初見読みはやめた方がいいと思う。
-礼奈サイド-
「んはーっ……なんだここ」
緑溢れる草原のド真ん中に私は立っていた。
来た覚えもなければ、見た覚えもない。見渡す限り緑色。人っ子一人どころか、動物や虫の一匹も居やしない。
だが、見渡す先には見覚えのあるものがあった。
「うわっ! 富士山だ! 富士山……だよね」
見た目は富士山だが周りの景色はなんだか違う……よくわからない山がそこにあった。
なにもわからずじまい。とりあえずそこに佇んでいるとーー
『キー!』
動物らしき鳴き声。その方に視線をやると、鷹が飛んでいた。
その鷹の上には人影。
瑠美だ。瑠美が、飛ぶ鷹の上に立っているのだ。
「礼奈ーっ! 私の手を取って!」
よくわからないままに、私は瑠美に連れられ鷹の上に。
なんだかわけがわからないが、空を飛ぶというのは悪い気分ではない。
「瑠美、あたしたちは何処に向かってるの?」
「行けばわかるよ。今はこれを食べておいて」
そう言って瑠美が渡してきたのは、焼きナスだった。
これまでの状況を整理してみる。整理出来るほど色々あったわけでもないのだが。
「富士山、鷹、瑠美、茄子……」
「夢だわこれ!」
そこで目が覚めた。
なんだかわけがわからない。
-瑠美サイド-
「瑠美、あたしを見て!」
突然、礼奈がそんなことを言い出した。
仕方ないのでそちらを向いてやるとーーそこには、奇跡があった。
礼奈の胸にある二つの膨らみ。否、双丘と称するべきかもしれない。
紛れもないDカップほどの大きさのおっぱいが、そこに存在していた。
「ど、どうしたの礼奈! そんなもの……そんなものを!」
なにがどうあったっておかしい。礼奈のおっぱいはAカップの筈だ。撫で回したくなる貧乳の筈なのだ。
しかしこのおっぱい、中々にエロい。いわゆる縦セタを今現在着用中だったりする礼奈。縦セタはおっぱいを強くする魔法の武器。
身体が、本能が、おっぱいが疼く。この巨乳を弄べと。
「礼奈……その、えっと」
「えっちな気分になってくれた? 良かった。そのためにこれ着たんだもん。だからーー」
「これ夢でしょッ!」
そこで目が覚めた。
そもそも礼奈の胸が膨らむなんてありえない話だ。天地がひっくり返ったって無い話であり、たとえ神や仏が許してもこの私が許さない。
「瑠美! おはよ!」
「うん、おはよー……!?」
正夢、というものがあるらしい。
大変なことに、礼奈の胸が大きくなっている。
「驚いた? これはねぇ……」
「う、うわああああああああっっ!」
「えっ!? なにその反応!」
「だっておっぱ……ええええええっ!?」
混乱が止まらない。まさか天地がひっくりかえって神や仏が許してしまったのだろうか。
そうだ、これは夢だろう。強い刺激でもあれば起きてくれるに違いない。痛いのは嫌なので、なにか強い刺激をーー
「よしっ。礼奈! 私のことを思いっきり、痛くなるくらい犯して!」
「ええええええっ!? な、なに言ってんの!? 大丈夫!? 私のおっぱい食べる!?」
なんだか礼奈がわけのわからないことを言い出したかと思うと、突如服に手を突っ込んでそこからお餅を取り出した。
すると、礼奈のふくらみはこの世から消え去った。
「餅……まさか、餅をブラに入れてたの! 馬鹿じゃないの!?」
「驚かせようと思っただけだよ! そしたら突然叫ぶから……本当に大丈夫? 私のおっぱい恋しくなった? 授乳赤ちゃんプレイに踏み入ってみる? あたしはいつでも準備オッケ……」
「……寝るわ」
正夢もそうそう見るもんじゃないなと思った。
<なんだこれ>
あけましておめでとうございました。今年も瑠美と礼奈を時々書きます。新キャラが増えるかもしれません。