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クリスマスってさ

簡単キャラ紹介

瑠美-主人公っぽい。専業主婦に近いなにか。若干恥ずかしがりだったりもする。黒髪ストレート。

礼奈-活発人間。時々変態。ちゃんと働いてる。金髪ストレート。

二人はラブラブなので同棲してます。

「クリスマスってさ、なにするものだと思う?」

 ふと疑問に思ったので、私は礼奈に問いてみた。

「ええ……? パーティとか、サンタとか、チキン食べたりとか……」

「うんうん。デートしたり、ツリー飾ったり、雪降ったり」

「雪は時の運でしょ。あとは……えっちとか」

「そだねー。性の六時間なんて話しもあるくらいだし」

「おっ? 瑠美がそういうワードに寛容ってことは誘ってる?」

「私の態度を見て誘ってると思えるなら礼奈の目は節穴だと思うけど」

「ですよねー。で、突然クリスマスがどしたの?」

「いやね、クリスマスイブは礼奈が仕事。今日は家でダラダラ。なんだかんだでクリスマスがもう一時間も無いじゃない? じゃあこの短い時間でクリスマスになにが出来るーって考えてみたわけ」

「そんなこと考えてたの? もういいじゃんクリスマスなんて。したいことすればいいんじゃん。だからミニスカサンタコスでえっちなことしよう」

「どしたの大丈夫? 今日はいつもの何倍もムラムラしてるみたいだけど」

「うーん、はっきりと数字には出来ないかなぁ。でも、身体が疼いて止まらなぁい!」

「はーいはい。じゃあぎゅーってしましょうねー」

「わーい。ぎゅーっ」

「うっ……礼奈苦しいよ」

「ごめんごめん。瑠美はあったけぇのぉ」

「礼奈もあったかい……主に、下の方が」

「それ地味に酷いよね」

「いやぁそれほどでも」

「褒めてないんだよなぁ……まあいいやミニスカサンタコスしたら許す」

「寒いからミニスカはやだよ」

「それなら白ニーハイを履けばいいじゃない」

「白ニーハイ! そういうのもあるのね……」


 そんなこんなで私はミニスカサンタに着替えた。ふとももが寒い。

「きゃーかわいい! 瑠美サンタちゃんプレゼントちょうだい!」

「プレゼントかぁ……私のLOVEをプレゼント♡みたいな」

「瑠美大丈夫? 結婚する?」

「なにも問題ないよ!」

「いやぁくるりと回ってパンツを拝ませながらハートマークを手で作るなんて荒技をするなんて思わないからさ」

「ありゃ、パンツ見えてた?」

「うん。黒くてめっちゃエロいの。正直めっちゃ興奮してるし今すぐベッド行きたいっていう意思表示だよね? だよね?」

「いーや、も少しゆったりまったりするつもりなんだけど」

「あたしの心をゆったりまったりさせてほしいものだぜ」

「じゃあサンタさんにお願いしよう。サンタさん、性欲を吹き飛ばしてくださいーって」

「サンタさんならここにエロエロサンタが……」

「……ほら、私サンタ検定一級受かってないからさ」

「サンタって検定あるんだ!」

「……たぶんある。世界各地から子供たちへの理解とトナカイとの絆を合わせ持った大人たちがーー」


「そういえばさ、瑠美が最初にクリスマスってなにすんのって言ったじゃない」

「うん、そだねぇ」

「それがどーんと確立しちゃってるってことはさ、あたしたちはクリスマスというレールの上を歩いてるだけってことになるんじゃない!?」

「クリスマスというレール……レールの上でチキンを食べて、レールの上でデートして……」

「レールの上にツリー飾って、レールの上にサンタ呼んで……」


「「レールの上でえっちする」」


「はぁ……礼奈の言い分もわかるけど、それでなにが言いたいの?」

「つまりね、レールを踏み外したセックスをしよう!」

「……えっちするってことがレールの上ならさ、せ……セックスも同じことじゃないのかね」

「うわー、恥ずかしがっちゃってまー。夜とは大違いですわよ!」

「もー! そういうことは言わなくてーー」

 その時、時計の針が0時を示した。

「……礼奈さんや、まさかとは思うけど」

「完熟サンタさんいただきまーすっ!」


<おわりんこ>

SSっぽくしてみた。書いてて楽しかったです。


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