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夏だ

簡単キャラ紹介

瑠美-主人公っぽい。専業主婦に近いなにか。若干恥ずかしがりだったりもする。黒髪ストレート。

礼奈-活発人間。時々変態。ちゃんと働いてる。金髪ストレート。

二人はラブラブなので同棲してます。

久々に書いたリハビリレズなので期待はしないように!

 クーラーの効いた部屋の中。簡潔に表すと楽園。

 その楽園を堪能している私なのだけれど、突然部屋のドアが開いた。

「なんかさ、夏っぽいことしたくない?あたしはしたい!」

 現れたのは、水着姿の礼奈だった。おっぱいがでかいので動くたび揺れる。

「えーっ、夏っぽいってなによ。クーラーの風が逃げるから戸閉めてね」

 私の答え方が不満だったのか、ほほをふくれさせる礼奈。

 でも、私はこの部屋がある意味一番夏っぽいと思うしなあ。

 灼熱の陽射しが降り注ぐ世界を避けて浴びるクーラーの風とそれが作り出す空気。

 これこそ夏の風物詩だとは思わんかね。

「うわっ、寒い!夏なのにここ寒い!電気代誰が出すの⁉︎」

「水着なんて着てるんだからそんなもんでしょ。電気代はもちろん礼奈のサイフからよ」

「むむ、瑠美だって下水着みたいなもんじゃん!誘ってんの?」

 そこを突かれると私も困る。なにせ、私は下半身下着のみ着用状態なので。

「うーん……でも、水着は見せ物じゃん。私のは人には見せない恥辱の姿なわけで」

「それ言うなら、あたしだってビキニ恥ずかしーよ。海に来てるみなさまにおっぱい大公開してるわけじゃん」

 ふむ、一理ある。

 礼奈は私より胸が大きいから、その分恥ずかしさも増すということだ。

 決して私は胸が小さいから恥ずかしくないとかそういうわけではないし、まず私の胸はまな板などではない。

「ここ海じゃないじゃん」

「そこはぁ……」

 言いかけて、礼奈は身体をくねくねさせ始めた。

 エロい体つきを見せつけてくれやがって、誘ってるのかこの女は。

「あたしの恥ずかしい姿は、瑠美にだけ見て欲しーの」

「うわー、暑苦しいのに礼奈がかわいいなー……。幻覚?」

「えへへーかわいいでしょ。抱いて!」

 どういう意味で抱いて欲しいのかは知らないけれど、私の性欲はいつぞやに流したであろう汗と一緒に流れ落ちてるから選択肢は一つだ。

「あーかわいい、かわいいなー礼奈の……礼奈の水着」

「えっ、酷くない?それ酷くない?」

 まあ私も鬼じゃないので、この恥ずかしがり屋さんをぎゅっとしてやろうと思った。

 思ったのだけれどーー礼奈の肌が濡れている。

「うっ、なにこれ。なんか濡れ濡れだけど。新型のローションかなにか?」

「いやいや、汗。なに考えてたらローション浮かんでくんのさ。そっちの部屋が暑いからこんな汗なのよ」

 さすがに寒そうなのでタオルを投げ渡すと、拭いてとのご所望。

 ご要望に応えるつもりで、とりあえず胸の谷間とお尻だけは重点的に拭いておいた。

 私たちの家にはリビング以外クーラーがない。お金がないので。

「天然のサウナだよ瑠美!サウナ行こう!」

「やだ。溶ける」

「人間そんな簡単に溶けないよーっ!それに瑠美お風呂好きじゃん!」

 いや、お風呂とサウナはわりと関係あるようでそうでもないだろう。

「もーこの際なんでもいいや、水着でお風呂入ろう!」

「斜め上で来たね⁉︎私水着持ってないけど」

「うーん、じゃあ水着買いに行こう!とびきりエロいやつを……ね」

 当然出かけたくない私はあれこれ言い、礼奈もあれこれ言う。

 山に行こうプールに行こう、ショッピング食事ラブホテルなどなど。

「むう、どうして礼奈はそこまでして出かけたいの?」

「……最近瑠美とイチャイチャちゅっちゅ出来てないから」

 そう言われてみると、たしかにそうだ。

 ここ最近クソ暑いし礼奈の仕事は微妙に忙しいし、なんだかんだで絡みは少なかった。

 これじゃあ礼奈にも悪いし、私も……。

「私は裸でいいから、一緒にお風呂入ろ」

「……ん!じゃああたしも全部脱ぐ!」

 その後、風呂であれこれやってたらのぼせた。

 なにも出来ずに家でダラダラになっちゃったけど、礼奈と過ごすなら、どんな日でも悪くないかな。


<おわりんこ>

お久しぶりです。久々にちゃんとしたレズ書きました。

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