未知との遭遇
簡単キャラ紹介
瑠美-主人公っぽい。専業主婦に近いなにかというかニート。若干恥ずかしがりだったりもする。黒髪ストレート。
礼奈-活発人間。時々変態。ちゃんと働いてる。壁のごとき貧乳。金髪ストレート。
二人はラブラブなので同棲してます。
由香-サボり気味大学生。アニメゲーム大好きオタクっ娘。女子力高い。黒髪でぼさぼさだったりルーズサイドテールだったりする。
新キャラが出ます
ある夜のこと。
礼奈は仕事を終えて帰ってきた。家の鍵をさっさと開けて、がばーっと留美に抱きついてやろうと思ったのだがーー
「鍵、忘れた……」
なんと、家の鍵を家に忘れてしまったのだ。
だが、その程度で家に入れないわけではない。礼奈はインターホンを押し、ついでにドアをリズムよくノックした。
しかし、音沙汰なし。
「まさか……いや、ないない! 留美に限ってそれは……うん!」
最悪の結果を想像しないように、礼奈は次の策に出ることにした。
携帯を取り出し、留美に電話をかける。
「…………あ、もしもし留美? あたしが帰っ」
留美は出なかった。
まさか、まさかとは思う。想像したくないことではあるが、想定して動かねばならないだろう。
「留美さん……寝ておられる?」
実を言うと現在、留美はぐっすりお休み中。礼奈の予想はバッチリ当たっていた。
寒い外で感慨に耽ること約数分。礼奈は次の行動に移ることにした。
ホテルに泊まるのは本当の最終手段。礼奈の向かった先は、アパートの一階だ。
先ほどのようにノックでふざけない。インターホンを押して、住人を待った。
そして、ドアが開いた。
「こんばんはー由香ちゃん! 今日さー……」
そこで、礼奈の言葉は止まった。
現れたのが、高身長のクールな女の子だったのだ。
「あ、えーっと……間違えまし、た?」
「あー間違えてないっスよ礼奈さん! 私になにか用っスか?」
奥の方からは聞きなれた由香の声が聞こえてきた。
ほっと一安心ーーとはいかない。ドアを開けて出てきた彼女が気になって仕方がないのだ。
「……あなた何者?」
じっと見つめる礼奈。クールな彼女は動じる様子もなく、答えた。
「坂田美緒です。こんばんは」
若干の沈黙。その間に礼奈は由香と美緒の顔を繰り返し見た。
「ふむふむ、なるほどね! 美緒ちゃん、よろしく! 実はかくかくしかじかでー……」
由香にささっと事情を伝えると、とりあえずは家に入れてもらえた。
「いやーごめんね由香ちゃん! まさか入れないとは思えなくて」
「全然大丈夫っスよー。美緒も大丈夫だよね?」
美緒はこくりと頷いた。
しかしどこからどう見ても、美緒は由香のタイプの女の子だった。
スラッと長い脚で高身長。そしてクールな顔立ちという、女の子に惚れられそうなタイプの女の子。
怪しんだ礼奈は、探り半分悪ふざけ半分で聞いてみることにした。
「いやいや悪いよ! せっかく二人きりだったのに。美緒ちゃんはアレ? 由香ちゃんの彼氏彼女的な?」
言うと、由香がぼんっと音を立てて真っ赤になった。予想通りの反応だ。
「な、なに言ってんスか! 美緒とはまだ、その……」
思いっきり雌の顔だ。楽しんだところで謝ろうと、礼奈は口を開くーーが、
「え? 違うの?」
予想外の反応が矢のごとくすっ飛んできて礼奈と由香を撃ち抜いた。
どうやら、美緒は由香をそういう風に思っているらしい。
「なっ、ななな……」
「あ、あらあら……なるほどね。じゃああたしはトイレにでもこもってるから、二人でごゆっくり〜」
「ま、待って! 待ってくださいっス礼奈さん!」
<おわりん>
美緒ちゃんもっと掘り下げたい感ある




