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Roman Doll

作者: しゅーご

短いです!!

一話で終わりです

詩みたいなもんですけど

読んでねっ!!

崩れた廃墟の小さな家


吹く肌寒い風は、埃を何処かへ飛ばす


その崩れた廃墟には、一つの人形があった


服は埃で汚れ


腕は、ひび割れ


赤色の片目は、ビー玉のように割れて崩れいる


この人形・・・・彼女は・・・

何の為に作られたのか・・・

壊れる為に?

飾る為に?

誰かに愛される為に?

尽きること無い考え


どれも、彼女が望むRoman・・・夢・・・・終わりに辿りつかない


終わりへとたどりつかない物語・・・


それは、物語なの?

ただの、はかない幻想?

また、尽きることの無い考え


壊れながらも人形の彼女は、心で呟く


アナ・・・タは、夢へと・・・辿りつきましたか・・・・?

もし、貴方に会えてもう一度、アナタの奏でる音を聞けるなら・・・小さな窓から見える小さな景色を見つめながら貴方の音を楽しみたい・・・・


雪の降る聖夜

木には、綺麗な飾りつけ

降る雪は・・・・地面一面を白に染め上げる


そんな風景を私は、ガラス越しに楽しんで居た・・・

何時も、同じ風景だけど、今日は違う

一面、真っ白でキラキラ輝く・・・


そんな時、私が居るガラスを見つめながら

悩んだ顔をしながら・・・

店に入り

「あの・・・えっと、その、そこにある」と店員に話しかける


「そう、あの人形を贈り物として」と話をたんたんとしていく


私は、ガラスのケースに入れられ

紙で包まれた・・・


そして、辿りついたのは、小さな家


その家の壁には、幾つものヴァイオリンが飾られいた

下は木でできていて

木のカスが落ちていて、ヴァイオリンは、手作りというのがわかった

そして、ヴァイオリンの作り方や色々、置いてある本棚に私を置いた


その、低い本棚からは、小さな窓が見えて外の景色が見える


貴方は、微笑んで「新しい場所は、気に入ってくれた?」と答えるはずのない人形に呟く


そして、壁から一つのヴァイオリンを取り

音を奏でた・・・不器用な音を


不器用だけど・・・暖かい

初めて聞く音だった・・・


感情も表情も表せない私・・・

もし、ここで、笑顔になればアナタは喜ぶの・・・・?


毎日、毎日、アナタは私に音を教えてくれた・・・

私は、飽きずにそれを聞きながら窓を眺めて、すごしていく・・・楽しい日々を


この楽しさは、永遠に続くと思った

だって、貴方は、毎日、毎日不器用な音を聞かせてくれたんだもの


けど、楽しさは、消えた

何故って?

だって・・・貴方が聴かしてくれる不器用な音が消えたんだもの


アナタは、ある日、ヴァイオリンを担いで

私と家を置いて何処かへいった

「きっと帰ってくるよ・・・夢を叶えたら」と言葉を残して


私は、信じ続けた貴方の言葉と貴方の夢を・・・


その言葉から、幾度の年月が経ったのだろう・・・


帰ってくるはずの家は崩れてしまった・・・

約束も同じ様に崩れたのだろうか・・・


あの時と同じように雪が降る

あなたと出合った最初の日

暖かさと音と景色を私にプレゼントしてくれた


約束が裏切りとなったのなら・・・・

このまま、覆い隠されよう・・・・白く白く白く貴方との記憶が白色に色あせて消えるように・・・


人形の私は寒さは、感じない

けど、心は寒く感じる・・・・・・・


寒いよ・・・・

暖めて・・・・あなたの不器用な音で・・・


かすかに聞こえた最後の音

雪に合うような綺麗な音色じゃなくて

心温まる・・・不器用な音色だった・・・・




雪が積もった崩れた家

その中には、約束を待ち続けた脆い人形居た

人形・・・彼女は最後に涙を流す・・・

それは、本当の涙なのか?

雪が解けた・・・水なのか・・・

よんでくれて、ありがとうございます

へたなりに頑張っていきます

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