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彼女は女神だとの事。  作者: rimuten
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第1話 出会い

小5の時から考えていた小説をこれからリメイクして投稿していきたいなと思っております。長く続くかもしれないし、すぐに飽きて更新しなくなるかもしれません。

文章や日本語がおかしいかもしれませんが、その辺はご了承ください。

また、話によっては過激な表現等が含まれている可能性がございます。苦手な方は閲覧を御遠慮ください。


「あいつが噂の告り魔か」「気持ち悪」「今月入ってからもう10人に告ってるらしいぞ」「それで全部ふられてるとか…w」

俺は今日もいつものように周りから冷たい眼差しで見られ、心無い言葉をかけられる。確かに今月入って10人に告り、全てふられているというのは事実だ。だが、流石にこれは酷いんじゃないか?

俺は廊下を歩くだけで周りに避けられ、教室に戻って自分の席につくと俺の机には落書きが沢山されている。

「死ね」「学校来るな」「気持ち悪い」「消えろ」

周りは俺を虐めて楽しんでいた。俺の味方が1人もいない。



辛い



そんな日が続き、俺はとうとう学校に行くのが嫌になった。これまでよく耐えたと思う。

「千弥、学校行かないの?」

「行きたくない」

「…そっか」

俺は姉と2人暮らしで、いつも姉が母親の代わりに俺の面倒を見てくれている。生活費も学費も養ってくれていて、毎朝、毎晩とご飯を作ってくれる、とても優しい姉だ。

「じゃ、会社行ってくるね」

「行ってらっしゃい」

姉が出勤し、俺は1人になる。1人になった。はずなのに━━━


「しばらくの間お前の様子を見ていたが、酷い有様だな!まぁ全部、千弥の事業自得だけど!」

俺の目の前にいたのは桃色の髪でツインテール、透き通った青い目、愛らしい顔立ちをしており、胸元が大胆に空いた服装を身にまとっている…見た目からして俺と同い歳くらいの1人の少女だった。すげぇ可愛い。

「あ、あの…どちら様でしょうか…?」

胸元に目がいく。

「我の名はエルメス・ラーシャ!!なんか凄くて凄くて凄い女神の1人なのだぁ!!」

女神を名乗る、エルメスという少女はふふんと鼻を鳴らし、腰に両手を当ててドヤ顔をしている。めちゃくちゃ可愛い。だがそんな彼女を見て、不法侵入とか、どうして俺の名前を知っているのかとか、言いたいことは山ほどあったが、まず最初にこう思ったのだ。

「…厨二病か?」

「なっ…厨二病なんかじゃないのだ!我は本当に女神なのだぁ!」

自分は女神だと言い張るエルメス。怪しい。

そもそもいきなり女神だなんて言ってすぐに信じる人がいるとすれば、俺よりも馬鹿だと思う。すごく馬鹿だと思う。

「にわかには信じがたいなぁ?証拠とかあるんですかね自称女神さん??」

俺は彼女を煽る。

「む…」

嫌な顔をして俺の事をじっと睨めつけた後、何かを考え込むかのように片手を顎に当てて斜め下を向いた。

そして数秒後、彼女は

「普通の人間には不可能なことをやって見せようじゃないかぁ!」

と言ってパチンと指を鳴らした。

すると、さっきまで家の中に居たはずなのに、気がついたら俺は森の中に立っていた。

「えぇぇぇぇぇぇぇ?!ここどこ?!」

「ん、森だけどぅぅぁぁ?!ゆ、揺らすな千弥!頭がクラクラする…!!」

俺は驚きと恐怖から、隣に居たエルメスの肩を揺すりながら

「家に返して!家に!返して!!」

と叫んだ。

「これで女神だって信じてくれたかなrぅぁぁ!だから揺らすなってっ…!」

「黙れ厨二病!家に返せ!!ほら、虎がこっち見て…え?!虎いるよ虎!!殺される!!!!」

揉め合う俺らの目の前に大きな虎が現れて恐怖感がさらに強まり、我を忘れてエルメスに抱きつく。

「んひゃむ!ちょ、急に抱きつくなよ千弥!」

顔を赤らめながら怒る姿もまた可愛い。だが、今はそれどころではない。虎がこちらに向かって走ってくるのが見えるが、俺は腰が抜けてその場から動くことが出来ず、ただ彼女にしがみついて泣き叫ぶことしか出来ないのだ。

あぁ、虎が。あぁ…。俺の人生終わった…。



「はぁ…相変わらず千弥は怖がりなんだから」

「…ほへ?」


呆れきった表情で自称女神はパチンと指を鳴らした。





最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

この小説に出てくる人物は架空人物であり、 物語は全てフィクションとなっております。


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