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サキュバスに転生した件  作者: ザザード
4/5

04村へ、そしてちょっとした冒険❤

「ん〜………もう朝か」


手を伸ばすと何だか手の平に柔らかいものが

むにゅむにゅ、ん?なに?この未知の柔らかい物は?


「ンっ」


はっ!これは、まさか!!アリスのむ、む、胸!?


「ウァァァ、はぁはぁ」


「ん〜何かあったんですか?リリム」


「いや、何でもないよ!?(汗)」


「?」


父さん母さん私は異世界で楽しく生きられそうです

異世界バンザイ


「おはよう。リリム」


「うん、おはよう。アリス」


昨日、アリスに色々と話を聞いて分かった事は

この世界は大昔に黒き魔王がいて人間、エルフ、ドワーフ、獣人が力を合わせ共に戦い魔王は打ち倒され

その後、魔族の中に魔王になれる素質がない者達が多く魔族は散り散りになり今や魔族を見る者は少ないと言う。まるで絶滅危惧種だ、やれやれ(汗)


「さて、今日は村まで送って行くよ」


「えっ、そんなの悪いですよ」


「でも、昨日の件があるからね」


それに異世界の村にちょっと興味がある!


「駄目ですよ、リリムに迷惑がかかります」


「別に気にしなくていいのに」


「気にします!リリムは女の子なんですよ。キズとか大怪我したら私は嫌です」


本当にアリスは凄く優しい子だな


「いや、そうだけど(汗)私は魔物だよ」


「それはそうですけど」


「大丈夫だよ、村の近くまで送るだけだから。無茶な事はしないから」


「絶対に約束ですよ」


アリスがこんなに心配するのは村や町や王国には騎士団がいるからだ

騎士団はこの世界で強くさらに団長クラスはなるとケタ違い強いらしい


「分かった」


でも、昨日、アリスが寝たあとに練習した

どれだけ自分が動けるか予想以上にエリエルさんが言っていた身体能力が確実に人を上回ってる

まあ、魔物だからってのもあるだろうけど

力加減を間違えたら確実にマズイ、レベルだ


「さて、そろそろ行こうか」


アリスに手を差し伸べると私の手を握りアリスはにっこりと微笑む


「この道をまっすぐ行くと村です」


「分かったから、そんなに急ぐと転ぶよ」


「きゃ!」


転びそうなアリスの手を引き寄せ抱き寄せる


「だから、言ったでしょ?危ないって」


「ありがとう、リリム」


ん?何で顔がちょっと赤いのかな?

じっとアリスの顔を見てるとアリスが突然、目を閉じる


「ん?何してるの?アリス」


「えっ、そう言う合図じゃないの?」


「?」


合図?何の事だろう?

そんな合図の話とか昨日したかな?


「あはは、気にしないで何でもないの」


「何だか分からないけど、分かった」


しかし、アリス顔がまだちょっと赤い

ふっと見渡すと果物があるのが見えた

ちょうど昨日から何も食べてないからお腹も二人とも空いてる


「アリス、アレは食べれる?」


「え?、どれですか?」


果物を手に取りアリスに見せる

緑でリンゴみたいな形だがこの世界の果物が食べれるか分からないからなぁ


「これだよ」


「はい、食べれます。美味しいですよ」


「じゃ、いただきます」


ん〜何でだろう?あまり美味しく感じられない(汗)


「どう?美味しいでしょ?」


「いや、あまり美味しいとは思えない。食べれない訳じゃないけど」


「そっか」


「コレ、アリスに上げるよ。アリスもお腹空いてるでしょ?」


「えっ、いいの?」


「うん?いいよ」


「ありがとう、リリム」


なぜ、顔を赤くしてお礼を言うだろうか?

アリスは食べながら思い出した用に喋りだした


「そう言えば?サキュバスは人の生命力だったか?魔力だったか?ソレを吸うと良いらしいですよ」


「へぇ~それだったらお腹も満たされるのかな?どうしたらいいの」


「えっ、それは…えっと…キ…スと…かで…す」


アリスは顔を赤らめながらこっちを向き

私がアリスを見ている事に気が付き手に持っていた果物を落とした


「な、な、なんですか!?リリム」


駄目だ空腹すぎて頭がぼ〜っとする

はぁ…はぁ…アリスの唇がとても美味しそうに見える


「えっ!?ちょっと、リリム!」


アリスに馬乗りになりの腕を抑え、アリスの首筋を舌で軽く舐める


「あっ…ちょ…っと…リリム…だ…め…」


「はぁ…はぁ…アリス、かわいいよ。アリスの唇いただくます」


「ん!?」


「ナニ…これ…た…だのキ…スなの…に…全身に力がはい…ら…ない…よ」


「はぁ…はぁ…リ…リム…もう…いい…で…しょ?」


「まだ…足り…な…いからもう…少し…だけ」


「んっ!…こん…どは…リリムの…舌が…入って…くる…さっき…より…はぁ…きも…ちいい…これ…以上…は…ら…ら…らめ…ぇぇぇ」


「はっ!私は何を、アリス…アリス…大丈夫!?」


自分のした事を反省しながら気絶してるアリスをおんぶして歩き目的の村の近くで起こす


「アリス、アリス、付いたよ」


「んんんっ〜はっ!?リリム」


「おはよう、アリス」


「もう、何であんな事をしたの?」


アリスは顔を赤くして尋ねてきた

私はあの時の自分の状態を説明した


「そうなんだ、なら今回は許します」


「ありがとう、アリス」


「でも、今度あんな事をしたら許しませんからね」


「はい」


「あと、村まで送ってくれてありがとう」


「どういたしまして」


アリスが無事に村に入るのを確認してから私も自分の拠点に帰り

とりあえずはアリスのお陰でお腹は満腹になった

アリスはちょっとフラフラとしていたが休めば良くなると言っていた

アリスがもし来たときに食べ物を用意しとこう

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