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サキュバスに転生した件  作者: ザザード
3/5

03異世界で初めての夜

さて、拠点に連れてきたのは来たわいいけど。

まずはアリスの服の代わりになる奴があったかな?

あっ、まだ布があったな


「まあ、適当なところに座って」


「はい」


「とりあえず、コレを巻いて」


私が渡した布を巻き彼女は床に座り

私を見ている。まだ、警戒されているみたいだ

それはそうだ、初対面で助けただけで信用されたらちょろすぎて逆にこっちが心配になる

まずは警戒心をなくしてもらわないとなぁ


「アリスにちょっと聞きたいことあるんだけど、いいかな?」

 

「はい、何ですか?リリムさん」


「何であんな森の中に一人でいたの?あと、リリムで良いよ」


「はい、分かりました。森にいたのは薬草を探す為に森の奥に入ってきたんです」


なるほど、それでアイツらに見つかりあんな事になっていたのか。

しかし、薬草があるとはまさにファンタジーだ!


「そうなんだ、でも、薬草を取るんだったら何で手ぶらなの?」


「それが追われるときにその場に置いてきちゃって」


「そっか、それは災難だったね」


さて、本題に入っていくかな?

まずは何から聞くか下手にこれ以上は警戒心を深めるわけにいかない


「それで聞きたいだけど、ここは何処なのかしら?」


「ここは始まりの森って言われてます。何でそう呼ばれるようになったか分かりませんが?」


なるほど、って事は近くに村か町がありそうだな

でも、私はこの世界だと恐れられる存在みたいだから行けないな


「ここから近くに町とか村はあるの?」


「何でそんな事を聞くんですか?」


アレ?もしかして警戒された?

確かに私は魔物だし警戒されておかしくはない


「ほら、私は魔族だし近く人がいる場所はなるべく避けたいの」


「そうですか、近くに村はありますよ。私はそこから来たんです、私からも質問いいですか?リリム」


「なに?」


ここで答えを間違えるわけに行かないな

私的に絶対に逃せない相手だ

もしここで逃したらシャレにならない事になりそうだし、あと、この世界の情報が手に入らなくなる


「何でそんな格好してるんですか!リリム」


えぇ〜今さらソコを突っ込む?(汗)

あっ!、警戒されてたんじゃなくこんな格好だからちらちら見てたのか

まあ〜こんな格好だから仕方ないか

しかし、全裸でこの小屋で寝ていました何て言えない


「これは……そう!水浴びしようとしたのよ」


「でも、この辺に水浴びできる場所なんて無かったような気がしますけど?」


「そ…そうなんだ、ここに初めて来たから知らなかったわ」


初めてと言うの嘘じゃない!現に私は日本から来たのだから!


「なるほど、あとお願いですから服を着てください」


いや〜着たいのは山々なんだけど(汗)その服じたいを持ち合わせてないだよね


「リリムはサキュバスだから知ってるだろうけど?魅惑が普通の女性より凄いの布が少なければ少ない程に人を惑わすのよ!リリムだってそれくらいは知ってるでしょ?」


「あぁ〜そうだったね(汗)ハハハ」


そうだったのか!しかし、サキュバスの魅惑が男女かまわず効力があるとは


「それにサキュバスだったから自分のイメージだけで服が作り出せるって聞いた事がありますけど?」


へ、そうなの!?じゃ〜さっそくやってみるか!

イメージ?頭でイメージした服がそのまま具現化するって事でいいのか?

目を閉じて頭でイメージしてとTシャツと短パンでいいかな?


「!?」


足元に魔法陣が広がる!そうか!?イメージって魔法の事か

なるほど、これは便利だな。アリスはびっくりした顔で見ていた


「やっと服を着てくれましたね。しかし、魔法だったんですね」


「これで気にならないでしょ?まぁ…ね(汗)ハハハ」


「まぁ、少し和らぎました」


和らいだ?何が和らいだんだろう?聞いたらマズイかな?まあ、スルーしとこう


「良かった、でも、アリスも魔法使えるの?」


「使えますよ、簡単な灯り魔法ですけど。しかし、ちょっとびっくりしましたよ」


「何が?」


「普通は魔法を使うのに詠唱が必要なんですよ」


「そうなんだ」


「はい、例えばこんな感じに我に光の女神の加護を分け与えたまえ!ホーリー」


アリスが詠唱が終わるとアリスの手の平に光の球体が浮いていた


「うっ、まぶしい!」


「はっ!?すいません!すぐに消しますね」


「いいよ、気にしないで」


「でも、魔族であるリリムは苦手な光の魔法だから」


なるほど、魔族が光に弱いのはゲームと同じか気を付けないと


「大丈夫だよ、少しまぶしいぐらいだから」


「なら、上の方に上げときますね」


「うん、そうしてくれると有り難い」


しかし、外は暗いのに全然、暗さが感じられない。これも魔物の特性なのかな?

でも、初めて楽しい夜になりそうだ、色々と話を聞いて楽しい夜にしよう

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