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プロローグ
プロローグ
「ありがとうございます。」
ある日俺の家に荷物が届いた。
…なんだこれ。頼んだ覚えはない。
俺の目の中にはゲームがある。それはCMでも見たことのないものだった。
「起動してみるか。」
ボタンを押すと、ゲームが始まった。すると、
『スキルを選んでください』
スキル?わかんねぇ。ま、なんでもいいから、シャッフル。
『……スキル《覚醒》』
「覚醒?」
俺が声を上げると、
『…異世界に移動します』
「はぁっ⁈」
俺が目を覚ますとそこは広い高原が広がる。隣には一軒家もある。そこには
【欲しい人にあげます。】
と張り紙がある。とりあえず家に入ってみる。
「こんにちは〜」
…?誰の声だ。誰もいないのに。
あのゲームはなくなり、不思議な雰囲気が漂う。仕方ない。と思ってうろうろする。鏡を見るとなぜか19歳ぐらいの人が。
「…え。」
俺…なのか?…本当にゲームの世界に来てしまったようだ。