閑話 前夜集う美女達の下準備
時刻は凡そ午後8時頃。
宿屋に戻ったエルガルム達と堅実の踏破の一党は各々の部屋へと入り、就寝時間が訪れるまでの残りの時を自由に寛ぎ過ごしていた。
そんな彼等が居住まう部屋の内1室、特殊技能で身体を縮めたガイアは天井を仰ぎ、ぼけーっとしていた。
そんなガイアの耳にシャワーの温湯が噴射する音と、噴射された温湯が床に打ち付けられそのまま排水口へと流れる音が、浴室から静かに鳴り続ける。
前世で聞き慣れてた数多の水滴が滴る音はこの異世界に転生してから何時振りだろうか。
そんな心が落ち着く心地良い音を耳にしながら、ガイアはぼんやりと思う。
シャワーの音が鳴り止んだ。
その後にちゃぽんと水の音が鳴り、極楽を堪能する女性の吐息が浴室から漏れ出る。
そして時折に、水の音が幾度か静かに鳴る。
(…………お風呂入りたいなぁ)
ガイアは胸中に抱く温湯浴への欲求が、徐々に大きく為る。
此処の宿屋の浴室には大きめの洋式浴槽が設けられてはいるが、幾ら身体を縮めたガイアでも横幅的に入れるか如何か怪しいものだ。仮に大きさ的に入れたとしても、自身の重さで洋式浴槽を壊しかねない。
ダンジョン探索を終えたら何処か迷惑に為らない場所で大きな風呂でも造って、風呂に一杯の温湯にどっぷり浸かろう。
ガイアはそう暢気に考えるのだった。
そんな時、扉をノックする音が鳴る。
「御嬢様、ガイア様。宜しいですか?」
ライファだ。
ガイアはノックされた扉の向こう側に居る彼女を迎える為に向かい、扉を開けた。
扉を開けたガイアの視界に映ったライファは普段着る侍女服ではなく、上質な布地の寝間着を着ていた。
滅多に御目に掛かれないであろう彼女の貴重な別服の姿に、ガイアは少々目を見開いた。
「御嬢様は未だ御入浴中みたいですね」
ライファの言葉にガイアは頷き肯定する。
「では、部屋の中で待たせて頂きますね」
ライファはそう言い部屋の中へと入り、ガイアは開けた扉を閉め施錠をした。
待つ事僅か数分、浴槽から出る際に鳴る温湯の音が浴室から聞こえ、数歩ひたひたと床を鳴らす静かな足音が耳に入った。
そしてほんの少ししてから浴室の扉が開き、シャラナが出て来た。
浴衣地の部屋着姿の彼女の身体はほんのりと湯気が立ち上り、未だ湿り濡れている長い金髪からは仄かに良い匂いが漂う。
「あ、ライファ。待たせてしまいましたか?」
「いいえ、此方へは今し方来たばかりです」
ライファはシャラナを誘導し、椅子に座らせる。その後に頭髪用の魔法乾燥機と櫛を何処からも無く取り出し、シャラナの濡れた髪の毛を乾かしながら丁寧に梳かし出す。
その様子を、ガイアは横から眺める様に見る。
髪の毛長い人って乾かすのも梳かすのも大変そうだ。特に綺麗な髪質を保つ為の手入れが加わると更に手間が掛かってより大変だろう。
女優やモデルの人は毎日1日の限られた時間を削って、髪の毛に限らず肌などの美を保つ努力をしているんだろうなぁと、ガイアはそんな事を思うのだった。
髪の毛を乾かし終えたシャラナは、部屋に設けられている戸棚に入れた寝間着に着替える。その際、ガイアは少し慌てて後ろを向き、着替えるシャラナの姿を視界に入れないようにした。
「さ、行きましょうライファ。ベレトリクスさんが待っています」
「はい、御嬢様」
着替え終わったシャラナはライファと共に、ベレトリクスが居る部屋へ向かおうとする。
今夜はベレトリクスの部屋に、女性陣だけで集う約束がある。
言い換えれば女子会みたいなものだろう。
(行ってらっしゃーい)
ガイアは部屋を出て向かう2人に手を振り見送――――。
「ガイアも行くわよ」
(え?)
シャラナに振る手を握られ引っ張られる。
(え??)
引っ張られるガイアは無意識にシャラナの誘導で歩き出す。
(え???)
そしてそのままシャラナに部屋から連れ出され、ベレトリクスの部屋へと向かうのだった。
「お、来たわね」
部屋の扉を開きベレトリクスが現れ、シャラナとライファ、そしてガイアを招き入れる。
ベレトリクスの部屋には既にミリスティとミュフィが居た。
全員が寝間着姿。
特にベレトリクスの寝間着姿は煽情的で、彼女の魅惑的な身体をより強調させていた。
女子会にしてパジャマパーティー。そんな光景をガイアの視界全体に映る。
(………何で僕は此処に居るんだ……?)
明らかに自分は部外者ではと思っているガイアは、胸中に戸惑いを抱きながら呆然とする。
ガイアは人外とはいえ元は男の人間だ。男子禁制である女の花園に連れ込まれたガイアにとって、落ち着かない領域である。
何で関係無い自分を此処に連れて来たのか、シャラナにその理由を訊けば分かるだろう。しかし、ガイアは前世での男としての感覚が有る故か、無意識に異性に対し質問をする事を躊躇い、その場で立ち尽くすのだった。
「さてさて、明日はダンジョン探索。それも間違いなく長期間潜る事になるわ」
そしてベレトリクスの開口で夜の女子会が始まった。
「永~い間は湯に浸かれないし身体だって洗えない、そんなのが続けば続く程あたし達の肌は荒れて髪はゴワゴワに為って艶が無くなる。普段の毎日手入れが無駄に為っちゃう。そんなあんた達に――――」
まるでテレビショッピング番組みたいな事を言いながらベレトリクスは〈収納空間〉を発動し、別空間からこの場に居る彼女達が求める逸品を取り出す。
「この美容魔法液――――頭髪保護魔法液と美肌保湿魔法液! その美容効果は1ヶ月も持続するあたしの自信作よ!」
ベレトリクスが取り出した2種の美容商品に、他の女性陣は皆感嘆の声を上げ、目を輝かせた。
「しかも、これは何処にも売ってない未販売品!」
そして更に感嘆の声が上がる。
「お肌の方はヒアルン草を初め、アミカプ草、クアンプル海草、ハイドルン海草、ビルコアスの実、フォリンの樹皮、赤身の甲殻怪魚介種など多種の抽出液を贅沢配合! そして頭髪は高級オリーブ油に加え、ヒアルン草、グルステン草、玉蜀黍、ガラバディーナ仙人掌、他にも色々な抽出液を配合してるけど、そこに美欲の黄金女王蜂の黄金王乳を配合した贅沢にも程がある逸品よ!」
「黄金王乳! なんて贅沢…!」
ミリスティは黄金王乳までもが配合されている事に、驚愕と喜々の色を浮かべた。
「そうよぉ~。あたしが創り出した既存の美容魔法液を基に、更に美容成分を幾種も配合した高級美容魔法液よぉ~。そして更に、錬金魔法によって美容成分の効能増幅と効力持続を最大1ヶ月にまで伸ばす事に成功した最高傑作よぉ~」
ベレトリクスは得意げに言いながら無邪気な笑みを浮かべる。
(魔法の美容液に魔法の保護液か……。なんか僕が居た世界の物より凄そう……)
ガイアはベレトリクスの解説内容を聞き、前世に在る美容品と比較する。
(普通は毎日の手入れで美容を保つ物だけど、1度の使用で1ヶ月も手入れ要らずは画期的だなぁ)
もはや前世の世界の美容品など足元にも及ばないなと、ガイアは思う。
何せこの異世界には魔法という便利な技術が在るのだ。
ざっくりと言ってしまえば、魔法は大抵の事が容易に出来てしまうから。
「あ、そうだ。後これだ」
ベレトリクスは更に別空間から、新たな魔法薬類を取り出す。
「じゃん! 胸の大きさに悩む女性達の救世主、豊胸魔法膠嚢! 因みにこれも未販売品」
膠嚢が詰まった瓶を目にしたベレトリクス以外の女性陣は、目の輝きが更に増した。
「さっき言った美欲の黄金女王蜂の黄金王乳を主体に、大豆、ボフロン草などのバストアップ効果成分が有る抽出液を配合に加え、これも錬金魔法で効能増幅してるわ」
「ベレトリクス様! それは1日何錠飲み続けてどれ程の期間でどれ位大きく為りますか!?」
ミリスティはビシッと手を上げ質問する。そんな彼女の期待感溢れる言葉の中に、必死感が覗き出ていた。
「これは1日1錠、寝る前に飲むのが一番効果的よ。個人差はあるけど、用量守って飲み続ければ大体1ヶ月後に効果が顕れるわ。まぁ明日はダンジョンに潜っちゃうから出来ないから、1人に1瓶2ヶ月分を特別贈呈よ」
ベレトリクスから豊胸魔法膠嚢を頂いた女性陣は其々、純粋な喜々の色を輝かせた。
まるで其処等の宝石よりも希少な宝石を手にした様な、そんな心境なのだろう。
「それじゃあ先ずは、頭髪保護魔法液から行くわよ」
そして女性陣が御待ちかねの、ベレトリクスの御手入れ講座が始まった。
「今回使う頭髪保護魔法液は濯ぐ必要の無いタイプよ。先ず初めに適量を手に取って延ばして、それから上から下へと撫でる様に髪の毛全体を馴染ませる」
(……なんか髪に関する美容品コマーシャルでも観てるみたい)
他の女性陣と共にベレトリクスの頭髪保護魔法液の使用姿を観るガイアは、そう懐かしく思う。
ベレトリクスの年齢は全く不明だが、非常に美人な上に魅惑的な曲線美体型、胸もかなり大きい。それに加え、妖艶さが有る。前世の世界なら女優、グラビア、モデル等、そう言った業界運営者達が真っ先にスカウトされるだろう。
そんな事を思いながら観ていた時、ベレトリクスの髪の毛に起こった現象をガイアは視界に映す。
保護魔法液を馴染ませた所から淡い光の波紋が生じ、波紋が広がった後の髪は艶やかでしっとりとした髪質へと変化し出した。
「頭髪の根本まではしなくて良いからね。毛先の方を重点的に馴染ませるのよ」
馴染ませれば馴染ませる程、淡い光の波紋が髪全体に広がる。
その光はまるで、髪の毛に溶け込んでいるようだ。
いや、あれは魔法薬の一種だ。本当に溶け込んでいるのかもしれない。
「これで髪の手入れ完了。ほら、触って御覧」
そう言われた女性陣はベレトリクスに近寄り、普段よりも艶やかさが増した美髪に触れる。
「ええっ、何これぇ! すっごいサラサラー! 手櫛でもスルスル簡単に通るぅ!」
ミリスティは手入れされた美髪の手触りに感動の声を上げる。
「濡れてないのに、瑞々しい感触」
ミュフィも美髪の上質感に感動し、思わず言葉を漏らす。
「毛先もしっかり纏まってる…。凄い効果…」
「はい。それに保護魔法液を浸けた筈なのに、僅かなべた付きすら無いこの感触は実に驚きです」
シャラナもライファも、その頭髪保護魔法液の効果に驚嘆する。
(………気になる)
いったいどれ程のものなのか流石に気になるガイアも、ベレトリクスの元へ近寄り、彼女の美髪に触れてみた。
(わっ! 何だこれ、凄い触り心地が良い!)
手入れされた美髪に触れたガイアは、その上質な手触りの良さに驚き思わず目を見開く。
(洗い流さないタイプの保護液だけど全くベタ付きが無いし、しかも僅かな光で髪の艶めきがはっきり視認出来る。これが何も手入れ無しで1ヶ月も保つって凄過ぎるでしょ……!)
これはもう前世の世界から見れば、美容品として逸脱した物だ。
前世の世界では決して創り出せない、そんな代物を創り出す事を可能にするのが魔法。
流石は魔法が存在する世界だ。ガイアは改めて魔法技術というものの凄さを認識した。
「さ、今度はあんた達の番よ。言った通りに遣って御覧」
そしてベレトリクス以外の女性陣は一斉に特別性の頭髪保護魔法液を手に取り、言われた遣り方の通りに頭髪に馴染ませていく。
ショートヘアであるミュフィとライファは短い時間で手入れが終わるが、長髪であるシャラナとミリスティは多少時間が掛かっていた。
「御嬢様、御手伝い致します」
「ありがとう、ライファ」
ライファはシャラナの元へと寄り添い、髪の手入れを手伝う。
「んじゃ、あたしも手伝って上げる」
「ありがとうございますぅ、ベレトリクス様ぁ」
ベレトリクスもミリスティの元へと寄り添い、ライファと同様に手入れを手伝った。
髪の手入れが終え、其々自身の美しく良質と為った髪に幾度も触れ堪能していた。
頭髪保護魔法液を使用せずとも彼女達の髪は充分に美しいが、更に美しさに磨きが掛かり、異性を引き付ける魅力が際立っているのが目ではっきりと理解出来る。
「これで暫く1ヶ月間は、劣悪な環境下でも髪が荒れる事もパサつく事も無いわよ」
「劣悪な環境から保護もしてくれるんですか!? ベレトリクス様ぁ、これって何時販売する予定なんですかぁ? これ凄く欲しい~」
ミリスティは手に取っている未販売品の欲しさに、販売予定時期は何時頃なのかベレトリクスに訊ねる。
「販売は未だ先かな~。必要素材の調達に目処が立てば出来るんだけど、採取が困難な素材も幾つか在るからねぇ。特に黄金王乳の採取は命の危険を伴うから、月毎に作れても数は従来の物よりかなり仕入れが少ないだろうし、その場合は1人に1つの制限販売になっちゃうわね」
「ああ~」
ベレトリクスの言葉に他の女性陣全員が納得の色を浮かべた。
(王乳の採取……あ、そっか。そりゃあ蜂が居るから大変だろうなぁ。………この世界の蜂って事だし、デカい上に凶暴なんだろうなぁ……)
王乳以前に蜂蜜を採取する際には、必ず怪昆虫種である蜂の巣に侵入しなければならない。侵入だけなら良いが、当然其処には女王と巣を護る兵隊蜂が多数居る。兵隊蜂に数の暴力で襲われれば助かる可能性は非常に低い。
仮に逃げ出せても兵隊蜂は非常にしつこく、巣を中心とした縄張りの領域に居る限り追い続け殺しに掛かるのだ。
それについては知らないガイアでも、前世での知識感覚と予想を交えて納得をした。
「ま、それはさて置き。次はお肌の手入れよぉ」
そして今度は美肌保湿魔法液によるお肌の手入れに――――
「さ、脱いだ脱いだ」
(…………え?)
ガイアはベレトリクスが口にした言葉にポカンとする。
そんなガイアなど気にせず、女性陣全員は着ている寝間着を脱ぎ始め出す。
(……え? えっ!? ちょっ、うわわわわっ?!)
彼女達の下着姿を視界に映った直後、ガイアは慌てて背を向ける。
(うわぁ~見ちゃったぁ……。僅かだけど見てしもうたぁ~)
ガイアは内心で、顔を真っ赤に染めるのだった。
僅かだけではあったが、その僅かに映った彼女達の見目麗しい下着姿をはっきりと憶えてしまい、それが脳裏に色濃く浮かんでしまうのだった。
(良かった……僕、人じゃなくて……)
この現状で唯一救いなのは、今の自分には情欲というものが無い事だ。
もし今も人間だったら、耐え難い欲情が沸き起こる所だったかもしれない。
しかし、情欲が無くなっても前世は人間の男だった故、ガイアにとっての美しい異性の下着姿は恥ずかしくて目を逸らしてしまうのだった。
「わぁ、凄ーい! 塗ったら直ぐに浸み込む! しかもサラサラだぁ」
「凄いでしょ~。塗った後サラサラだから、そのまま服着ても違和感無いわよぉ」
「本当に凄いです。塗った所から艶も張りも見違える程に良くなってます」
「そうよぉ、これも塗った所から直ぐに効果が出る様に改良した美容魔法液よ。しかも、その美肌と保湿の効果作用は従来の美肌魔法液と保湿魔法液よりも強力だから、肌荒れも乾燥肌も即座に改善出来る上に、お肌の手入れ無しでも1ヶ月持続する優れものよぉ」
背を向けた直ぐ其処から女性の嬉し楽し気な声が、ガイアの無い耳に入って来る。
「御嬢様、お背中の方は私が塗って差し上げます」
「ありがとうライファ。終わったら次は私がして上げますね」
「ありがとう御座います、御嬢様」
「ミュフィ~、背中御願ーい」
「分かった。終わったら私の遣って」
「ならあたしが塗って上げるわ。後であたしの背中御願い」
「はーい」
そして肌に美容液を浸けて撫で延ばす音も聞こえて来る。
(………如何しよう…流石にこれは落ち着かない……)
世の変態という名の紳士達なら、心の赴くまま彼女達の魅惑な裸体を覗き観るだろう。だが、良心が強いガイアにとっては却ってこの場から視界に入らない所へ逃げ出したい状況である。
(………先に戻ってよ)
この現状下で生じた気持ちに耐え切れず、ガイアはこっそり部屋から出ようとした。
「あ、こらガイア。勝手に1人で外に出ないの」
(うっ! 見付かっ――――)
しかし、それがシャラナの目に入ってしまい、あっさり捉まる。
(ノォオオオオオオオオオオッ!!)
後ろを振り向いたガイアは、視界に映ったシャラナの裸体に驚愕し目を見開く。
「今日はもう遅いからお外には出掛けませんよ」
(違ぁうそうじゃなーい!! ていうかそれより前隠して、前!!)
如何やらガイアが1人で勝手に外に出歩きに行くと、シャラナは勘違いしているらしい。
そんな彼女に対しガイアは頭をブンブンと幾度も振り否定の意を示すが、シャラナの勘違いとガイアの意思は傍か見れば嚙み合っているが、実際の所は微妙に噛み合っていなかった。
「あらあら、駄目ですよガイア様。1人で勝手に出掛けられては」
(違うんですぅ!! ただ部屋に戻ろうとしただけなんですー!!)
シャラナに続きライファにも捉まり、ガイアは頭を振り違うと必死に示す。
「ほら、此方に御出で」
「さ、此方へ」
(イヤァアアアアアアアアア!! 勘弁してぇぇぇー!!)
ガイアはシャラナとライファに腕を引っ張られ連行される。
腕力的にシャラナとライファでは力尽くで引っ張る事は無理だが、彼女2人に引っ張られるガイアは何故か無意識に脚が動いてしまうのだった。
(御願いだから、御願いだからせめて前は隠して下さーい!!)
そんな短く濃厚な美女達との夜の一時を、ガイアは恥ずかしい思い一杯で過ごすのだった。




