招かれざる暗殺者22-3
明けるまで未だ時間は在る闇夜の中、篝火の明かりが地下原生林のほんの一部の辺りを照らし続ける。
そんな篝火の近くで――――現在はミリスティが暖を取り、夜間の見張りをする。
夜間での見張りは堅実の踏破一党が担当し、決められた時間毎の交代制で行う事に成っている。
焚かれている魔物避けの御香は夜明けまで持続し、周囲には不可視化に魔力隠蔽が施された魔力の糸が張り巡らされ、更に不可視化を施した鳴子を多数付けている。
上層部の魔物なら、魔物避けの御香だけで充分遠ざけられる。万が一それが効かなかった場合でも、通常の視認も魔力感知も出来ない魔力糸の警戒網に引っ掛かれば鳴子が鳴り知らせてくれる。
わざわざ夜間の見張りをする必要は無いのではと、大半以上の者がそう口にするだろう。
しかし、此処はダンジョンという名の危険な無法地帯だ。
敵は魔物だけに限らず、悪意と強欲を有するその存在が見えぬ所で狡猾に邪魔をし、直接間接問わず殺害した冒険者の武具や魔道具などの所持品を奪う事例が在る。
魔物避けの御香や鳴子はあくまで保険。それ等を擦り抜け、若しくは破壊する魔物以外の輩から身を護る為に、夜間の見張りは必要である。
パチリ、パチリと鳴る篝火は僅かに揺らめく。
ミリスティは周囲を見張りつつ、火を絶やさぬよう拾い集めた木の枝を時折入れる。
とても静かだ。
森全体が静寂に満ちているが故、篝火の燃える静かな音が少しばかり大きく聞こえる。
(……こうして見ると、まんま岩みたい)
ちらりと視界に映った縮んだ状態の神獣の寝ている姿に、ミリスティは胸中で呟く。
魔力や気配が感じ取れなければ、今のガイアを完全に岩という無機物だと間違えてしまうだろう。
しかし、小さいながらも立派な樹木と幾種もの鉱石と原石が宿っているので、明らかに不自然に見えてしまう。
あれは流石に目立つ。
少しでも視界に映れば、誰もが動きを止め凝視してしまうだろう。
何か不自然な岩が在る、と。
だが、何故か不思議な程に自然という風景に溶け込んでいる。
良く観察しなければ、それを自然物だと認識してしまいそうになる程に。
そんなガイアの隣で静かに寝ている擬態宝箱も、何処から如何見ても金縁が施された普通の宝箱にしか見えなかった。擬態宝箱だと知らなければ怖くも何ともないが、知っているが故に寝息も無く微動だにしないのがとても不気味である。
(!)
そんな事を思っていたその時、ミリスティの感知特殊技能に何かが引っ掛かった。
ミリスティは意識を集中させ、感知した気配を識別し、その存在の動きを探る。
(数は7つ、真っ直ぐ此方に向かってる。……7つとも全て人の気配)
人となれば冒険者である可能性が高い。
だが、ミリスティはある違和感を感じた。
7人の内4人の気配が虚ろいでおり、今迄の感知経験則から意識が眠っている状態だと判断出来た。
――――何故、眠った状態の4人が他3人と共に動いているのか。
起きている3人が4人を抱えて移動していると予想は付くが、視界が余り通らない暗闇の中を進まなければならない理由が現時点では見当が付かない。
この領域には夜行性の魔物も生息している。それなのに、そんな森の中を今動き回るのは危険なのに、何故―――。
(何かに追われて止むを得ず移動してる? にしてもゆっくり……。何か遮蔽物に隠れながらもしてない…)
7人の気配は真っ直ぐ、徐々に此方へと向かっていた。
特殊技能で聴力を強化し、気配が在る方向へ耳を欹てる。
(………足音が全く無い。野伏? それとも盗賊?)
何か話している様が内容までは聞こえない。しかし、強化した聴力ですら足音が拾えない事に、ミリスティの警戒心は強く為る。
足音を立てずに移動する技術が有る冒険者の場合、挙げられる候補は野伏と盗賊の何方かだ。
だが何方の職業にせよ、足音を全く立てずの移動が技術によるものの場合、その者が隠密に関する高い技術を有している事を示す。
真っ直ぐな進行方向は偶然なものなのか、それとも此処を定めての進行なのか。
向かって来ている視界に映らぬ遠方の存在が、敵か味方なのかも判断が付かない。
ミリスティは敵の可能性を想定し、足音を立てずに速足で天幕へと向かう。
男性陣の天幕へとミリスティは静かに入った直後、中で就寝していたダムクとヴォルベス、そしてエルガルムが反射的に身体を起こし目を覚ました。
「異常事態か?」
ダムクは声量を落としつつ、現状確認を問う。
「人の気配が7つ、此処に真っ直ぐ向かってる」
問いに対しミリスティは頷き肯定した後、人の数とそれ等が此処へ向かって進んでいる事を報告する。
「気配から何か違和感はあったか?」
ダムクは続けて問う。
「7人の内4人の意識が眠った状態で動いてる」
それを聴いた3人は、訝しな色を僅かに浮かべた。
「その意識が眠っている奴は、他の3人に担ぎ背負われているといった所か」
「だが、わざわざこの暗闇の時間帯に地下原生林を移動するのは妙だ。ましてや動けぬ者が居るなら、安全を確保して夜を明かすべきだ。危険を冒してまで担ぎ背負って移動している理由は何だ?」
ヴォルベスは此方へと向かって来ている遠方の存在に対し怪しむ。
「とはいえ、恐らく此処に向かって来るのは篝火の明かりが見えたからだろうな。助けを求めてなら良いんだが」
ダムクは口にした言葉とは裏腹に、ヴォルベスと同様に遠方から此処へ向かって来る存在を怪しむ。
「何れにしろ、その者達の正体をはっきりさせねばな」
そうエルガルムが冷静に口にし、他の3人は一度頷く。
「ミリスティ、ベレトリクス様達を起こしてくれ。今の内に迎撃準備をして外で隠れる。見張り役は俺が代わって囮になる」
「解った」
「偵察するならばライファに任せると良い。今の時間帯なら彼女の隠密特殊技能が普段以上に発揮する」
ダムクとエルガルムからすべき事を聴いたミリスティは天幕からスッと退出し、女性陣の天幕へと向かう。
ミリスティが天幕内に入った瞬間にミュフィとライファは起き、3人は就寝しているベレトリクスとシャラナを静かに起こす。
ミリスティは此処へ向かって来る存在の数と感じた気配の違和感、それに対する万が一の為の迎撃準備と外に出て隠れるダムクからの指示と、ライファに偵察をして貰うエルガルムからの指示を手早く伝える。
その後直ぐに全員天幕から静かに出て、其々行動に移す。
ライファは特殊技能〈潜影移動〉を行使し、暗闇が続く森の影の中へと沈むが如く潜伏して近付いて来る存在が居る方向へと迅速に向かう。
偵察に行って貰っている間に此方も身を隠す為、ダムクは大収納小袋から深い頭巾付きで裾が長い外套――――自在迷彩の長外套を取り出し、それをシャラナに渡してミリスティと一緒に居るようにと指示をする。
ヴォルベス、ミリスティ、ミュフィも各自の自在迷彩の長外套を取り出し羽織る。
エルガルムとベレトリクスは魔力量に余裕がある為、魔法で隠れるとの事。
シャラナは眠っているガイアをペチペチと軽く叩き、囁く様に声を掛けて起こす。
目を覚ましたガイアは、口元で人差し指を立てたシャラナに「静かに」と言われ、言う通りに極力音を立てない様に身体を起こし、皆の下へと向かう。
起きたばかりのガイアは状況を理解していないが、何かしらの緊急事態である事は掴めていた。
そしてシャラナから状況を聴かされ、ガイアは此処へ向かって来る複数の何者かに対する警戒心を抱き、特殊技能〈魔力感知〉でその存在とその位置を確認した。
「御待たせしました」
「速っ」
そんな時、シャラナの影からライファが現れる。
偵察に行ってから未だ1分も経っていないのに、その仕事の速さにはダムクはちょっと驚く。
突然ライファが影の中から出て来るのに未だ慣れていないガイアも、同様に吃驚するのだった。
「此処へ来る者達の様子は如何じゃった?」
エルガルムはライファに問う。
「意識が眠っている4人は手脚を縄で縛られ、その4人を其々3人が担いでおりました。恐らくは担がれている4人は気絶させられたかと」
4人を縛り、それを担いで移動。
その情報から残りの3人は〝黒〟だと認識する。
「敵と拘束されてる奴全員の特徴と装備品の詳細を教えてくれ」
今度はダムクがライファに問い掛ける。
「はい。拘束されている4人はやや細身で長身の狐人族と小柄な兎人族の男性、人間の成人女性より少し高めの虎人族と御嬢様とほぼ同じ身長の羊人族の女性、首には金の冒険者証、武具は全て剥ぎ取られた状態です」
「リーダー、その4人は日暮れ前、私が偵察で確認した他の冒険者」
「なるほど、敵確定だな」
ミュフィの補足情報を聴き、ダムクはそう断定する。
「次に問題の3人について、先ず内の2人ですが背丈は一方が成人男性より高くもう一方は低く、全身黒尽くめの衣服の上から胸、肩、前腕に黒革鎧、目を除く顔全体を黒布で覆い隠しております。武器は大型の短剣が2本、投矢を目視で最低5本と小袋1つを所持。身形からして2人は盗賊系職業の者、歩き方から観て手練れの暗殺者の可能性が高いと推測します。故に麻痺や毒などの薬物を所持していると見て宜しいかと」
「残りの1人は別系統の職業持ちか」
ダムクの言葉にライファは頷き肯定する。
「はい。最後の1人も全身黒尽くめの衣服ですが、他の2人と違い大柄の軀体です。防具は他2人と似た物ですが刃物や鈍器といった武器は無く、両手に籠手を装備しております」
「なるほど、其奴の籠手は武器――――拳固籠手。恐らく有する職業は格闘士の可能性が在るな」
ライファの情報から、ヴォルベスは残り1人の有する武器と職業をほぼ確信といって良い予想を口にする。
「その情報を整理すると、暗殺者2人と格闘士が1人の3人構成、暗殺者の方は斥候と奇襲役で、格闘士はその奇襲に続く追撃役。そんで戦闘と為った場合は格闘士が主力、そして暗殺者は其奴の補助役といった所か」
ダムクの敵3人の役割予想に対し、全員はその予想は間違いないだろうと一度頷く。
「何故4人の冒険者を生かしているのでしょう?」
シャラナは疑問を口にする。
所持品を奪い取るのが目的なら、殺して終いにした方が楽だ。それなのにわざわざ拘束して捕虜にするなど、敵側にとっては利点が在る様に思えなかった。
さっさと殺し、所持品全て奪ってとっとと逃げてしまえば良い。
捕虜は邪魔になるだけだ。
「別の冒険者との戦闘で、不利に成った際の人質」
そんなシャラナの疑問に、ミュフィが答える。
「相手が自身より強者でも、人質の命を盾にすれば不利な戦闘から交渉に持ち込める。人質の安全と解放を条件に、所持品とかを要求する。例え人質が赤の他人だとしても、無視出来ない」
「悪人が良く遣る常套手段ね」
ベレトリクスは呆れた様に口にする。
「では、捕まっている冒険者の方々は如何やって助けますか?」
「その役はミュフィに遣って貰う」
ダムクはシャラナの問いに対し、ミュフィを救出役に指名し答えた。
捕虜には最低でも1人見張り役が付く筈だ。救出の成功条件は見張り役を倒してからか、見付からず、気取られずに救出しなければならない。
ほんの僅かな猶予内で救出する事が出来なければ、捕虜が人質として盾にされてしまう。最悪の場合、見せしめに捕虜を殺されてしまうだろう。
勝負は一瞬で決めなければならない。
「ミュフィ、今回は無力化だ。ちょいと面倒だが出来るな?」
「―――問題無い」
表情は変わらず冷静、声音も物静かな儘だが、彼女の獲物を見据えるかの様な鋭い瞳から自信が窺えた。
「私も同行致します。万が一の際に捕虜の護衛と救出、敵の拘束、その何方かを分担として担う事が出来ます。それに現在は暗闇の時間帯、地の利は私に有ります故」
「そうだな。なら念には念を入れてミュフィと一緒に御願いします、ライファさん」
「はい。敵の動向や目的などの情報は、私が影の中から御伝え致します」
「ライファ、気を付けて」
「御任せ下さい、御嬢様」
シャラナから気配りの言葉にライファは返答した後、ミュフィと共に敵と捕虜が居る方へと迅速に向かい、音も無く、2人は溶け込むが如く暗闇の中へと消えて行った。
「良し、直ぐばらけて隠れるぞ。俺は囮で此処に残る」
「うむ、じゃがその前に儂とベレトリクスでちと偽物を仕込んで置く。相手は暗殺者の可能性が在るからのう」
「其方は先に隠れてて。仕込みは直ぐ終わるから大丈夫よ」
エルガルムとベレトリクスはそう言い、一度天幕へと戻ろうとする。
「先生、その前にガイアの気配を」
「おっとそうじゃった。ガイアは岩に擬態出来るが気配を消せんじゃったな」
シャラナにそう言われたエルガルムは、仕込みをする前にガイアに魔法を施す。
「〈上位生命隠蔽〉〈上位魔力隠蔽〉」
エルガルムの魔法により、ガイアは強大な生命と魔力の気配を遮断された。
「良し、これならそうそう感知されない筈じゃ」
そしてエルガルムはガイアの頭にポンと手を置く。
「彼なら多少の猛者に殺られる事は無いが、万が一の時は助けて遣ってくれ」
(勿論!)
エルガルムにそう言われたガイアは頷き、了承の意を示す。
ダムクを除く全員は其々離れた場所で待機し、全身を自在迷彩の長外套で覆い隠し潜む。
彼等が羽織った自在迷彩の長外套は絶隠の迷彩蜥蜴と呼ばれる魔獣の特殊な皮から作られた一級品の魔道具であり、全身に覆うと周囲の風景に溶け込み身を隠す事が出来る迷彩外套である。更には自身の影すら消すが如く隠し、魔力や生命の気配を完全遮断する魔獣が持つ特性が宿っている。
完全な隠蔽魔法を修得していないシャラナでも、これさえ有れば完全に姿も気配も隠す事が出来る。
天幕に仕込みを終えたエルガルムとベレトリクスは、上位級の隠蔽魔法〈不可知化〉を自身に施し、視覚や聴覚といった五感や特殊技能によるあらゆる感知から認識されなくする。
身体を元の大きさに戻したガイアは就寝していた場所に鎮座し、岩という自然物に擬態する――――が、背に宿っている樹木や幾種もの鉱石原石が在るので如何しても目立つ。
そして擬態宝箱は――――ある場所に置いて待機させている。
ダムクは篝火に木の枝を焼べ、1人で夜間の見張りしながら待つ。
「―――ダムク様」
背後からライファの密やかな声が耳に入る。
「来たか。奴等の行動は?」
ダムクも密やかな声量で、振り向かむまま自分の影に潜むライファに問う。
「大柄の者は離れた場所で捕虜の見張り、残りの2人は此方に向かっております」
「やっぱりその2人は盗賊系か。捕虜の見張り役が1人なのは運が良い方だな」
「今はミュフィ様が大柄の者と捕虜の監視を任せております。此方へ接近している2人の動向は引き続き監視し、変化がありましたら直ぐに影の中から報告致します」
「解った。もう暫くその2人の監視を御願いします」
「はい。ではまた、後程に」
ライファはダムクの影から別の影へと特殊技能で転移し、此処へ近付いている2人の動向を探りに戻る。
そして20秒程経過した時、再び背後から密やかな声が掛けられた。
「ダムク様、糸の警戒網前まで接近した例の2人が二手に別れました」
「張った糸の前で別れたのか?」
ライファからの報告に、ダムクは顔をほんの僅かに強張らせた。
ミュフィが周囲に張り巡らした魔力の糸は、不可視化と魔力気配の隠蔽魔法を施してある。更に多数付けた鳴子も不可視化を施されている為、通常の視覚では発見出来ない上に並の魔力感知でも感知する事は出来ない筈だ。
それを目の前で二手に別れたという情報から、ダムクは不可知の警戒網を視認か感知している可能性を予想し、それについて尋ねる。
「張った警戒網に気付いたって事は、上位の感知特殊技能持ちか?」
「いえ、警戒網に近付く途中で2人は大型眼鏡を掛けました。恐らくは不可視を看破する魔道具かと」
「なるほど。逆に言えば、不可視看破の特殊技能は無いという事か」
その情報にダムクは内心意外だと思った。
魔導師では無い者は〈魔力感知〉の特殊技能を有していないので、隠蔽された魔力気配を感知する事は出来なくて当然だ。敵は盗賊なのだから。
しかし、暗殺者以前に盗賊系の職業を修めているなら、少なくとも視認阻害に対する看破特殊技能は持っている筈である。
「現在、互いに離れてから警戒網の外の樹を迅速に登っております。音も立てずあの速さ、奇襲も戦闘共に優れた手練れの暗殺者と断定出来ます」
敵2人は奇襲と戦闘に特化した暗殺者――――感知や看破の特殊技能を殆ど捨てる代わりに隠密の特殊技能と強力な一撃と高速な連撃の武技を中心に修めた奴等だ。
それを聴いたダムクは納得した。
何せその敵2人を直に観察したライファは、暗殺者の職業を修めている。敵2人を手練れの暗殺者と断定する彼女の言葉には専門的な説得力が在る。
「隙間の在る高所から潜入して奇襲を仕掛けるって所か」
侵入して来る場所は判明した。後は敵が奇襲する遣り方が解れば対処し易く為る。
「ライファさん、其奴等の現在の位置を教えてくれ」
「共にダムク様の視界に入らない背後、1人はやや右寄り、もう一人は少し左寄りの天幕が在る方角です」
「其奴等は今、何処に視線を向けてる?」
「前者はダムク様を、後者は天幕の方です」
「ほう。一瞬で暗殺する気満々ってか」
「御気を付けを。2人の気配が感知し難い事から、間違い無く〈気配隠蔽〉の特殊技能を有しています」
「解った。敵2人の位置、其々の暗殺対象、不可視看破の魔道具と特殊技能〈気配隠蔽〉の情報を他の皆に伝えてくれ」
「畏まりました」
「良し。それじゃあ彼方の方は直ぐに取っ捕まえちゃって下さい」
「はい。御任せ下さい」
ライファは〈潜影転移〉で周囲に隠れる仲間の影に転移し、影の中から必要な情報を手短に伝えた後ミュフィの下へと転移し戻る。
そしてダムクはそのままその場で動かず、大剣も盾も手に持たずに敵の奇襲を待ち構え続けるのだった。
(さぁ―――殺れるもんなら殺ってみろ!)




