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忍者と狐to悪魔と竜  作者: 風人雷人
第一部 忍者見習いが目指すは忍者か?魔法使いか?
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?・忍術、魔法、マナについて

この世界には大きく分けて二種類の魔法が存在する。

ひとつは自然界の精霊から力を借りた『精霊系魔法』。

もうひとつがこの世界の神、二人の女神から力を借りた『信仰系魔法』。

ロインとノイドが使う忍術は精霊系に属した魔法。

精霊系魔法を更に分けると5つの属性魔法が存在する。

火、水、風、地、氷の5つ。

ただ忍術だと6つになる。

火遁、水遁、風遁、土遁、氷遁、雷遁の6つ。

しかしこれは魔法に雷が無いと言うわけではなく幻魔族から見れば雷は風属性に入る為である。

精霊系魔法を使う際に注意しなければならないのは精霊系魔法は決まった魔法が存在しない。

例えばファイアーアロー(炎の矢)が精霊魔法の基本として存在するが全てが同じではない、それは同じ名でありながら使い手によって威力や効果を変えることが出来るからだ。

例えば対象物に当たった時、大きく燃えて炎上するファイアーアローがあれば逆に火など出さず刺さった内部から高熱で焼きそこを炭化させるようなファイアーアローも存在する。

あるいは十数本の矢を一度に作り出すものもいる。

もっとも威力、範囲、速さ、効果など色々と手を加えた魔法は例え基本魔法のファイアーアローでも

相当のマナを消費するため魔力の低い人間族だと軽軽しく使うことができないのだが。

そして精霊魔法にはもう1つ、『精霊召喚魔法』が存在する。

その威力、性能は圧倒的な差があり通常の精霊魔法はあくまで『精霊の力の一端』に過ぎないが精霊召喚は精霊自身が使う力、力の根源そのもの。

他のメリットとしては精霊召喚中も別の魔法も使えること。

精霊が使っている力は精霊自身のマナを使っているようなものなので召喚によるマナ消費は召喚時のみだ。

ただデメリットもある。

精霊召喚魔法自体使える者はごく一部の幻魔族と一部の妖精族だけであり記録では過去人間族で精霊召喚を行った者は1人もいなかった。

また使う事が出来たとしても強力すぎるがゆえにマナの消費は多く召喚後、マナを多く失いメリットである魔法の使用が出来ない者もいる。


もう1つは信仰系魔法、これは光属性と呼ばれる神聖と闇属性と呼ばれる深淵の2つ。

精霊系はそのほとんどが攻撃魔法だが信仰系は攻撃だけでなく治癒や能力強化など汎用性の高い魔法が存在する。

そう言う意味では精霊系に属すると言われる忍術は攻撃以外がある、強化とは違うもののこの世界では少々異質と言えるかもしれない。

またマナと魔法の才能があれば誰でも使える精霊系魔法と違いこちらは別名『契約魔法』とも呼ばれ

使う為には前もって神聖か深淵のどちらかを契約する必要がある。

幻魔族の場合は親から子へ、子から孫へとまるで血のように代々伝わるのだが人間族の場合は国に使える魔法使い『魔法師』と呼ばれる者や、やはり国に仕える特殊な者にしか契約が許されていない。

傭兵や冒険者のような一般人には信仰系魔法は使える者は非常に少ない。

もっともネタをバラせば国は契約の許可を許していないのではなく魔方陣そのものを国家機密にしている。

契約の際に必要な魔方陣が一般的に知らされない為に一般人には契約できないでいた。

他にもかつて魔法師だった者が第三者に『契約させて』と言われても情けない話だが魔法師本人達も一度だけ見た魔方陣をそうそう覚えられないほど複雑な為出来ない状態だった。

僅かながら1度見ただけで魔方陣を記憶した者もいるが魔方陣を複製する事も教えることも出来ず

運よく一般人にも信仰系魔法を習得出来た者もいるにはいたが極稀だ。

デメリットはまだあり神聖と深淵、どちらか一方だけしか契約できず2種を契約する事は不可能。

また通常1度契約に成功すればその後はその者の成長と能力で勝手に記憶に刷り込まれ使える魔法の数は増えるのだが才能、あるいは相性のせいか増える増えないは個人差があり結局どれだけの魔法が存在するのか今も分かってはいない。

なお信仰系は精霊系と違い固定に存在する魔法なので魔法効果に緩急をつける事は出来ないので、使用者に応じて威力、範囲などの性能やマナの消費等が変わる事がない。


最後にマナだが実は2種類存在している。

1つは当然魔法使用者がもつマナだがもう1つは世界にまるで空気のような形でマナが存在しそれは精霊そのものとも言われている。

その理由としてこの世界には何故か一部マナが枯渇した場所がありそこでは信仰系魔法は使えるのだが精霊系魔法は一切使えない為である。

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