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プロローグ

4月3日4時8分のできごと。

いままでこつこつと書き溜めてきた文章。

ほんとにがんばった。おそらく80ページは余裕で書いた文章。

コピペしようとしたら、誤って貼り付けをし全ロスト。

落ち着けと自分に言い聞かせ、ライブラリに直行したが保存していなかった。

引退していいですか?豆腐メンタルなんです・・・

はっきり言って、俺は今の両親が嫌いだ。

嫌い・・・いや、大嫌いだど言っても過言ではないと思う。

顔を見るだけでも吐き気がし、一緒にいるだけで気分が悪くなり、話しかけられるだけで気を失いそうになる。

なんでこんなにも嫌っているのかというと、まぁ色々あるのだけれど一番の理由はとにかく容姿がひどいということだ。

どのくらいひどいかというとそれはもう、天地がひっくりかえるのではないかというくらいひどい。



それなのに、あいつら――いや、両親は自分たちのことを容姿がとんでもなくいいというからもっとたちが悪い。

小さいときの俺はもしかして自分がおかしいのではないか?と何度も思った。




そして俺は19歳になってどれほど親の言動がおかしかったのか、いやこっちの世界では正しかったのかが理解できた。




そもそも俺は現代、日本で奇病にかかり若いときに死んでこの世界。アベコーべに転生したわけだが、幸運か不運かまぁどっちでもいいのだが記憶を持ったまま転生した。

生まれたころの記憶はすでになく、推測だけでものを言えば俺は両親の顔を見て吐いたりしたんだろうなとおもうとともに、あの母親のミルクをホントに飲めていたのだろうかと思う。

でもこうやって19歳まで生きながらえているということは、そういうことなんだろうと・・・そういうことなんだろうと思う。



はっきり言おうこれを思うだけで何回も死にたくなった。



さて、ここからがなぜ俺が19年親の言葉が本当なのか嘘なのか分からなかったのかの理由となるのだが、その理由は2つある。


1つ目は、まぁ日本ではないから。日本とは勝手が違い、誰でもどんなに容姿が悪くても、そもそも悪いという表現がないのか。


そして2つ目、19年両親と住んでた家はとんでもなく秘境であり情報が親そのものであったからだ。

簡単に言えば、俺が住んでた家以外に近くにほかの人が住んでいる家がなかったということだ。





この不便な情報網のなか、俺は本当に頭がおかしくなりそうになった。

親は毎回のように自分たちはこんなにも容姿がいいのになぜこんなにもびっくりするような普通の子が生まれてきてしまったのか、まぁ不細工が生まれてこなくてよかったし、僕たちほど容姿が優れていたらそれはもう神様に恵まれすぎてるよ。とかなんとか言っていたが・・・




ん?鏡って知ってる?





喉までその言葉が何回もでたことか。

だけど、俺は思う。イケメンにも不細工にも生まれてこなくて本当によかったと・・・

これは両親の情報なのだが、どうやらこの世界にあたる不細工はとんでもなく迫害されているようだった。

迫害されている・・・そこしか覚えていない。



なぜか?あんなのとしゃべっていたらまた奇病にかかるんじゃないかと思って、あんまりしゃべらないようにしているし、話もあまり聞かないようにしているからだ。






そんなわけで、俺の今の情報といえば塵ほどしかない。

といっても、それも今日まで。

俺は今度、組合会というところに行き、なにやら魔法使いというなんとも珍しい職業に就き世界で困っている人々(不細工を除く)を助けるのだそうだ。

さて、一瞬で分かったと思う人もいると思うが、ここでの世界での容姿が優れているとは俺にとってびっくりするくらいの不細工な人のことを指していて、逆に不細工なひとが俺にとって・・・確証はないが、容姿が優れている人ということになるだろう。


うん、無理。





俺、異端者だわ。

引退といったけど、まだがんばります。俺はやれる

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