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僕は出会った

純也しゅんやは今屋上に繋がる扉の前にいる


「君と付き合える日をずっと待っていたんだ☆100億年ほどな☆」

「やだ〜♡純也しゅんやくんったらぁ〜♡私は200億年前からよ♡」

「あ!間違ってたぜ☆300億年前からだ☆」

「じゃあ私は1000億年前だわ♡」

「俺は5000万年前だぜ☆」

「あらやだ♡純也しゅんやくんったら5000万年前だったら少なくなってるわよ♡でも、そんなところが可愛ぃいわ♡」

「本当だ☆うっかりしちゃったよ☆お詫びにキスしようか☆?」

「え?ほ、本当に?」

「あぁ!特別だぞ?」

『チュ』

「やっぱり純也しゅんや大好き!!」

「俺もだ☆さぁ!これからの人生を2人で紡いで行こう!」

「は〜い一生ついて行きま〜す♡」


首を横に振って正気に戻る

「…」

黙って唾を飲み込み深呼吸をする動作をする

そしてゆっくりとノブに右手をのせる

何故か音を立てないようにか慎重に扉を引く

すると景色がパッと広がりまだ青い空が見える。暗かった階段に突然光が差したので目を一瞬瞑った。

「漸くきたな!我が眷族けんぞくよ!」

長い濃い桜色をした髪を両サイドに纏めている少女が屋上の真ん中で教室で使うような椅子に座っている。脚を組んで身体を椅子にもたれるようにしている。

「………」

純也しゅんやは固まってしまう

「んうんッ!漸くきたな!我が眷族けんぞくよ!」

少女が喉の調子を整えるようにしてからもう一度言ってくる

純也しゅんやはゆっくりと扉を閉めた。

なんでだ?あの少女は朝、教室であった少女だ。間違いない。しかし何だあの喋り方とか座り方は…。あんなの朝、会った女の子とは全然違う。眷族けんぞくってなんだよ。あれだろうか?彼女は中二病と言う存在なのだろうか。

と言うか何で二回同じ事を言ったんだ…。

「まて……落ち着くんだ僕!」

胸に手を当てて大きく息を吸う

「よし!もう一度見てみよう…きっと見間違いか僕の妄想だ……そう!そうに決まっている」

自分に言い聞かせ、もう一度ドアノブを握りしめ引く

「お主、我の歓迎をなおざりにして扉を閉めるとはなかなかの度胸だ。まぁ構わん、その度胸は認めてやろう」

純也しゅんやは扉を閉めた

まってくれ。何が何だか分からない。純也しゅんやはここに来るのにもう告白されるつもりで来ていたのだ。

しかし現実は多分告白などでは無い。少女がもうわけがわからない。朝会った時はあんな喋り方をしていなかった。

純也しゅんやは首を振って今起こった事を整理して心を落ち着かせる

「…帰ろう」

あれは触れてはいけない領域だと理解した。

足先を階段に向け降りようとする。が––––

「まってぇえええ!!」

扉がものすごい勢いで開かれる

「え!?」

純也しゅんやは肩をビクッとさせて振り向く

すると長くて濃い桜色の髪の少女が仁王立ちをして腕を組んでいるのである。沈み始めている太陽の光が少女を照らし何とも幻想時な光景を生み出している

「…な、なんですか!?」

純也しゅんやは驚いたように言う

「あんた無視とか酷くない?マジ意味わかんない!」

怒ったように大声で言う。さっきまでとは話し方が違うのである。否、こっちの方が朝会った時に近いかもしれない。

「え…こっちもいきなりで訳わからないんですすけど…」

「あんたがわからないとかどうでもいいのよ!」

純也しゅんやがボソボソと言うとそれと反対に少女が怒鳴ってくる

「…えぇ酷いなぁ…」

純也しゅんやは呟く

「どうでもいいから早く来なさいよ!」

純也しゅんやの声などまるで聞いていないように言ってくる

「早く!話聞いてくれるんでしょ!?」

「はぁ………はい」

純也しゅんやは圧倒されてしまって無意識に首を縦に振ってしまった

「よろしい!」

少女はそれを見て満足そうに笑った


どうも!魔王さんです!


3話です


今後どんな風に物語が進むかははっきりとは決まっていません!大体は決まっていますがw


コメントも貰えてとても嬉しいです


何処か悪い点があったら言ってくれたら嬉しいです。

もちろん良い点のほうが嬉しいですがねw


では、無自覚英雄と絶対戦闘の12話かこれの4話で会いましょう!

さよなら!

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