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2014年/短編まとめ

ハロウィン少女

作者: 文崎 美生

「Trick and Treat.」


無表情なのに生き生きして見えるのは気のせいなのか。


いや、気のせいだと思いたい。


しかも『Trick or Treat.』じゃなかった。


そして魔女でもヴァンパイアでもなく、赤ずきんの仮装なのには訳があるのか。


もっと何かあっただろうに。


ずきんの下から覗く大きな瞳は珍しく光が宿っている。


「ねぇ、どっちも何だから迷う意味ないよね」


ぐん、と腕を引っ張る彼女。


その白く細い腕からどうやってそんな力を出すのか。


桃色の唇を舐める真っ赤な舌。


何とも妖艶な雰囲気を持つ赤ずきんだ。


こんな赤ずきん、子供が泣く。


笑顔で押し倒し、笑顔で馬乗りになる彼女。


おかしすぎる構図に冷や汗が止まらない。


そして邪悪な笑顔で手を合わせた。


「戴きます」


肉食系赤ずきんの暴走。


彼女とハロウィンの組み合わせは危険。

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― 新着の感想 ―
[一言] そー言えば今日行ったダイソーに赤ずきんの衣装ありましたよー(ニコニコ) 普通の恋人達はクリスマスで。 普通じゃないカップルはハロウィンでどーぞ。
2014/11/01 16:09 退会済み
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