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2-2俺の知ってる●●と違う!

お題、誰かと洞窟。制限時間15分

旅の始まる前の続き

俺は始まりの洞窟の前に来ていた。

勇者として呼ばれてから稽古をし、やっと何とか剣と魔法がさまになってきたので城下町に近いダンジョンにくることになった。

「トーゴ、トーゴは神の加護があるけれど油断してはいけないよ」

「分かってるよ、御使い」

異世界から連れてきた張本人である自称神の御使いの緑のスライムもどきがパーティメンバーであり、指南役である。

始まりの洞窟は、名前で分かる通り初心者が始めて冒険に出るのに適した難易度の低い場所だが、俺は今まで動物すらも殺したことがないので、きちんと殺すことが出来るのかが心配だ。

そんなことを考えながら歩いていると、モンスターが現れた。

「サキュバスだ!」

緑のスライムもどきが叫んだ。

俺の知ってるサキュバスと違う! 俺は、叫びたい言葉を抑えて唇をきつく結び剣を硬く握った。

目の前に現れたのは白いぬめぬめとしたスライムもどきである。

緑のスライムもどきの親戚だろ!

言いたいけれどいえなかった。

緑のスライムもどきは実は短気なのだ。

この前出された料理がまずいからと料理人丸呑みにしてるの見たんだからな!

ぐちゃごきゅとすさまじい音を立てながら呑まれていく様は目を背けたいのに出来ないような光景だった。神の御使いじゃなくて悪魔の御使いじゃねと思った。

絶対に緑のスライムもどきを怒らせてはいけない。

「トーゴ切りかかるんだ」

緑のスライムもどきの声が掛かる。

やってやるぜこんちくしょう!

思い出さなくても良いことを思い出し、自棄になって切りかかるとあっさりとサキュバスに勝利した。

俺の知ってるサキュバスと違う、と

俺の知ってる神の御使いと違うっていう感じ?

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