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ホテルの向こうの異世界へ  作者: テイク
第3章闘技大会編
43/94

3-5

 ヴェスバーナ暦1998年春期3月21日 朝 王都リバーナ王立闘技場本戦出場選手居住区画


 昨日の戦いを終えてユーリは与えられた闘技場の観覧席に向かっていた。本当ならば部屋で1日中寝て体力、魔力の回復に当てようと思っていた。

 しかし、異世界に来て、エレンと旅をして身に付いた早起きの習慣というのは厄介なもので、ユーリがどんな状態であってもその意識を覚醒させた。

 しかも、一度起きたら二度寝はしない習慣もついてしまったせいか、現代日本ではできていた二度寝(極楽)ができなくなってしまっている。

 また、部屋が異様に悪趣味であったのもある。割り当てられた部屋が金がふんだんに使われた悪趣味な部屋だったのだ。

 部屋は魔法によって常に明るく、家具類のほとんどが悪趣味な金の装飾が施されている。天蓋付きのベッドという物語の中でしかお目にかかれないようなものまである。

 まあ、なんというか居心地が最悪の部屋である。至る所がキンピカで庶民のユーリにはまったく合わない。

 というわけで、あまりいたくもない部屋にいるよりは闘技場での試合を見た方がいいので闘技場に向かっているのだ。

 試合で受けた傷などは心配いらない。どういうわけか、治療もしたわけでもないのにいつの間にかすべて治っていたのだ。

 最終試合の時のあのメッセージが原因なのだろうが、それがどういったものなのかユーリにはわからないため、今のところ放置している。

 筋力や魔力などの身体能力も上がっているので一応は害があるものではない。あって損ではないので下手に何かしてなくなるよりは良いだろうということでの放置だった。

 それにしてもユーリに施された術式とはなんなのか。当人であるユーリには一切それらに関する記憶はない。

 変な夢然り、自分に何か秘密でもあるのかと勘繰るが、そんなわけはない。ユーリにはきちんと日本で生きた記憶がある。

 生まれた記録も見たことがあるのだから、そんなことを考えるだけ無駄なのだ。これも設定による何かなのだろうと思いユーリはそれを忘れることにした。


「さてと、早くいかないと場所とれないよな」

「ちょっちーまってほしっいかなっ!」


 背後から飛んでくるカラッとした女の声。


「んあ? ――!?」


 警戒しながら振り返る。そこにいた人物を見たユーリを驚きが支配する。そこには首輪をつけた活発そうな少女が立っていた。

 髪は桜茶色で2つにまとめて、おさげのように背中に流している。瞳は碧で、意思の強さが感じられた。まあ有体に言えば美少女である。それだけならユーリも驚きはしないだろう。

 それだけなら良かったのだが、その少女はこの世界では見ることはないだろうと思っていた、黒ビキニに青のジャケット、それにショートパンツ、スニーカーという明らかな現代チックな出で立ちをしていた。シュッツァーは見てとれない。どこにもなかった。

 そう、このヴェスバーナ大陸では少なくとも見ることがないと思っていた現代の服装でを見たために驚いた。


「むお! その反応は正解っぽいね。にひひ!」


 そう言って笑う少女。何が正解なのか、それはユーリにもわかった。こんな現代チックな少女が何をもって正解といったかなどは考えなくてもわかる。それ以外に何があるのかということだ。


「お前も、【ホライゾン】から来たのか?」

「うん、そだよ~」

「……どうしてわかったんだ?」


 どうしてわかったのか。ユーリは目の前の少女のようにわかりやすい恰好などしていないし、自分が異世界の人間だとわかるような行動も一切していない。それなのに、なぜ特定されたのか。


「むあ? ああ、えとね。実力(レベル)が低いのに本戦に残ったから。あとは、匂い」

「匂い?」

「そっ、日本の匂いっていうやつ?」


 なんて野性的な。割と少女のイメージ通りなのだが、そんな不確定なもので会いに来るとかいったいどういう了見なのか。もしこれで間違いだったらどうする気だったのだろうか。

 いや、その場合はなにもなかったと立ち去れば良いのだ。少女が行ったのは反応を見て確かめただけであって、彼女が何かしたわけではないのだ。そう考えると意外に少女も考えているのかもしれない。


「まあ、いいや。で、何が狙いだよ」


 ユーリが切り出す。態々(わざわざ)ここまで話をしに来たのだ何かあるとユーリは考える。そうでなければ、自分には関係のない人間と接触などしないだろう。

 それが、同じ境遇の人間であっても。現にユーリは探す気などない。アカネのように会う分には仕方ないだろうが、自分から会いに行くなどはしない。

 ここは法もない異世界なのだ。同郷の人間がどういう風になっているのか予想ができない。下手をして自分が危険に陥るなどあってはならないからだ。人間自分が一番大切なのだ。


「うい? 狙いって?」

「俺のところに来た理由だ」

「別にないよ?」

「はい?」


 さて、ここで話を整理すると、ただ見つけたから少女は会いに来たとうことになる。別に彼女がユーリのことを知っているとか、ユーリが彼女のことを知っているとかない。

 初めて会った赤の他人だ。それなのに会いに来たらしい。面倒な相手だった。というか面倒なことになりそうな相手だとユーリは思った。


「じゃあ、いったい何しに来たんだよ」

「ちょっとね~。まあ、話が分かる人に会いたかったってだけ~。っと、じゃね、そろそろ行かなきゃ。あの人遅れるとうるさいし」

「あ、ああ」

「あっ、そうそう、あたしマコトってのじゃね」


 そういってマコトは窓から飛び降りて行った。何とも騒がしい娘である。ここはかなりの高さなので、飛び降りたのに驚いて窓を見るが、どうやら下の階に飛び込んだらしい。その運動能力に驚くべきなのか、それとも飛び降りた胆力に驚くべきなのか。


「いや、それにしてもあの首輪は……」


 それからユーリはマコトの首に巻かれていた首輪について考える。エレンから聞いた話の中に首輪の話がある。奴隷だ。


 奴隷。

 人間としての名誉、権利、自由を認められず、労働を強制され、譲渡・売買の対象とされる最下級身分のことだ。基本的に奴隷はそれを売る奴隷商人と共に国に厳しく管理されている。

 奴隷は基本彼らは人でなく物として扱われ、1度買えば基本的には何をしてもよい。ただし過度の破損は禁止されている。

 だが、禁止されているといってもそれは公衆の面前でのことであり、公にならないのならば何をしてもよいく、法的にも見逃すというのが暗黙の了解となっている。

 基本的に奴隷になるには、本人の合意がなければ奴隷なることはできな。だが、強制的に奴隷にする非合法の奴隷商人もいたりする。

 しかも、その現場を押さえなければ摘発できない。どのみち、奴隷は主人に命令には絶対服従であり、異議の申し立ても不可能なため摘発など奴隷制ができてから1度も起きていない。

 奴隷にはいくつか種類がある。

 主に労働力としての労働奴隷。

 主に戦での武力としての戦奴隷。

 サーカスでの見世物として戦う剣奴。

 性の処理、風俗の娼婦などに多い性奴隷。

 大間なのはこの4種類だ。厳密に言うと、もっと細かく分けることができる。主に奴隷と言ったら労働奴隷を表す。


 そんな説明を思い出したユーリ。シュッツァーがないことにも納得できる。

 そうなるとマコトがなんなのかだが、雰囲気から言って労働奴隷や性奴隷ではないだろうことがわかる。実力(レベル)もユーリには見ることができなかったので、彼よりも高い。

 ならば、戦奴隷が剣奴が確立としては高い。あえて絞るならば剣奴だろうとユーリは思う。あくまでユーリの勘であって本当に剣奴かはわからないが、確立としては高いと思う。


「まあ、実際がどうかなんてわからないか。っと、さっさと行こう」


 ついでにヤクミに渡された小さな黒いキューブを指定された場所に隠して設置しながらユーリは闘技場の観覧席に向かった。

 この行為が何を意味しているのか今のユーリにはわからない。この行為が何を意味しているのか、ユーリが知ったのは全てが終わろうとしたその時であった。


********


 観覧席に辿り着いたユーリを人の壁が迎える。隙間もないほどの人が集まっている様はまさしく壁だ。しかし、これにはユーリも困った。このままでは満足に観戦することもできない。

 さて、どうしようかとユーリが考えているといきなり誰かに手を掴まれた。感触はスベスベでマシュマロのように柔らかかった。

 いったい誰だと思いユーリは視線を向けるが、人の壁に阻まれて手の主を見ることができない。そんな間に引っ張られる。

 とりあえず悪意的なものは感じられないので、ついて行くことにした。人混みをかき分け、手に引かれるまま人混みを抜け出した。

 人混みを抜けると引っ張っていた主がわかった。踊り子のようなカラフルでヒラヒラの服を着た、銀灰色のロングヘアーの少女である。当たり前に美少女だ。かなりスレンダーである。

 その美少女は一息吐いてから口を開いた。


「いや、すみませんいきなり。でも、あれじゃ見れないと思いましたから、不肖、この格闘系踊り子のネリアが選手用の観覧席に案内しようと思い手をとった次第です。初参加の方は知らない人が多いんですよね。

 ああ、それと昨日の試合、ちゃんと見てたましたよ! いや~、お強いんですね。私、久し振りに燃えましたよ! 何というか、心にズビッと来るような試合でしたよ!!。

 あっ、早くしないと試合始まっちゃいますね。二日目はあのこの王都で人気ナンバー1の剣奴マコトがでますからね。見ないと損ですよ。

 さあ、さあ、こっちですよユーリさんっ!!」


 まさしくマシンガントークとはこういうのを言うのだろう。

 ネリアは、口早にされどはっきりと、息もつかせぬ物言いでユーリに何も言わせないうちに、あれよあれよと話を変えて尚且つ話を先に進めてしまった。

 本当にユーリには何も言う暇がなかった。気がついたらまた腕を引かれている状態だ。何か言おうにも歩きながらネリアはまだ、喋り続けているのだから無理であった。


「知ってますユーリさん! この闘技場って、実は隠し通路とかいっぱいあるんですよ! 隠し通路っていうより秘密の抜け道って言った方が良いんですけどね。

 昔、この闘技場を作った時っていうのがまだ内政とか安定してない時期だったらしくて暗殺やらが横行してたんですよ。

 だから、もしもの時に逃げれるようになって、各貴族様達が勝手に抜け道造っちゃったんです。で、個人的に造っちゃったんで抜け道が今でもいっぱいあるんですよ!。

 闘技場が観客の動きで簡単に揺れちゃうのはこれが理由なんですよね。魔法が使われてるから強度に問題はないんですけどね。

 で、私たちが今から向かうのはそのうちの1つです。あっ、何で私がそんなものを知ってるのかって言うと、偶々です。偶然見つけちゃったんですよ。あの時は二日酔いで――」

「…………」


 妙にハキハキとしていてはっきりとしたよく通る声のせいでネリアの話はよく耳に入る。あまり聞いても意味がなさそうな話で無視しようとしても、勝手に話が耳の中に入ってきてしまう。出会ってまだ数分であるが、ウザいと思ってしまった。

 基本フェミニストなユーリがそんなことを思ってしまうのだから相当だ。しかし、仕草やらは話している様子は可愛いのだ。ウザ可愛い。何か違う気がするが、それがユーリのネリアに対する評価であった。

 まあ、逆に考えればネリアから喋ってくれるのは、あまり人――初対面の人しかも女性――と話すのが苦手なユーリからしたら楽で良かったりする。

 話を聞いて適当に相槌を打つだけで良いのだから労力もかからない。案内してくれる対価だと思えば安いだろう。ウザいが。

 そう前向きに考えながらユーリは喋りまくるネリアの言葉を頑張って聞き流そうとしつつ彼女について歩くのだった。そうしてやって来たのは偉そうな髭のオヤジが描かれている絵画の前だ。


「これが秘密の通路の入り口ですよ! 実はこれ絵に見えますけど、絵じゃないんですよ! これ、実はスライムなんです!

 あ、スライムっていうのは魔獣の一種ですよ。洞窟の中に生息する粘性の強い魔獣です。剣とか槍とかの攻撃が一切効かない憎い奴ですよ。

 でもぉ、ムニムニのプニプニでとぉーってもかぁいいんですよ!

 まあ、正確には生きたスライムじゃなくて、加工したスライムの死骸らしいんですけどね。スライム画というそうです。古い文献に書いてありました。

 でぇ、何か特殊な加工のせいでこれ通り抜けることができるんです。通り抜ける感覚は水の中を通るみたいで気持ちいいですよ!

 じゃあ、行きましょう!」


 ニコニコ笑顔のオーバーアクションで、マシンガントークをフルバーストしながらネリアは絵画に突っ込んでいく。手を引かれるユーリも必然的に絵に突っ込むことになり、目を閉じた。

 水に包まれた何とも言えない感覚を感じた後に目をあけると、狭い石造りの通路に立っていた。振り返れば反対向きになったスライム画が見える。通り抜けたのは本当のようだった。


「ほら、ほらほらほらぁ! 通り抜けましたよユーリさん! 通り抜けちゃいましたよユーリさん! 貫通ですよ姦通! キャッ☆ どうですか!? どうでしたか!? 気持ちよかったですか!? 気持ちいいですよね♪! 気持ちよかったですよね♪!! 

 私なんて通り抜ける度にクラクラ、ヌレヌレしちゃうほどですよぉ♪! 何がとは言いませんが、女の子のアレがヌレヌレなんですよ♪! キャッ☆ 言っちゃいました♪! てへっ☆ 

 あっ、これは秘密ですよ。誰かに言っちゃったらメッ、ですからね! ビシッ、ですよ♪! わかりましたか? わかりますよね! ユーリさんですもんね♪!」


 ビシッ、と空いている手で叩くフリをして同意を促すネリア。

 それにユーリが何か言おうにも、ネリアのマシンガントークの弾倉は弾切れや弾詰まる(ジャムる)という概念が全くないらしく、ユーリの言葉が放たれることはない。これが銃撃戦なら確実に負けるレベルだ。ネリアマシンガンの制圧力のなんと凄まじいことか。

 ユーリは呆れを通り越して感心すら覚えていた。よくそんなに喋れるなと。だが、そんなユーリなどお構いなしの格闘踊り子系ハイテンションお姉さんネリアはまだまだ喋りまくる。喋りまくるったら、喋りまくる。


「ああ、この通路は私がいなくてもユーリさんの好きに使っていいですよ♪。その方が楽ですからね。まあ、使うっていっても通る以外に何もないんですけどね! あっ、女の子連れ込むのにも使えますね! 人目をはばからずにヤレますし。

 何って、ナニをですよ! キャッ、もう、ナニ言わせてんですか☆。まあ、私には他人の行為を覗き見る趣味がありますから安心して励んでいいですよ♪! 

 えっ、安心できない? やだなぁ、大丈夫ですよ。ムラムラしたら私も混ざりますから! 混ざらなくても絵とかに本物そっくりに描いて売り出すだけですから! 

 あ、もしかして女の子じゃなくて男の子派だったりします? おほう! それはそれで――じゅるり――良いですね! 男の子と男の子がくんずほぐれず! かぁー、さいっこうですねー!」


 ユーリは何も言っていないので会話は成立していないはずなのだが、ネリアの中では何か言っていることになっているらしい。

 それでもきちんと会話が成立しているようだ。それも酷くユーリに対して不本意な方向で。否定しようにも口を挟む隙がない。

 なら逃げれば良いだろうという話だが、ユーリもそれは最初に思いついている。だが、逃げれないのだ。痛くないのにまるで万力にでも挟まれているかの如く動かないのだからどうしようもない。仕方ないので、聞いているしかないのだ。


「あ、そうだユーリさん知ってます? この闘技場に幽霊が出るって話。何でも、その幽霊は昼間でも出たりするらしいんですけど、誰もいないはずの通路からくぐもった話し声が聞こえるそうなんですよ! 

 一説によれば、闘技場で死んでいった剣奴たちの幽霊さんたちだそうです。みんなが騒いでいるのが憎いとかなんとからしいですよ。怖いですねー。怖いですよね。恐々(こわこわ)ですよねー♪ 

 でも、それって実は幽霊の仕業でも何でもないんですよ。

 幽霊の正体はこの通路を通る人です。さっき、この秘密の通路は貴族様たちが勝手に造っちゃったんですよって言いましたよね。

 そのせいで壁とか結構薄いんで喋ると声が外に聞こえちゃうらしいんです。それを聞いた人が勝手に幽霊とかと勘違いしちゃったってことです♪ 

 わかってしまえばまったく怖くないですね! むしろ、私たちが幽霊だ! 的なことができるので、とぉっても楽しいんですよ!!」


 何故か幽霊の話になった。その理屈ならば、今喋っているネリアの声も外に聞こえているはず。つまり現在進行形でユーリたちは怪談になっているらしい。まあ、真っ昼間というかまだ朝方なのでそれほどではないだろう。

 そんなことをネリアが喋っている間に、ようやく隠し通路から出た。でるときも、入って来た時と同じ様にスライム画を通り抜けた。

 出たのは選手用観覧席へ続く通路。幸いなことに試合が近いためか人は通っていなかった。


「ここを真っ直ぐ行けば観覧席ですよ」

「ああ、ありがとう」

「いえいえー、お構いなく。私が勝手に案内しただけですからね! 困っている人は助けて、むかつく奴には急所攻撃が私のモットーですから! 

 じゃ、またどっかで会いましょう! 私は闘技大会三日目に出ますし、三日目以外なら中央広場のサーカスにいるので、ぜひ、見に来てください!。

 ではっ!」


 ドビューっと走り去って行ったネリア。ユーリからしたらまさしく嵐が通り過ぎたかのようである。今まで彼女のマシンガントークを聞いていたせいか、ざわめいているはずの通路が妙に静かに思えた。


「何だったんだろうか。っと、早く行かないと」


 闘技大会の二日目の始まりを告げる鐘がなる。ユーリは観覧席に急いだのだった。


 ――称号『異界の遭遇』を取得しました――


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