殴った相手の初恋は私?
人には辛い過去
楽しい過去
色んな過去があり今がある
私はもう一度やり直せたとしても
同じ過去を歩むだろう
男の子の母『あ!そー言えばあの子学校で
すごい意地悪言ってきてたの?ごめんね
実は家ではずっとあなたの話しとったんよ
本人は言ってこないけど
あなたの事好きだったみたい
怪我してきた時俺が馬鹿にしすぎただけで
あいつは何も悪くない。
殴られてない。当たった。
って必死にかばってた
我が子ながらに不器用か!!!
って思ったわ!』
私は急に恥ずかしくなった。
男の子の母 『あ!忘れるとこやったわー!』
引き出しから出してきた一つの紙袋…
男の子の母 『あけてみ。』
人からもらったこともない私からしたら
紙袋を開けることが少し恐怖だった
開けてみるとそこには…
私 『………。え?』
その中には母に買ってもらった水色の《水のり》
中身が水に変えられてしまった《水のり》
母との思い出がたくさん詰まった《水のり》
なんで?学校にあるはずなのに。
男の子の母『あの子が覚えて帰ってきて
あれじゃ無いとあかん!って。
あの子がこの《水のり》を
あなたの友達が水に変えていた事
それを気づいた時の貴女の我慢する姿
なぜか新しいものでは無くそのまま
使っている事
全部私に言ってきてたのよ。
でも私がでしゃばる事もできないし…
そしたら昨日の事があって
あの子が謝るためにこの《水のり》
買いに行こうって言い出したの。
無かったらどうしようかと思ったわ〜
けどきっとお気に入りだし同じでも
嫌だと思うのよ。だからこーしましょう
あなたの《水のり》を使ってみてどうしても
ひっつかなかったら
救世主として使ってあげてくれない?』
私 『嬉しい…』
男の子の母 『よかったぁ!!!
いらないって言われたらどうしようかと
思ったわー!』
私 『私こんなにしてもらって
あとで怒られませんか?』
男の子の母 『貴女は怒られることはしてないのよ
甘えられるときも必要だから
誰にも言えなくて辛い時いつでもおいで』
私は何かフワァ〜としたような感覚になった。
昨日は最悪の日だった…
今日は最高の日で終われそうだと…
帰りの道で魔女と遭遇するまでは…
次回
魔女と遭遇
みんなにわかって欲しい
どんなに酷い人生だと思っていても
どんなに幸せな人生だと思っていても
神様は必ずゴールは同じ
人間全て平等なのだ