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もし世界にあなたがいなかったら

作者: moe



 もし世界にあなたがいなかったら、


 私は、あなたに、おはようということができない。


 おはようと返してくれるあなたがいない。




 もし世界にあなたがいなかったら、


 ご飯を作ってあげても、おいしいと言ってくれるあなたがいない。




 もし世界にあなたがいなかったら、


 行ってらっしゃいと言っても、行ってきますと言ってくれるあなたがいない。




 もし世界にあなたがいなかったら、


 何かをしている途中で、あなたは何をしているだろうと、思いを馳せることができない。




 もし世界にあなたがいなかったら、


 おかえりと言っても、だだいまと返してくれるあなたがいない。




 もし世界にあなたがいなかったら、


 あなたが悲しんでいるとき、そばにいて寄り添ってあげることができない。

 

 同時に、わたしが悲しんでいるとき、寄り添ってくれる人がいない。




 もし世界にあなたがいなかったら、


 一緒に笑い合えることができない。あなたの素敵な笑顔を目にすることができない。




 もし世界にあなたがいなかったら、


 わたしはあなたと一緒に生きていくことができない。





 もし世界にあなたがいなかったら、


 私も生きていけない。




 あなたは、自分じゃなくてもいいじゃないか、と言うかもしれないけど、


 それでもわたしは、あなたでなければいけないの。



 だから、今日も生きていてほしい。


 あなた自身が、わたしの今日生きるための希望なの。



 どうか、覚えていて。



 私の愛しいあなたへ。






勢いで書きなぐったものです。

誰かの心に届けばいいな。


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― 新着の感想 ―
[一言] moeさんの短編エッセイは暖かくて、いつも泣いてしまいます…。つらくてどうしようもないときは、moeさんの作品を読みますね…!
[一言] 特定の誰かに向けて書かれた詩かと思った。
[一言] 好きです。 散文詩って感じで心にすーっと入ってきます。 特別な人の大切さを切実に感じられてかなり好きです。
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