第一章 3
朝、いつものように咲桜と一緒に学校に行くために家の前で待っていた。
「それにしてもあいつほんと遅いな…昨日はあんなこと言うし…」
ガチャ
「やっとか」
「ごめん遅くなっちゃった?」
「なぜここまできて疑問系なんだ?」
「なんとなく?」
「お前のせいで遅刻ギリギリなんですけどっ!」
「だからごめんっていってるじゃない!」
「はぁ。まあいい急ぐぞ!」
俺はそれとなく咲桜の手を握り二人で学校への道を走った。
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キーンコーンカーンコーン…
「はぁ…はぁ…なんとか、間に合った」
「そ、そだね。はぁ…はぁ…つ、ついたしそろそろ、手離して?」
「あっごめん」
せっかく手を握れたのに感触とかそんなの気にしていられないほどぎりぎりとはさすがに思わなかった…
「教室遠いなぁ、なんで二階なんだ」
「…」
「咲桜?」
「はいっ!?」
「なんで敬語?とりあえず教室行くぞー」
ずっと右手見てたけどどうしたんだ?
それに敬語だし。
まさか手を繋いだことを気にしてたとか…まぁあるわけないか。
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その後の授業は基本、教科書の説明と自己紹介。
どれだけすれば気が済むんだってほどやった。
まぁ学校始まったばかりで4時間目で帰れるってところはありがたかったけどな。
そうこうしているうちに放課後となり俺は昇降口で咲桜を待つことにした。
何かとあいつは人気があるから遅くなりそうだったし。
そして一緒に帰るぞなんてクラスの中で言うメンタルもないしね…ほんとヘタレだわ…俺。
それにしても今日の朝変だったなぁ…なんでずっと右手見てたんだ…?
そんなことを考えながらひたすら待つこと30分。
近くの工場のお昼ご飯終了のベルもなり終わった。
「うーん、さすがに遅いな。もうかえっちまおうかなぁ」
「…わっ!」
「んっ!?…って咲桜かよ」
「にしし!驚いたね!」
考え事してた上に咲桜が忍び足で来てたせいでまったく気づかなかった
てかいたずら成功した感満載の笑顔もかわいいなぁ…っていかんいかん。
「で?朝は様子がおかしかった咲桜さーん?遅かったですなぁ。人気者は違うなぁ?」
「うっ、だ、大丈夫だよ!それに人気ないしっ!と…とにかくはやくかえろっ!」
「待ってたのは俺なんだけど?」
「うっ、それは…」
俺たちは他愛もない会話をしながら朝は走って通った道をゆっくりと歩いていると、突然咲桜が黙り込み足を止めた。
「おいどうし…」
「逃げるよ!レイ!」
手を捕まれ走り始めた瞬間。
後ろからとてつもなく大きな、何かが砕かれるような音が聞こえた。
ちょっと書きまくらないと途方もないほど在庫さんが残っているのである程度の所まで暇なうちに書き殴ろうかとおもいます。( ˘ω˘)スヤァ