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彼女と2人で探す、ここの脱出の糸口。
「あ、起きたね。」と女の人の声が聞こえ
た。そこには同年代の女の子がいた。「ここ
はどこかわかる?」と彼女は言う。その質問
に首を振る。「そうか〜私もわからないん
だ。んで、私は・・・て言いたいところだけ
ど私名前覚えてないんだよね。君もそう?」
その質問に頷く。「2人とも何もわからない
感じか〜」と彼女は言う。その後睡魔が襲
い、瞳を閉じた。
次目が覚めたときには違う場所にいた。彼女
はまだ寝ている。俺は彼女を起こす。
「う〜〜フゥワァァ〜なに〜〜?え、ここど
こ?君どこか知って・・・てわからないよ
ね。また違う場所にいる。」なんなのだろ
う?目がさめると違う場所にいるし、記憶も
ないし。「そういえば君って一回も喋ってな
いけどもしかして話せない感じなの?」
そう言えばそうだ。一言話していない。「い
や、そんなことないよ。ごめんね。全然話さ
ないで。」彼女はそんなことはないと手を振
りながら
「謝る必要はないよ〜こんな状況じゃ話す気
力もなくなるよねー」となると、彼女は結構
どんな状況でも冷静で入れる感じ?と俺は考
えた。