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駄目な兄貴を支える妹  作者: 博多っ子
1/3

いつもの日常さ!

会話文が多いです。これが小説と言えるのか疑問ですが目を通していただけるだけで幸いです。基本、兄と妹しか出てきません。あと名前も特に出てきません。(良い名前が思いつかん)


「おい兄貴!まだ寝てるのか!早く起きて仕事に行けよ!」

「んー、妹よ、もう少しだけ……」

「今すぐ起きるのが先か、私のスーパーパンチが炸裂するのが先か、選べ」

「兄復活!今覚醒しましたゆえ!」

「よし、さっさと朝飯を食べて着替えろ」

「朝から神経とがってるねー、妹よ」

「兄貴が何回も同じ事を繰り返すからだ」


 朝飯を美味しく頬張ってるのが兄貴。年齢22歳、派遣社員で色々抜けている青年?いや、22歳は青年なのか?


 兄貴が食べ終わった皿を洗ってるのはその抜けている兄貴の妹。年齢22歳。いわゆる双子の兄妹だ。妹はアルバイトを掛け持ちして兄貴と一緒になんとか暮らしている。


 慌ただしく皿を洗い、兄貴に向かいスーツをぶん投げる妹。


「食べ終わったら早く着ろ。時間がないんだよ!」

「妹よ、人間慌てても疲れるだけだよ」

「誰のせいだ誰の!」

「あ、フライパンを凶器にするのはまずいよ!」

「さっさと食え!そして仕事に行け!」

「了解しました!だからフライパンを振り上げないで!」


 ワンルームの小さいアパートにいつもの日常会話が鳴り響く。







 そして………深夜になりました。


「ふー、疲れた。ただいま」

「遅い!もう夜中の1時だ!ラインかメールでも帰ってくる時間を送ってこい!」

「妹よ、日付が変わってるんだから先に寝ててよかったのに……。いつも僕が帰ってくるのを待たなくたって良いよ」

「うるさい!兄貴だけ深夜まで働いてて私が寝れる訳ないだろ。このバカ兄貴!」

「妹は優しいな……………うー、うわああああん!僕はその言葉だけで明日も頑張れるよー」

「きゃ!こっち来んな。このバカ!」

「大丈夫。僕は大丈夫だから!だから安心して。妹もバイトで疲れてるんだから早く寝てくれると僕は安心します」

「私は大丈夫だから。私は……結局フリーターだし。この生活にあまり貢献してないから。だから私の事は気を使わないでって前に話をしたじゃん」

「妹よ!」

「何よ」

「えへへ……」

「何笑ってるのよ?」

「僕……妹を一人にはしないから。だから頑張らなくていいから。もうおやすみよ」

「え!?………………あ、うん。そこまで言うんだったら分かったわよ」

「うん!おやすみ。また明日」

「おやすみ。冷蔵庫にオムライスと野菜炒めがあるから」

「ありがとう!妹の料理を食べて明日も元気百倍さ!」


 妹は布団に入りすぐに寝てしまった。相当眠気を我慢したんだろう。一人の食事はやっぱり寂しいけど妹が出迎えてくれた時は本音を言えばとっても嬉しかった。


「もぐもぐ。んー、やっぱり妹の料理は美味しいや。明日も仕事、頑張らないと」

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