兎にも角にも先ずは確認だ
「取り敢えず先ずはステータスの詳細を確認だな」
種族ハイヒューマンとは?
現在の人族であるヒューマン種の上位に位置する種族であり、今は絶滅している種族である。
精霊術師とは?
精霊術自体は現存しているが非常に珍しいスキルである。
鑑定とは?
スキルを含めて簡単な説明が出てくる便利スキルである。
気操術とは?
気を操ることが出来るスキルである。身体能力の強化等に使用できる。
周気術とは?
世界中に存在する気を自身の体内に取り込むスキルである。
練気術とは?
周気術により体内に取り込んだ気を増幅、圧縮して利用することが出来るスキルである。
アイテムボックスとは?
生き物以外の全ての物を無限収納することの出来るスキルである。
異世界言語とは?
異なる世界の言葉を理解し話すことが出来るようにするスキルである。
異世界文字とは?
異なる世界の文字を理解し読み書き出来るようにするスキルである。
・・・・・・・詳しいことは解らないが有用なスキルであることは理解できたハズ。
「今の俺の装備ってどうなってるんだろう」
冒険者の服
冒険者が身につけている一般的な服である。
革の靴
世間一般で使用されている靴である。
精霊術阻害の指輪
精霊術を行う上で、精霊との意思疎通ができなくする為の指輪であり、精霊術行使補助の指輪と見た目は一緒である為分かりにくい迷惑な指輪である。
アイテムボックスの中身
玉鋼製の小太刀二刀
以前実家から追放される前に失敬していた玉鋼製の小太刀、耐久度、切れ味とも最高級品である。
所持金、金貨3枚、大銀貨4枚、銀貨4枚、大銅貨1枚、銅貨5枚
日本円で344,150円、竜也の日本での全財産である。
「以上っと」
誰だか解らないけどアフターケアがあってある意味助かった。
だがしかし、本人の許可を得ない異世界転移は、例えそれを行なったのが神であったとしてもただの誘拐に他ならない。
武器も現金も持参できている状態だけマシであったが、鑑定の結果がかなり適当である事に対しては、余り重要とは感じていないのは、考え過ぎないのか、考えが足りないのか些か心配ではある。
「ん?今何か装備品で気になる鑑定結果がなかったか?」
少し結果に疑問を持った様であるが、行動に移さない限り何が変わるというわけではない。
「取り敢えず先ずは人の住んでいるところを探す行動をはじめることからだな」
小太刀をアイテムボックスから取り出し、そそくさと装備を行い街道探して森の中をひたすら歩き続ける事になる。
どの位の時間が掛かるかも不明のまま、何とかなろだろうと適当に考えながら突き進み始めた。