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アプリコットの世界 #3
第3章 子供たちの手に
あの事件から30年がたったある日、法律が改変され、子供の護身用にアプリコットを持たせるというような過保護を通り過ぎて危険極まりないの域までいった法律が出来た。
「何でッ⁉こんなにもかわいそうな法律がっ⁉」
世の中の親という親は激怒したようだが、子供たちに言わせれば、危険から自分で自分を守れるという画期的なものだったのだろう。瞬く間にアプリコットが店から消えていくのだった。
カケルもその一人だった。友美からアプリコットを誕生日プレゼントのように与えられたときは、発狂しそうだった。そして、それを初めて撃ったとき、何か快感が抜けていくようなかんじだったらしい。
どうも、カケルには生まれつきの才能が有ったらしい。恐ろしい話である。
子供には残酷なことになりました。
気づいたら作ってたwww