魚チーズ
すみませんUPおくれました
あれから北原達は文句を言いながら新歓祭の手伝いをしているようだ、依存解消もそれなりに効果があったんじゃないかと個人的には思ってる。
俺は帰宅すると食事もそこそこに裏世界へと転送した。
「おお 帰ったか」
レッドさんが迎えてくれた。
「ええ、今はどのあたりですか?」
「そうだのトマーアルの湖の湖東だの、この辺りは街道も整備してあるから魔物もいないから安全じゃよ」
「そうですか」
「トマーアル湖東とういえばアレを食べてねばの」
ライが上機嫌で会話に入って来た。
「ええ 私アレ苦手で」
ファンさんが嫌そうな顔をしてるが、なにか名物でもあるのかな
「まあ 調理次第では苦手な人も食べれる代物じゃ」
「は~」
「どれあそこのトリップハウスに行ってみようかの」
湖畔に立つ青い屋根のトリップハウスに入ると
「いらっしゃいだにゃ」
猫耳のおっさんがいた
「猫耳おっさん・・・・」
「どうかしたのかの?」
グリーンさんに言われて
「いえ、何でもないです!」
なんか期待していたのと違ったのでつい言葉に出てしまった。
「ほほう ここは猫人族の方がやっておるのか!これは期待できる」
ライさんが満面の笑みだ
「さてはお客さん魚チーズをお求めですかにゃ?」
「もちろんじゃ!あれと酒があれば最高じゃ」
「うにゅ~それはこまりましたにゃ」
「なんっじゃ ないのかの?」
「ええ 実は先日から急に材料の魚が不漁での~」
「それはこまったの~」
結局魚チーズが無いことにがっかりのライさん
「まあ 今はどこもこんな状況だからにゃ~」
「そうじゃ!釣ればいいんじゃ」
ライさんの執念恐るべし
「店主釣り道具はあるかの?」
「ええ」
「貸してもらえんかの!」
「構いませんが・・・・漁師でも無理な状況ですから」
「可能性はある!」
ライさんが燃えてらっしゃる
湖の桟橋つくと釣りざおが配られた
「これ餌はどうするの?」
「餌は魔力じゃ この竿の先端に魔力を込めるのじゃ!いくぞ」
ライさんの指揮のもと釣りを始めた
しかし!全然釣れない
「まいったなこれは」
ブルーさんがぐったりしてる
「まだじゃ~!!」
ライさんは半ばキレ気味に竿を振ってる
「俺も休憩しようかな」
(主 代わりましょうかお疲れのようですし)という映像をプロテアが送ってくる
プロテアが竿を握った瞬間
ざわざわざわ!
魚が集まってくる
「なんじゃこれは!」
その水しぶきの中から人?が現れた




