副担誕生
清水学園に向かう車中
「高井君、我々は選ばれた存在なのだ だからこそこの力を有効に使い平和を導かねばならないのだ」
まるで政治家の演説のようだ。
地球外から侵略に対し対抗しようとしてる
地球が危ないと地球を守りに来るとい存在
はたして何が正しいのか…
何が正しいのかわからないまま流されていく
まぁいつものことか…
そんなふうに空を見上げてぼーっと考えていた。
基地から数十分間移動したところに清水学園はあった。
小高い丘の上に歴史がありそうな古い洋風な校舎に入ると、痩せた男が俺たちを出迎えた。
「お待ちしておりました、轟理事長」
「ああ、昨日説明していたとおり、彼も臨時職員として迎えていただく」
「はい、わかりました。轟理事長のたっての頼みとあっては断れませんので…」
「高井くんこちらは、この学園の学園長している桜井君だ」
「はじめまして高井大介です」
「おお、君が高井君だね、よろしく頼むよ」
そんなやり取りをしながら学園の中に入って行った。
学園長室で手続きをすませたあと櫻井学園長から
「君には2年3組の副担をしてもらいます、担任は涼風先生ですので、この後挨拶をして来てください」
「涼風先生ね…」
もう 驚きませんよ…
職員室に向かう為に理事長室を出ようとすると、轟理事長も帰るのでと言い一緒に部屋をでた
「高井君 もうわかっているだろうが、涼風というのは君も知ってるウチの職員だ、そして君の副担となるクラスに君がサポートする3人もいる、まあ詳しくは涼風が説明してくれるだろう、でわ私はそろそろ戻るよ」
俺は轟理事長と別れ職員室に向かい歩き出した。
「すべては手配済みってことですか、力があるとなんでもありですか〜」
苦労した就職も司令の一言で一日で決まる、なんだかな…
職員室に行き涼風さんと合流しクラスへ歩きだした。
「ようこそ清水学園に、今日から私と一緒にクラスを受け持ってもらうわ」
淡々と状況説明をする涼風さん
「わかりました」
「あと、このクラスには裏世界へ向かうメンバーがいることは知ってるかしら?」
「はい、先ほど轟理事長から三名いると」
「ええ、それで間違いないです、三名の名前は北原慶次、宮本波江、マイケル-ハートよ、あなたには彼らが円滑に任務をこなせるよう、学園面でもサポートしてもらいたいの」
「はい」
「昼休みに彼らとの時間をとるから、詳細はその時にしましょ」
話しているうちにクラスについた。
俺はクラスに涼風先生と入った。
「はい、皆さん蓼科先生が家の関係で急遽退職されました」
ざわつくクラスを見ながら内心
(家の事情ね…どんな手をつかったんだか…)
「高井先生 自己紹介を」
「はい、えっと高井大介と言います、不慣れ点もあるかもですが、よろしくお願いします」
その時
「硬いよね〜先生もと楽に行こうよ」
茶髪の青年が話しなてきた。
「北原君先生に対してその態度は何ですか」
涼風さんがフォローしてくれたが、あいつが北原か あいつをフォローするとなると大変そうだ…