悲痛な叫びの果てに
寒くなってきましたみなさま風邪にはきをつけてくださいね
とりあえずクラスチェンジも済んだので戦後処理と行きますか
先ほどの戦闘で倒した海賊達はリーフさんの魔法の蔓ぐるぐる巻きになっている。
「俺のことは煮るなり焼くなり好きにして構わないから、部下だけは助けてくれ」
さきほど俺と戦闘していた頭が叫んでいる。
俺は
「まあ、ギルドにでも突きだすか・・・でも海の人みたいだけどなぜ山賊に?」
頭は
「俺たちだってこんなとこに来る予定はなかったんだ、元々俺たちは義賊で海辺の海賊を相手に戦っていた、そんなとき国お偉いさんが海辺に大量発生したモンスター討伐をしたら領主にしてくれるっていうんで協力したんだが」
「モンスターに負けたの?」
「いや 勝ったし領主にもなったが与えられた土地がとんだ山の奥で うまく運営もでき罰金が堪り、地位ははく奪されるし元海のアジトにもどったら国が海軍の基地につかってて・・・」
なんか俺と似たようなことされたのね
「俺たちは空腹に耐えかねて山賊まがいのことを・・・・すまないとおもってる」
まあ 同情の余地はあるけど
「だからといって村の食糧奪ったり、幽霊まがいの騒動起こしたらだめでしょ」
「なんのことだ?」
「え?村の食糧奪ったり、脅かしたりしたんじゃないの?」
頭の部下たちが
「俺たちは村なんぞ行ってないぞ」
「んだ、山で食えるもん探してただけだ」
村人が見間違えたのかな?
「ふむ~どうしたものかの?」
俺たちは悩んでいると辺りに薄らと霧が立ち込めてきた
「?なにか変な感じがする」
俺の危険感知が反応している。
「うむ なにか良からぬ気配じゃ」
ブルーさんが身構える
バキ バキ
バキ
木々の折れる音
霧が更に濃くなりソレは現れた
服はところどころ破れ 顔や腕などが一部メタルになった人とドワーフ??っぽいのもいる
「なんじゃ あれは」
爺’S達もみたことないモンスター?のようだ
「気持ち悪い」
ファンさんは目を背けている
モンスターたちは数を増やしながら近づいてくる
俺は観察スキルでのぞくと
廃村人(メタル化)
詳細不明
廃ドワーフ(メタル化)
詳細不明
「駄目だステータスがわからん、元は村人、ドワーフがメタル化してることだけは分かるけど」
「なんと普通の人間がメタル化とわそんな話聞いたことないぞ」
レッドさんが驚いてる
「普通の人たちが・・・・泣いてる、あの人たち泣いてるわ」
ファンさんが見たのはそれぞれの村人、ドワーフ達が白目から涙を流している姿であった。
その時
スキル発動 弱者共感
俺のスキルが発動した、そのことにより2つのことが起こった。
1つ目は見えなかったステータスと詳細が見えるようになった
廃村人 レベル1
HP 不明
MP 不明
状態異常 メタル化 狂乱
詳細
肉体の器の実験台となり失敗した生物、メタル化の影響により狂乱状態にあり目に見える全てを破壊するまで動き続ける。
肉体の器?実験?なんのことかわからんが被害者であることに間違いなさそうだ
このことを決定づけることがもうひとつの現象であった
「もう 嫌だ~!」
「えええーーん」
「俺がなにをしたー!」
それは村人、ドワーフ達の悲鳴、苦渋の言葉などである
俺はあまりの声にその場に座りこんでしまった。
「高井だいじょぶか」
リーフさんが慌てて俺に回復魔法をかける
「いえ、大丈夫です 俺のスキルが発動してあの人達の声が俺に流れてきて」
「それは 凄まじい声じゃろう」
「ええ でもそのおかげで彼ら救えるかもしれません」
今助けてやるからな!
感想ありましたら一言でも頂けたら感激です(⌒▽⌒)




