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守護ロボットリサイクラーと始めての仲間

俺は高原に立っていた。

「ここはどこだ」

「声が聞こえますか」

頭の中に声が響いた。


「先程も言いましたが、この世界ではあなたのいた世界とは違います、ですので転移して来たあなたはまだ生まれたような存在になっています。」

「Level1ってことね」

「ええ、ですので来る戦闘に備える為にも成長して頂かなければならいのです。」

「この世界での力をつけるためには、外敵と戦ったり、町での問題などを解決し経験を積んでください。」


「Level上げってことか」

「この世界に来た時からあなた自身が持っている能力がステータスとして変換され現れているはずです」

「ステータス?」

「頭の中に ステータス と言葉を浮かべ集中してみて下さい」

俺は頭に意識を集中させた。

「そこに文字や数字が浮かぶはずです」


頭の中にステータス画面が開いた

HP 30

MP 80


俺は今浮かんだ言葉を伝えてみた。

「体力は低いですが、MPを高めですね

スキルはありませんか?また職業的なものもあるはずです」


俺は意識を集中してみた


職業テイマー

スキル:同情 悪運 弱者共感 並行管理 観察

なんだこれ


俺はこの内容を伝えると

「聞いたことないスキルですが…まぁ…なんと言いましょうか…アレですよ物事には意味があるものです!きっと役に立つスキルだと思います、スキルは自動的に発動するものと、念じることで発動するものがあるのでいろいろ試してみてください」

なんか敗北感が半端ないっす(涙)


「そうだ!もう一つプレゼントがあります

今転送します」

転送されたのは小さな玉の様な物だった。

「それを飲んでください」

「大丈夫ですか?」


身体爆破とかされる装置じゃないだろうか…


「体に害はありません、成長促進とあなたの力にとなる化神を構成する為の丸薬です」

「化神?」

「簡単に言えばあなたを守るロボットの様な物です、さあ通信もそろそろtime limitになりそうです、急いで」

俺はビビリながらも覚悟を決めて薬を飲んだ」

何か体の中で構成されていくの感じる


「あなたを守る化神が誕生したはずです、指輪が出現させるキーパーツになっていますので、天に向け あなたの頭に浮かんでいる召喚詠唱を叫ぶのです」


その時確かに頭に言葉は浮かんでいたが、中二病全開の言葉が…ええいやけくそだ⁉︎


全ての再生を司る 巨人よ今こそ現れるとき!

創生 リサイクラー


その瞬間空から光が現れ何かロボットのようなものが現れた!


おお!憧れのロボットが…………?


と思ったのも束の間、現れたのはおんぼろの廃品回収のようなトラックをロボットにしたような…


あの~これって

通信相手も

「… 」

なんとも言えない間


「なんとも…でもあれです化神もあなたと一緒に成長しますから…」


なんかなーこれが今の俺ってことなのかね(涙)


「それよりも!動かし方ですが、基本的には自分の動かしたいどうさを念じればその通りに動きます、またより強い力で動かしたいときは、搭乗する事でリンク率が上りステータスがアップします」

これに乗りたくないな…


「ただ化身はかなりHPとMPを使うのでここぞと言う時に使ってください、あと今のままでは、力が半減している上に短時間しか動きません、通常魂の加護という処置が必要なのですが、さすがにそれは遠隔ではできないので、我々が到着するまではあまり多用しないでください ザザ…ザザ…

画面が乱れ始めた


「もうこれ以上通信ができませんのでなにとぞよろしくお願いします。

ここでの時間は表世界での3分の1に設定されていますですので時間をよく考えて戦ってください…元世界に戻るには指輪に転移と念じれば転移した場所に戻れます、では健闘を」

「はい、わかりました」


通信が終わり俺は歩き出した

うーむ、どっちの言い分が正しいのか…

わからんけど、どちらにせよこんなとこで悩んでても仕方ないしな〜戦闘になって死ぬもやだしLevel上げするかな…



さて何をするべきか弱いモンスターを探すか町をさがすか…



少し歩くと中学生くらいの青年達が、ロープレにありがちな初期装備で何かを追い回している現場に出くわした。


俺は青年達を追い、なにをしているのか見てみると、そこにはモモンガのような平べったい白い生物が一生懸命に走って逃げていった。


俺は青年たちに追いかけながら声をかけると

「なんだよ、おっさん邪魔するな!せっかくのホワイトラックなんだから!あれを倒すと幸せなるだから、あいつが転んで死んだりしたら水の泡になっちまうだろ。」


俺は魔物を見てスキルにあった観察を試してみた。

頭のなかに観察の言葉をイメージすると

スキル発動 観察

種族

ホワイトラックLevel1

HP1

MP 0

説明

このモンスターは滅多に現れない為、幸運を司るモンスターと言われている。

しかしヒットポイントが1のため、転んだだけで死んでしまう、また見た目がかわいく人気はあるがテイミングしようとしてもヒットポイントが1のため弱体化することもできない為、不可能である。

倒すと幸運の加護が一日付与される。


転んだだけで死ぬとかどんなモンスターだよ、悲しすぎるだろ。


そうこうしているうちに、ついに魔物は追い詰められていた。

そのときモンスターの目が合ってしまった…

目には大粒の涙が見えた…


そのとき俺は昔の自分とその魔物を重ねてしまった、

何でいじめらてるかもわからない、

ただ弱いから?

気にくわないから?

俺をいじめれば自分は標的にされないから?

面白いから?

そんなトラウマが蘇っきた、ココは異世界でありそんなことは全然関係のはわかっている


あの目を見た瞬間俺は動いていた。

モンスターをかばう様に…


「かわいそうじゃないか!」

「何言ってんだよ独り占め仕様ってきか!」

「そんなんじゃなくて、可哀想だろ!せっかく生まれてきた命なのに…この子は生きてるんだ!自分が幸運に慣れれば命を奪っていいってのか!」

「何言ってんだ!みんなやってるだ そいつはモンスターなんだだから倒して良いんだ」


「…みんながやってればやっていいのかよ、襲ってもこないのに、モンスターだからって…」

「いいんだよ!痛い目にあいたいのか」

そういうと魔法職なのか、手にしていた杖で殴ってきた…


あの日と同じように、殴られた…


怒りと悲しみが湧きあがるが、

観察スキルで見る限りこの青年のがLevel的つよい…

そうだ!あれならびびらすのには調度良い


「さあ 早くどけよ おっさん」

「ガキ だれがおっさんだ、今に吠えずらかかせてやる!」


全ての再生を司る 巨人よ今こそ現れるとき!

創生 リサイクラー



俺がそう叫ぶと光が差し込み化神が現れた

「なんだよ、一体」

青年が戸惑っている。


俺は化神に子供の手前を殴れと指示した

化身は遅い動作で地面を殴った


地面にびびらすには十分な穴が空いた。

「まだ、やるか?」

「冗談じゃない!」

そういうと青年は逃げていった。

そのとき頭に文章が流れてきた。

(魔物を助け問題を解決したのでLevelがあがりました)

高井大介Level2

HP10+

MP10+

スキル 偽善者 化神使い(初心)を獲得


偽善者か…また意味不明な不名誉なスキルが…


俺は魔物風のほう見ると魔物は怯えた目でこちらを見ていた。

「だいじょぶだったか?」

まものは不思議な顔でこちらを見ていた

「もう捕まるんじゃないぞ」

そう言った瞬間

(スキル発動 弱者共感、職業:スキルテイム)

ステータスが目を見ると

HP10

MP 20

化神を使ったのでかなり減っていた、乱発はできないな…とそれもきになるが問題はその下

順族

ホワイトラック

レベル1 雌

HP 1

MP 0

スキル幸運の象徴

状態 順属


ええ!

なぜだ、テイムできないんじゃないのこいつ⁉︎

しかもHP1じゃ危なすぎだよ……

ホワイトラックを見るとウルウルの目でこちらを見ている。

まあ…しょうがないか

そうだ名前を決めよ

何がいいかな 雌みたいだしリリー!

そういうと

「みゅー!」

リリーは嬉しそうにないた。


こうして始めての仲間と旅がはじまった






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