声にならない声
ちょっと展開が変わります~
俺は次の瞬間基地に居た
「なんで…あのタイミングで」
プロトが
「あのタイミングでなければあなたは相当なダメージを受けてました」
「そんなのはわかってる!でもあそこに残った子が…」
「それは…」
「もう良い!」
俺は急いで基地を出て近くの茂みに入ってすぐに裏へ転送した
そこは町の宿屋の前であった
俺は慌てて宿屋に入った
「いらっしゃい」
俺は店主を見つけると
「ここに居た女性は今どこに、ほら老人と一緒にいた」
「お客さん落ち着いて、その子だったら大けがをして治療院に」
「治療院はどこ!」
「ここの道を真っ直ぐ行った突き当りだよ」
俺はその言葉を聞くと治療院に走った
中に入り
「ファンさんはどこですか!」
中に入ると看護婦らしい人が
「お気持ちは分かりますがお静かに、その方は二階です」
俺はすぐさまに二階に走った
そこにはレッドさんが居た
「高井!ファンさんが!」
「ファンさんはどこです!」
レッドさんの目線を見ると
「ファンさん!」
俺はファンさんの元へ駆けつけた
全身傷だらけで包帯がもう真っ赤になっている
「高井遅いわよ…」
力なくファンさんが答える
「ごめん間に合わなかった」
「まったくドジね、最後まで…」
「最後なんて…」
「見てわかるでしょ…」
「…」
「最後は赤い色になって死ねるのか」
「ファンさん…」
「赤は…良い意味の言葉が多いのよ…」
「もう 喋らないで…」
「見守ってあげるから…頑張りなさいよ」
後方で
ガタガタ
「ファンさん!」
「あなたに言っておきたかったことがあるの」
後方で
「よいっしょと」
「なんとか着いたようだ」
「うん、彼がそれっぽいね」
俺とファンさんが最後の別れをしているとこに
ツンツン
「あの~取り込み中すみませんが」
「なんだ!こんなときに」
「はう!すみません、その私は以前からお話さしてもらってるもので…」
「今それどころじゃないんだ!」
「あららら」
そういうとその人はファンさんを見て
「このままじゃまずそうですね」
「わかってるなら今は二人にしてくれ!」
「いや~あの~ですね、これなら私たちの技術でなんとかなるかもなのですが」
「え?」
「なんと言いますか、この星より医療系も先言ってますし…」
「へ?」
「あの~私は…」
そこには見慣れないカッコをした女性と、ダンディーな男がいた




