暴走
桜が咲きました~
別れの季節ですね~;;
「北原君、準備は良いな任せるぞ」
長官が北原に指示を出す
「了解」
「丸山、マイケルの支援機を解除」
長官が支持を各種オペレーターに指示を出す
「各種アーマード化解除…各支援機 フリー」
「支援機パーツを分離再結合、ジョイントNo1に統合」
現場では宮本、マイケルのアーマード化が解除されそれぞれの支援機に戻った
その後、支援機がバラバラになり様々なパーツを構築している
そしてそのパーツは北原へと集結している
「すげー力だぜ」
北原が新しいアーマーに身を包み高揚している
「よし、完成だ」
そして事態が収まるとそこには4メートル位の巨大なロボットが立っていた
「アースライガシステム稼働率80%」
「北原君、まだ完璧ではないが先ほどとは比べ物にならないくらいの出力が出せるはずだ」
「ああ、わかってるぜ!いくぞ!」
アースライガは今までとは比べものにならないくらいのスピードで敵に詰め寄り攻撃を仕掛ける
今までとは違い、スピードが互角とまではいかないにしろ近い状態になった為か攻撃が数発ヒットする
「はっははは、いける いけるぞ!」
北原の笑い声が響く
相手も攻撃を仕掛けてきたが防御力もあがっている為かほとんど怯むことなく攻撃を加え続ける
俺はその光景をみて
「プロトあれは」
「長官が言っていた新兵器だとおもわれます」
「あれならいけるんじゃないか」
「確かに…しかしなにか不完全な感じを受けます…」
「いける!いけるぞ!」
長官も興奮気味だったが…
「出力60%に低下」
「なに!」
「やはりまだ完全でないため、出力低下がとまりません」
「北原君 どうやら時間がない急げ」
「なんだと!なにか武器はないのか」
「何か打開できる武器は!」
長官がオペレーターに叫ぶと
「現状使える武器は安全性の高いモノがなく」
「多少危険でも構わん!」
「電磁カノンが一番安全ですが、正常に動く可能性は30%です」
「北原君 聞いての通りだ」
「30%あれば十分だ」
「電磁カノン準備!」
「しかし!」
「長官命令だ」
「…電磁カノンスタンバイ」
北原の背中に設置されていたキャノンのような2本の武器が外れ北原の前で1つになる
「いくぜ!くらえ!」
その瞬間!
電磁カノンから光が放たれるハズだった
しかし
光はカノンの前でとまり膨張を始めている
「長官 電磁カノンが暴走しています!」
「なんだと!」
「このままだと半径10m以内が吹き飛ぶことに」
「北原 丸山 マイケルを強制転送!」
「はい!」
長官は別のオペレーターに
「高井も強制転送だ」
「了解」
「おい プロトあれは!」
「武器が暴走しています、このままだとこの一面が吹き飛びます」
俺はファンさん達を見ると
呆然としたまま動けないようだ
おれは急いでファンさんのところへ走った
「何をボーっとしている危険だ逃げろ!」
その言葉に我を取り戻したが時はすでに遅く 暴発したエネルギーがすぐそこまで迫ってきている
「このままでは危険です!」
プロトが危険を知らせるが
「このまま見殺しにはできない」
「リーフシールド!みんなここは私が止めるから早くさがってこのシールドでは全員は無理よ」
「しかし!」
レッドさん達が躊躇するが
「はやく!」
ファンさんの必死の言葉に
「すまん!死ぬんじゃないぞ!」
ものすごい風圧を俺とファンさんのリーフシールドで防ぎ退路を作る
「生き残れるかしら」
俺の隣でファンさんが呟く
「あきらめるんじゃない!」
「そうね、私には伝えなきゃいけないこともあるし…」
「そういう死亡フラグみたいなことを言うんじゃない!」
「フラグ?」
「そんなことはいい!とにかく君もにげるんだ」
「あなたはどうするのよ!」
「俺は大丈夫だ!」
「じゃ!私も大丈夫よきっと!」
次の瞬間
「強制転送開始」




