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海底の王国〈封印編〉  作者: 久世 かやの
「七色の贈り物」
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「七色の贈り物」 8

ルドの執務室を出たフレアたちは、フレアの部屋に向かうために、白い柱が建ち並ぶ廊下を歩いていた。


色あざやかな魚たちが優雅に泳いで、フレアたちのそばを通り過ぎて行く…


中庭を横目に見ながら歩いていると、差し込んだ太陽の光が、海底にゆれるカーテンを作っていた。




「キレ~」


フレアは日の光に、七色サンゴの胞子が入った球体をかざしてみた。


今日も天気は良く、海底の世界は青く澄んでいて、七色の胞子が浮かぶ様子がキレイに見えた。


「今日は天気もいいし、中庭で授業にしましょうか…」


ロイズは太陽が差し込む白砂の中庭を、まぶしそうに見ると提案した。


「え、ほんと?」


「ええ…そこのあずま屋で、ユラと待っていて下さい…セーユは、私が持って来ますから」


「わかった!ユラ、いこ~」


「うん!」


フレアとユラは美しい金髪の髪をゆらしながら、元気良く中庭に泳いで行った。


宮廷最年少の音楽教師…ロイズ・バーレンは、その様子をまぶそうに見ながら、海底楽器のセーユを取りに向かった。

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