表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海底の王国〈封印編〉  作者: 久世 かやの
「七色の贈り物」
8/82

「七色の贈り物」 7

頬をふくらまして言った、この国の王女はフレア・フレイヤースといい、金色の長いウェーブの髪と黄緑色の瞳をした少女で、ユラと同い年だ。


「まぁまぁフレア、次の授業はちゃんと出て下さいね~ロイズの授業ですからね~?」


ルドは微笑むと、フレアに七色サンゴの胞子が入った球体を手渡した。


「うん!もちろんよ、ルド」


フレアがうれしそうに受け取ると、ユラが勢い良く手を上げて言った。


「ぼくも!ぼくもいい?ロイズ」


「え…」


そんな問いに答えられる訳もなく困っていると、遠慮がちにフレイルが手を上げて言った。


「…私もいいですかね?ロイズ」


「…」


ロイズは完全に固まった…


「フィル、寝言は寝て言え…」


イースが冷たい視線を自国の王に向けると、ユラを見た。


「…お前は、いいぞ…」


「え、ほんと?母さん、ありがとう!」


「やった~ありがとう、イース!いこ~ロイズ、ユラ」


フレアは球体を大事そうに抱えると、執務室を出て行った。


「まってよ、フレア~」


「あ…失礼します」


ユラとロイズも後を追うと、執務室を出て行った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ