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海底の王国〈封印編〉  作者: 久世 かやの
「クメカの思惑」
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「クメカの思惑」 13

「ラギ…おぬしの封印は、わしが解こう…」


マジェンタ姫の魂が入ったフレアがラギに近づくと、その体を両手で包み込んだ。


そして解除の呪文を唱えた瞬間、手の中が光るとフレアはゆっくりと両手を開いた。


その場にいる全員が、息をのんでフレアの手の平を見つめた先には…


横たわる、タツノオトシゴの姿があった。


「…しんで…るの?」


ユラが沈黙に耐えられずに、そう呟いた。


「いや…」


ロイズが、後ろにしがみついているユラに答えた。


フレアがニッコリ微笑むと、タツノオトシゴから光の玉がフワリと浮かび上がり…


体から抜けると、タツノオトシゴはむくりと起き上がって、何事もなかったように泳ぎはじめた。


「…ただの、タツノオトシゴに戻ったのじゃよ…姫、体を貸してくれてありがとう…ラギ、行くか…」


「はい、姫…」


マジェンタ姫の魂が入ったフレアが大人びた表情で、ラギの魂の化身である光の玉に声をかけると、フレアの体が突然崩れ落ちた。


「あぶない…!」


とっさに動いて、ロイズはフレアの体を支えると、マジェンタ姫の魂をにらみつけた。

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