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海底の王国〈封印編〉  作者: 久世 かやの
「七色の贈り物」
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「七色の贈り物」 6

「フレアの授業も、もう少しで終わりますし、いっそ、この部屋に呼んじゃいますかね~?」


ルドが、そう提案した。


「そのひつようは、ないわ~もうきちゃったもの~」


ルドの執務室の扉が突然開くと、白いドレス姿の少女が入って来た。


「フレア…授業は?」


扉のすぐ近くに立っていたロイズが、たずねた。


「サボってきたわ~ロイズ、ほうしはとれた?」


フレアはロイズに抱き着くと、たずねた。


「フレア~バッチリだよ~」


ユラが手をふって、執務机の上を指した。


「わ~キレ~」


フレアは近づくと目をキラキラさせて、透明な球体の中の七色サンゴの胞子をのぞき込んだ。


そしてふり返ると、花のような笑顔でロイズを見た。


「ありがとう、ロイズ!」


「いいえ、フレア様…喜んでもらえて良かったです…」


ロイズは胸に手を当てると、頭を下げた。


「フレアさまじゃなくて、フレアよ?」


「はぁ…」


ロイズは困った顔をして、あいまいに答えた。

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