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海底の王国〈封印編〉  作者: 久世 かやの
「七色の贈り物」
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「七色の贈り物」 3

「…すみません、イースまで付き合わせてしまって…」


ロイズはイースの視線を受け流すと、バックの中に球体をしまった。


「サンゴの産卵など、めずらしくもなかろう…宮殿からでも見れるだろうに…」


「何でも、この七色サンゴの胞子は、レアな一品らしいですよ~?」


ルドの口車に乗せられ、一緒につれて来られたイースは、先ほどから機嫌が悪かった。


「フレアが喜ぶなら、それでいい…」


「ふふふ…じゃあ、帰りましょうかね~?そうだロイズ…それ私が明日、宮殿に持って行きましょうか~?私の執務室に、取りに来るといいですよ~」


ルドは、イースを夜の散歩につれ出せた事に満足して、上機嫌でそう申し出た。


「ありがとうございます…」


学校から宮殿に直行出来るよう、気を使ってくれたルドに感謝すると、ロイズは頭を下げた。



帰り際…辺りを見渡すと、ライトに照らされた胞子の粒が海の中に舞って、雪のように見えた…

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