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海底の王国〈封印編〉  作者: 久世 かやの
「アルーシャ王国」
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「アルーシャ王国」  12

「剣騎士隊長、早急に西区、3番通り47の住人、シアン・モノフを任意同行して来てくれ…」


イースが通信機に手をかけると、指示を出した。


『了解しました…』


通信相手のハゾスは、短く答えると通信を切った。


「ありがとうございます。感謝します…」


ラギは、深々と頭を下げた。


「あ〜それからユラ、ロイズ…今日は私たち、宮殿につめますから帰れないので、二人ともこちらに泊まって下さい…」


「フレアの、そばにいてやれ…」


イースは、不安な顔をしているフレアを気づかうように言った。


その時…執務室の扉が激しく叩かれ、伝令の騎士が飛び込んで来た。


「報告します!調査班の救護に向かった班から通信があり、全員邪気に当てられ意識を失っていますが、命に別状はないそうです!!」


「よ、良かった…」


フレイルはそう呟くと、その場にへたり込んだ。


その部屋にいる全員からも、安堵のため息がもれた…


「…まだ終わってないぞ…むしろ、これからだ…」


イースがそう言うと、再び緊張が走った。

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