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海底の王国〈封印編〉  作者: 久世 かやの
「アルーシャ王国」
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「アルーシャ王国」  8

『…お待たせしました…一件、その名字に、がいとうする住民がいました…市街、西区、3番通り47にシアン・モノフという男性がおります』


「分かった、ありがとう…」


イースは通信を切ると、ラギを冷ややかに見た。


「…事情を聞かせてもらおうか…アルーシャ王国の元・護衛騎士が人探しとは、何用だ?知り合いが生きているとは、思えんが…?」


その時、


「こんにちは〜」


緊張したムードを破るように、扉が開くとユラが飛び込んで来た。


「え…?」


「え・じゃないだろう…このタイミングで、入って来るヤツがあるか…ノックしろ、ノック…」


イースはひたいに手を当てると、そう言った。


「まぁ〜いいじゃありませんか〜ラギ殿もそう固くならずに…私たちは今、あなたの元・母国に向かった調査班から、連絡が返ってこなくて、ピリピリしている所でしてね〜?よろしければ洗いざらい、話して頂けませんかね〜?ラギ殿」


ルドは組んだ手の上にあごを乗せると、ニッコリと微笑んだ…

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