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海底の王国〈封印編〉  作者: 久世 かやの
「海の長老」 
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13/82

「海の長老」 2

「久しぶりじゃの〜ルド…陛下はどちらかの〜?」


開口一番…その客は手を上げると、玉座の間で出迎えたルドに向かってたずねた。


「お久しぶりです、クメカ殿…お元気そうで何よりですね〜」


ルドは、玉座に三つ並んだクリスタルのイスから立ち上がり、階段を降りて客人の前に膝を着くと、その手を取った。


「ルドも元気そうじゃの〜相変わらず、腹黒そうで安心するの〜」


ほっほっほ…と愉快そうに、大きな体をゆらして笑った。


「クメカ殿も、さらに立派な甲らになられて〜」


そう言ってルドは、クメカの立派な背中の甲らをほめた。


「あ〜ちなみにフレイル陛下は、中央のイスに座っている男性で、グリーンの瞳の方ですよ〜」


ルドはふり向くと、呆然として二人のやり取りを…いや、一人と一頭のやり取りを見ている、フレイル陛下を指差した。


「ほっほっほ〜これは、お初目になります、フレイル陛下…私は、ウミガメのクメカと申します…以後、お見知りおき下され〜」


ほっほっほ〜とウミガメのクメカは、また笑った。

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