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第1話 昇格試験と新たな仲間

 


朝のギルドは、

いつもより騒がしかった。


 


掲示板の前に、

人だかりができている。


 


ロンドは、

その隙間から紙を見る。


 


――Fランク昇格試験

――受験者募集


 


喉が鳴る。


 


あれから、

何度も依頼をこなした。


 


雷撃は、

確実に強くなっている。


 


「……受ける」


 


そう呟き、

紙を剥がした。


 


受付のミレナが、

目を丸くする。


 


「受験ですね」


 


ロンドは、

頷く。


 


「はい」


 



 


試験会場は、

街外れの訓練場だった。


 


受験者は、

十数名。


 


緊張した空気。


 


隣に立つ少年が、

話しかけてきた。


 


「君も受けるの?」


 


短い黒髪。

人懐っこい笑顔。


 


「セリオだ。

 剣士見習い」


 


ロンドは、

少し戸惑いながら答える。


 


「ロンドです」


 


さらに後ろから、

小さな声。


 


「……ルーナ」


 


白髪の少女。


 


杖を、

ぎゅっと抱えている。


 


試験官が前に出る。


 


「第一試験。

 模擬戦」


 


番号順で、

戦う。


 


ロンドの相手は、

槍使い。


 


「始め!」


 


ロンドは、

距離を取る。


 


槍が、

突き出される。


 


雷撃。


 


穂先に命中。


 


弾かれる。


 


隙。


 


ロンドは、

踏み込む。


 


短剣で、

胴を打つ。


 


「そこまで!」


 


勝利。


 


息が、

荒い。


 


第二試験。


 


三人一組で、

魔物討伐。


 


ロンドは、

セリオとルーナと組む。


 



 


森の中。


 


ゴブリン三体。


 


「俺が前に出る」


 


セリオが言う。


 


「後ろは任せて」


 


ルーナが、

杖を構える。


 


ロンドは、

中央。


 


ゴブリンが、

突進。


 


セリオが受け止める。


 


ロンドは、

指を向ける。


 


「雷撃!」


 


稲妻が走る。


 


一体、

撃破。


 


ルーナの光が、

セリオを包む。


 


「回復……」


 


残り二体。


 


一体が、

ロンドへ。


 


ロンドは、

雷をまとわせた短剣で迎え撃つ。


 


斬る。


 


感触。


 


倒れる。


 


最後の一体。


 


セリオが斬り、

終了。


 


静寂。


 


試験官が、

頷く。


 


「合格」


 


ロンドは、

膝から力が抜けた。


 



 


ギルド。


 


カードが、

新しくなる。


 


Eランク。


 


ミレナが微笑む。


 


「おめでとうございます」


 


セリオが、

肩を叩く。


 


「これから、

 一緒に組まない?」


 


ルーナも、

小さく頷く。


 


ロンドは、

少し迷ってから言う。


 


「……お願いします」


 


胸が、

温かい。


 


一人じゃない。


 


ロンドは、

冒険者として、

次の段階へ進んだ。


 


まだ知らない。


 


この出会いが、

大きな運命を呼ぶことを。


 


第二部は、

動き出した。


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