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戦闘員と精霊

 どうも俺らしくない。

 あの程度でキレるなんて

 この世界に来てから何かが違う⋯⋯

 いや、アレを見た時からか⋯⋯

 俺は変わってしまうのか?

 それとも⋯⋯


 あの騒動の後俺達は打ち解けた。

 ガルは地球の調味料の事で暴走しないように心掛けるようになり俺にリスペクトの気持ちが強くなった気がする。

 薬草採取に同行し山菜や森で採れる野菜の事を教えてもらった。

 俺は地球の事を教えた

 魔法やスキル、魔物が存在しない世界で科学が発展していると

 具体的にどう違うかは科学は【電力】の世界だと説明した。

 小難しい事を言うよりもこの説明の方がガルには分かりやすかったようだ。


 数日後ガルは【ラングレン】の領都に戻ると言うので一緒に行くことになった。

 それまで多くの事をガルから学びたいし情報を知りたいが図々しすぎると思い言い出せなかった。


「エンマさん一つ聞きたいのですが⋯」


 朝食の準備中に声を掛けられた。


「ん?」


「どうやったのですか?」


「何のことだ?」


「私は精霊が見えます」


「?⋯エルフはそういうもんだろ?」


「初めてエンマさんに会ったとき精霊が一体も着いてませんでしたが今は貴方が光り輝いて見える程の精霊が舞っています、何故ですか?」


「精霊は見えないし実感もないし⋯⋯あっ!」


「心当たりあるんですね教えて下さい!」


「ガルの言葉じゃないか?」


「私の?」


「ステータスが見れたとき、この世界の一歩を踏み出したって言ったろ?

あれでこの世界の住人としてグレイテールに認められたんじゃね?」


「私にそんな力はありませんよ⋯⋯そうだステータスは見られましたか?」


「レベル上がってないし最初以来見てないな」


「今、確認して貰えませんか?

何らかの変化が理由が分かるかもしれません!」


「ステータスオープン」


★★★★★


名前:黒岩閻魔くろいわえんま(25)


レベル:15

HP:250/250

MP:173/173


筋力:90

耐久力:45

敏捷性:37

魔力:69

幸運:10


スキル:

言語理解ー

戦闘術 Lv.6

隠密 Lv.5

料理 Lv.7

サバイバル Lv.5

毒耐性Lv.4

観察眼Lv.3

生活魔法(NEW)


ユニークスキル:

調味料精製Lv.2


ティームモンスター:

ナノスライム(新種)Lv.5


称号:精霊の人気者アイドル


★★★★★


「なんですかこれはァァァ!!!」


「毒耐性が一つ上がってるな」


「そこじゃありませんよ!

何ですか【生活魔法】って!!

称号の【精霊の人気者アイドル】って何ですか!!!」


「生活魔法なんて簡単な魔法が誰でも使える奴じゃないの?」


「そんな魔法法則無視した魔法なんてある訳無いじゃないですか!!

誰から聞いたんですか!?デタラメな知識!」


「俺の世界の空想物にはよく登場するぞ?

魔法ってイメージ大切とか言うから俺の魔法のイメージが【生活魔法】で精霊がたくさんいるから生まれたんじゃね?」


「確かに魔法にはイメージも大切ですけど新魔法なんて簡単は誕生しませんよ!」


 結局一つの謎を解き明かそうとしたら謎が増えていった⋯⋯。



 朝飯を食べ終わったと落ち込んでるガルに新しい調味料を出してやると元気になった。

 俺は後片付けしながら生活魔法を試した。

 この魔法は調味料精製と違い魔法陣が展開しない別系統なようだ。

 少ない魔力で生活に活かせる、そのまんまの魔法。

 種火見たいな火が出るし、コップ一杯分の水が出る。

 風は炭火の火起こしに丁度良いし、土魔法は野菜の皮など埋める穴を開けられるし使い勝手良さそうだ。

 属性がよくわからないけど手が振動するのはマッサージに使えそうかな?

 

 【精霊の人気者アイドル】が謎すぎる。

 アイドルって言うんだから推してくれているって事か?お願いしたら威力が上がるのだろうか?


 精霊にお願いと気持ちを込めて水を出すと明らかに量が増えた。

 魔法陣のエフェクトが無いし俺の戦闘術に組み込めるのではと考える。


 戦闘スタイルは古武道の流れを汲む格闘術で筋力に頼らない骨を使った動きをするので筋肉をあまり使わないので長時間、何日も戦場で戦える。

 打撃技には漫画でお馴染みの浸透系の技もあり、もし【生活魔法】と組み合わせる事が出来るなら体内に直接魔法を撃ち込めるかも知れない。


〈それは素晴らしいアイデアですね〉


 リョウもそう思うか?


〈はい、なので森で魔物相手に試す事を提案します〉


 そうか⋯実戦に使えるか試すのも悪く無い。

 後片付けが終わると食材集めを兼ねて森へ向かった。んん

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