第2話
どうやら異世界に来てしまったらしい。
「ステータス」
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名前 白土・一
種族 人間
Lv0
JOB 無し
HP10/10
MP1/1
SP10/10
筋力5
耐久7
敏捷3
魔力1
魂力9
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【スキル】
〖日本語〗〖傲慢Lv1〗〖言語理解〗
「出た?!」
どうやら本当に異世界に来てしまったようだ。果たしてこの10という値は少ないのか多いのか。
そして既にスキルを3つ私は得ているようだ。
〖日本語〗これは日本に住んでいたからだろう。
〖言語理解〗これも定番のスキルだ。
〖傲慢〗これは一体…何やら不穏な空気を感じる
詳細は分からないものだろうか
〖日本語〗(日本語が分かるようになる)
なるほど。どうやら、スキルを強く意識する事で詳細が分かるようだ。
〖言語理解〗(知らない言語を理解出来るようになる)
押しても見れるようだ。さて、問題のスキルはどうだろうか。
〖傲慢Lv1〗(自身より弱い相手に強くなる)
・ Lv1 自身よりLvの低い相手から受ける干渉を軽減する
おそらくLvを上げれば効果が増えるのだろう。Lvの上げ方といえば定番は魔物を倒すことだろう。
私は目の前の角ウサギへと歩み寄り、踏みつけた。
何度も何度踏みつけた。角ウサギが動かなくなり、光が角ウサギから私の方へと流れてきた。
ステータスを見るとLvが2に上がっていた。