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【三分で読める】ほのぼの・癒されシリーズ

カラッポになるまで

作者: 架け橋 なな

 ねぇ気付いてるんでしょ?


 あなたの中はもういっぱい。


 心という容れ物に満タン入ってる悲しみが、あふれてこぼれて止まらなくなってる。



 ねぇダメだよ。耐えきれやしない。


 抱えきれなくなって潰れるくらいなら


 その悲しみを僕に渡しておくれよ。



 涙を拭うハンカチが無いのなら


 僕に寄りかかって右肩を濡らしておくれよ。



 頑張ってるあなたは偉い。


 でも頑張ってなくたって、あなたの存在は尊いんだ。


 その涙はあなたが一生懸命だった証だから、ちっとも恥ずかしくない。


 だからもう、たった一人で苦しまないでおくれよ。


 心がカラッポになるまで泣いたらいい。



 あなたの持つ悲しみが果てるまで


 僕は決して、そばを離れないから。

あなたがただ、生きてくれてるだけで、いい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 本当に辛いときは誰かに寄りかかってもいいんですよね。 それでまた元気出して、他の誰かに元気のお裾分けができたらいいんですもんね。 あったかい気持ちになれました。優しい詩をありがとうございま…
[良い点] 生きてるだけでいい。 とあるライブで氷室京介さんが引退を表明した時、同じことを思いました。 引退してもいいから生きていてくれたらいいと。
[良い点] 沢山の人に届いて、癒されますように(´▽`*) 泣くとスッキリするからいいですよね。
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