悲しいけれど
僕が君を想うのと
君が僕を想うのは
きっと違う気持ちで
けれど言葉にすれば
同じ糖衣
どんな想いもそうさ
たくさんの中から試行錯誤して
綺麗な言葉を選んで組み合わせても
最後にはひとつの想いにまとめられてしまう
言葉だけですべてを正確に伝えるなんて出来ないんだ
この気持ちは僕の胸に在る物なのに
僕が言葉にする想いより
もっともっと深くて複雑
手を重ねて伝えた温もりの数なら目に見えるけど
それだけじゃ何だか寂しいよ
真実の定義は難しいから
ありのまま
すべてが本当とは限らない
僕は君が好きだからいつも一緒にいたいけど
君が僕の隣にいてくれる理由は分からない
君は僕を好きなんだって
僕が勝手に信じているように
君も何をどう信じるか
好きなように選べばいい
だってほら
悲しいけれど
君は君で僕は僕なんだから