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5ー019 ~ 勇者の宿で勇者3人

 「ん?、ああこれか?、そうだぞ?」


 表情の切り替えが素早い。


 「ちょ、ちょっと見せてもらってもいいですか!?」


 そして元気になったカエデさんは遠慮が無い。

 でもこの性格、普通は損をしそうなものだけど、愛嬌があるというかコミカルな雰囲気でその場をぶち壊すせいか、憎めないんだよね。だから得をしてると思う。


 俺も何度か助けられてる気がするし。


 「構わないが、適正が無いと抜けんぞ?」


 と言いながら、剣帯と鞘の留め具を外してカエデさんに差し出すクリスさん。


 あれ?、クリスさんには適正の有無がわかるのかな…?

 抜けるひとと抜けないひとの違いでわかったとか、経験則ってやつかな?

 属性の適正を調べる方法って、人種(ひとしゅ)には無いって前にリンちゃんが言ってたけど、でも精霊さん絡みならあり得るか…。

 この嵐の剣(テンペストソード)も、言ってみりゃ精霊さん絡みのアイテムだし。


 「え?、そうなんですか?、ハルトさんは抜けたって言ってましたけど…」


 とか言いながらも素直に受け取るんだよね、このひと。


 「ああ、ハルトさんには適正があるからな」


 あ、それで国境砦の時に抜けないって戸惑ってたのか。

 抜けないから力任せに抜いていいのかって尋ねてたのは、以前は抜けてたのが理由だったのか。


 「んっ、あー、あたしじゃ抜けないみたいです。お返しします」


 そっと剣というか抜けなかったんだし鞘ごとなんだけど、差し出すのをクリスさんが頷いて受け取った。


 「あ!、タケルさんが国境砦に持ってきた時、ハルトさんでも抜けなかったって言ってましたけど、どうしてなんです?」


 また余計な事を思い出してくれるね、カエデさんは。


 「ん?、ハルトさんが抜けなかった事があるのか?」


 そりゃクリスさんが居ない間の事だからね。知らないのも無理はない。


 「はい、つい最近の話です。そう聞きました」


 そんでふたりともこっち見るもんだから、答えないわけには行かなくなった。


- ああそれは、まぁ理由が無い事も無いんですけど…。


 「差し支え無ければ話して頂けませんか?、私の剣の事ですので知っておきたいのです」


 敬語、やめてくれないかなぁ…。

 うんうんと隣で目を輝かせて頷いているカエデさんがやや前傾姿勢になったのをちらっと見て、仕方ないなと答える事にした。


- えっとですね、僕がクリスさんからその剣を一旦預かったときの事は覚えていますか?


 「はい、貴方様が私の剣を従えた時の事でございますね。まるで昨日の事のように覚えております」

 「従えた…?」


 調子狂うなぁ…。

 特にカエデさんとの温度差っていうか何ていうかがね…。


 それにしても黒鎧に入ってた時の事、どこまで覚えてるんだろうね。後でちょっと尋ねておきたいな。

 だって俺、彼のというか黒鎧の腕、ぶった切ったわけだしさ。覚えてたら気まずいじゃんか。あのグレイブだっけかの武器もぶっ壊しちゃったわけだし。

 そいやあれまだ国境砦にあるのかな。まぁ壊れてるしどうでもいいけど。


- あの時、僕が余計な事をしちゃったせいで、中身の精霊さんが覚醒しちゃいまして、それで風の精霊さんにお願いして中身を入れ替えてもらったんですよ。


 「入れ替えた…?、のでございますか…?」


- えっと、クリスさんが使っていた頃と変わらないようにしてもらったんだと思って下さい。


 「はい、剣の中身が入れ替わっていた事にすら気づかない未熟者で申し訳ありません」


- あ、いやそういう意味ではなくてですね、頭を上げてください。あのですね、その剣に宿っているのは名も無き風の精霊という存在だそうで、そこに僕が名前を付けちゃったんですよ。


 「そうなのですか…」

 「名前つけちゃったらどうなるんです?」


- そのせいで風の精霊として自我が確立してしまったみたいで、すると僕が名付け親みたいな感じになっちゃいまして、クリスさんの剣なのに、僕から離れたく無いとか言われて困ってたんですよ。


 「おお…」

 「それでそれで?」


 ぐいぐい来るカエデさん…、まぁいいけどさ。


- そうしたら風の精霊さんのところから新しく生まれた仲間を迎えに来たんですよ。


 「おお…!」

 「誰がです?」


- 風の精霊さんがです。それで、連れて行かれたら剣の中身が空っぽになっちゃうので困るって言ったら、では新たに名も無き風の精霊を宿しましょうって事になったんです。


 「おおお!、そうだったのですね、ありがとうございます」


 深々と頭を下げるクリスさん。

 何故か一緒に頭を下げるカエデさん。いやマジで何で?


- あ、いや僕がしたわけじゃないんですけど…。


 「でもタケルさんが頼んだから元に戻ったわけですよね?、やっぱタケルさんすごいなー、精霊様がいっぱい出てくるんだもん」


 また余計な事を言い出す前に()めた方がいいんだろうか…?


 「精霊様がいっぱい…?、なのか?」


 しかし()める隙が無かったわけだよこれが。


 「うん、タケルさんの周りって精霊様だらけなんですよ、光とか水とか大地とか、それで今度は風でしょ?」


 指折り数えてるし…。


 「それはすごいな…」

 「あ、ハルトさんの剣から火の精霊様を出したのもタケルさんだよね?」

 「そうなのか!、ハルトさんの念願だったじゃないか、すごいな!」


 そう言えばそんな事を言ってたね、ハルトさん。


- あ、いやあれは火属性に適正があれば出てくるんですよ。ネリさんも精霊さんが出てましたし、誰でも出てきますよ?


 「え?、ネリがぁ?、あたしでも出なかったのに…」


 うわぁ、すっごくイヤそう…。

 するとカエデさんは風も火も適正では無いって事か。


 「そうなのか?、そう言えば俺は試した事が無かったな…」


- フレイムソード(ハルトさんの剣)に宿ってるのは火の精霊の欠片みたいなものらしくてですね、それと火の精霊ってのは勝手気ままでとても危険なので、出ない方がいいみたいです。


 「ほう、詳しいのですね」

 「あ、そう言えばそんな事をハルトさんが言ってました。てへ」


 てへじゃねーよ。


- なので無暗(むやみ)に試さないで下さいね。危険なので。ほんとに。


 「わかりました。ところでお伺いしたいのですが」


- はい、何でしょう?


 「自分の適性が何なのかはどうやって調べれば良いのでしょうか?、風属性だけはこれでわかったのですが、他の属性についても自分の適性を知っておいた方が良いと思いまして」

 「あ、それ、川小屋に4属性の検査器具がありましたよ?」


 俺への質問なのに、答える前にさっと言われる始末。


 「おお、そうなのか!、川小屋とはどこだ?」

 「バルカル合同開拓地にある、タケルさんの別荘の事ですよ」


 何かもう、カエデさんを連れてきて良かったのか悪かったのかわからんな。


 「バルカル…?」

 「あ、魔物侵略地域の名称が変わったんです」


 クリスさんは一旦『魔物侵略地域…?』と小さく言ってから少し考える()振りをした。


 「それなら聞き覚えがあるぞ、んー…ティルラとハムラーデルとロスタニアに囲まれた、魔物の侵略で滅んだ国があった場所の事だったか…」

 「そうですそうです、そこから魔物がしょっちゅう来て国境防衛が大変だったんですよ」

 「そうだったか…?、どうもそのあたりの記憶が朧気(おぼろげ)なんだが…」


 まぁクリスさんは長いこと黒鎧に封じられてたみたいだからね。

 魔物侵略地域が活発化した、具体的には国境の外へと頻繁に魔物が出てくるようになったのは10年かそれぐらい前かららしいから、クリスさんが知らなくても不思議は無い。


 カエデさんがそのへんの話をし始めたので、とりあえず飲み物でも出しとくか…。

 と、ポーチからカップを取り出して手渡し、リンちゃんの水差しを出して、まずクリスさんの手のカップに注いだ。


 「おお、頂きます」


 次は自分だと思ったのか無言で手を差し出すカエデさん。さすが。


 「ありがとー」


 俺のを注いでいる間に、ぐぐっと飲み干してまたカップを差し出すカエデさん。仕方ないので注いだけど。


 対照的にゆっくり飲んで味わい、『…美味い』と呟くクリスさん。

 ときどきハルトさんに似ている気がする、このひと。

 体型とかは全然違うんだけどさ。


 俺が詳しく話さなくても、カエデさんがどんどん話してくれるのが楽でいい。

 いいんだけど、何か俺の活躍でとか、俺が一掃したとか混じってるのが困る。一応そこはサクラさんたちがとかシオリさんがとか補足説明をしたけどさ…。


 でも結局精霊様たちがとか別荘がって話はカエデさん視点で美化されて語られてしまった。横に居るんだからもうちょっと控え目に言って欲しかった。むず痒いったら無かった。


 大げさだったり過剰に言われるのは否定したかったんだけどね、でもカエデさんも一応先輩だし、大先輩のクリスさんにカエデさんがウソを言うみたいになっちゃったらと思うとね、否定しづらいじゃないか…。

 そしてその度に、クリスさんが俺を尊敬の眼差しで見るんだよ…、居た堪れない。


 で、結局川小屋にもクリスさんが付いて来る事になった。なってしまった。

 だから森の家にもクリスさんが付いて来るんだとさ。


 断れる雰囲気じゃ無いんだもんよ…。






 まさか飛んで運ぶわけにも行かないし、どうせカエデさんが嫌がるだろうから走って行く事になるんだけど、そうすると、リンちゃんかモモさんから認証用のペンダントをもらってこないと強制排除されてしまうと思い出した。


- すみません、一旦認証用のペンダントをもらって来ないといけないので、そちらの『勇者食堂』でカエデさんと待っててもらえますか?


 と、すぐそこの店を手で示す。


 「はい、勇者隊の方々からそのお話を伺いまして、寄りたいと考えておりました」

 「え、でも精霊様が給仕してくれるお店なんでしょ?、タケルさんが一緒じゃなくていいんですか?」

 「何っ!」


- カエデさん、それ内緒なんですってば。


 「あ、すみませんつい」


 今更きょろきょろしても遅いよ。

 カエデさんってハムラーデルのひとたちと一緒で、素の声が大きいんだよなぁ…。

 勇者隊のひとたちに聞こえて無ければいいんだけど…。

 聞こえてたらしょうがない。


 と言いつつ『勇者の宿』の斜め前だから、道を挟んですぐだ。


 ん?、まだ暖簾(のれん)が出て無いじゃないか。と思ったら暖簾を持って見覚えのある精霊さんが憂鬱そうに無表情で出てきた。


 「あ!、タケル様~♪」


 それが見間違いだったかのように、ぱぁっと明るい表情になってこちらへと駆け寄ろうとし、暖簾を手にしている事を思い出したのかさっと後ろを向いて暖簾を掛けてからびゅっとすごい勢いで俺の目の前まで来た。

 いま、10mちょいを1歩か2歩だったよな?


 「あっ、タケル様ん」


 そしてわざとらしく勢い余ったふりをして俺の胸元に手を添えてそっと寄り添った。


 その様子を目を丸くして見るクリスさんとカエデさん。

 クリスさんはちゃんと反応して半歩下がってたのに…。


- えっと、君は?


 そっと肩を押して離れてもらいながら尋ねた。

 見覚えはあるんだけどね、名前を間違えてたら悪いしさ。


 「アーコです、うふ、当番の日を代わって良かったです」


 なるほど、前に配達の時に挨拶した子だ。

 それと、年末の里帰りの時には、中庭から手を振ってたり、あ、花見の時にもか。

 何気にアピールする子だなーって印象だったよ。


- ああ、見覚えがあると思ったらそうだったんですね。


 「わぁ、覚えて下さったのですね♪」


 再び接近されないように肩を押している手を両手で持ち、巻き込むようにすすっと俺の腕を抱えて…おおっと、そうは行かないぞっと。


 「ねぇタケル様?、お時間ありますか?、是非寄っていって下さい、サービスしますよ~?」


 それでもめげずに斜め下から見上げ、甘えた声で言うんだからある意味すごいな、この子。


- 今から戻ってリンちゃんのペンダントを借りてくるところなんですよ。


 だから腕を離して離れて下さいという意味で軽く押すと、意外と素直に離れてくれた。良かった…。


 「えー、そんなぁ…」


 うわーあざとい表情。

 そんなんじゃ俺は罪悪感なんて覚えないよ。


 いや、だってここ天下の往来だし。


- それでこちらのおふたりに『勇者食堂』で待っててもらおうと思ってたんですけど、お店まだ開いてなかったんじゃないですか?


 「あ、大丈夫ですよ?、まだお昼のメニューは出せませんけど、軽いものやお飲み物ならお出しできます。ではお二人様、ご案内致します。どうぞこちらへ」


 さっといい笑顔になって言ったかと思ったら、すっと半歩下がって斜めに構え、姿勢を正してというか元の世界のコンパニオンガールってこんなだったよなーって思い出すような姿勢と仕草で勇者食堂の方を手で示した。

 何という変わり身。


 でも仕事のできそうな子だね。そんな感じ。


 アーコさんの様子に戸惑いながら俺を見るクリスさんとカエデさんに、ひとつ頷いて『じゃ、さっと行ってきますので待っていて下さい』と言い、門の方へと走った。






次話5-020は2022年07月22日(金)の予定です。


20220722:誤字訂正。 宗元 ⇒ 胸元 最接近 ⇒ 再び接近

(誤字報告ありがとうございます)



●今回の登場人物・固有名詞


 お風呂:

   なぜか本作品によく登場する。

   今回入浴無し。


 タケル:

   本編の主人公。12人の勇者のひとり。

   流される性格ですね。


 リンちゃん:

   光の精霊。

   リーノムルクシア=ルミノ#&%$。

   アリシアの娘。タケルに仕えている。


 テンちゃん:

   闇の精霊。

   テーネブリシア=ヌールム#&%$。

   後ろの部分は精霊語のため聞き取れない。

   リンの姉。年の差がものっそい。


 ファーさん:

   ゼファーリィ=ヴェントス#$%&。

   風の精霊。

   有能でポンコツという稀有な素材。

   風の精霊の里では高位の存在なんですよ、これでも。

   尊敬の対象なんですよ、これでも。

   つまりタケルに縁のない芸事に堪能という…。

   生かされない不遇な配置という事に。

   今回出番無し。そろそろ森の家に戻ってるのでは?

   今回は名前のみ。


 ウィノアさん:

   水の精霊。

   ウィノア=アクア#$%&。後ろの部分は精霊語。

   一にして全、全にして一、という特殊な存在。

   タケルの首飾りに分体が宿っている。

   今回も出番無し。


 アリシアさん:

   光の精霊の長。

   全精霊中最古というような存在。実は凄い精霊(ひと)

   だいたい名前くらいしか登場しませんが一応。


 モモさん:

   光の精霊。

   『森の家』を管理する4人のひとり。

   食品部門全体の統括をしている。

   今回出番無し。

   あれ?、前回出演してたような…。


 ハルトさん:

   12人の勇者のひとり。現在最古参。

   勇者番号9番。オオミヤ=ハルト。

   ハムラーデル王国所属。

   およそ100年前にこの世界に転移してきた。

   『フレイムソード』という物騒な剣の所持者。

   今回は名前のみの登場。


 カエデさん:

   12人の勇者のひとり。

   勇者番号10番。シノハラ=カエデ。

   勇者歴30年だが、気持ちが若い。

   でも言動はタケルからするとちょっと古臭い。

   普段の調子になったり緊張で猫被ったりと忙しいね。

   元気になったらこれですよ…。


 ジローさん:

   12人の勇者のひとり。

   勇者番号3番。イノグチ=ジロウ。

   ハムラーデル王国所属。

   砂漠の塔に派遣されて長い。

   2章でちらっと2度ほど名前があがり、

   次に名前が出てくるのが4章030話でした。

   ヤンキーらしいw

   今回出番無し。


 クリスさん:

   12人の勇者のひとり。

   勇者番号5番。クリス=スミノフ。

   現存する勇者たちの中で、4番目に古参。

   やっと登場。というか復活速過ぎ。

   まぁこのひとも苦労してきてますからね…。


 シオリさん:

   12人の勇者のひとり。

   勇者番号7番。クリバヤシ=シオリ。

   現存する勇者たちの中で、2番目に古参。

   『裁きの杖(ジャッジメントケーン)』という物騒な杖の使い手。

   現在はロスタニア所属。

   勇者姫シリーズと言えばこのひと。カエデは大ファン。

   今回出番無し。


 サクラさん:

   12人の勇者のひとり。

   勇者番号1番。トオヤマ=サクラ。

   ティルラ王国所属。

   勇者としての先輩であるシオリに、

   いろいろ教わったので、一種の師弟関係にある。

   勇者としての任務の延長で、

   元魔物侵略地域、現バルカル合同開拓地に居ます。

   今回出番無し。


 ネリさん:

   12人の勇者のひとり。

   勇者番号12番。ネリマ=ベッカー=ヘレン。

   ティルラ王国所属。

   サクラと同様。

   魔力操作・魔力感知について、勇者の中では

   タケルを除けば一番よくできる。

   結界の足場を使った戦闘がメルに遠く及ばないのは、

   メルが達人級の剣士であることと、

   そもそも身体能力や身体強化はメルのほうが圧倒的に上だから。

   今回名前のみ。


 カズさん:

   12人の勇者のひとり。

   勇者番号6番。サワダ=ヨシカズ。

   ロスタニア所属らしい。今の所。

   体育会系(笑)。性格は真面目。

   呆けていたのは、勇者食堂にいた、

   一目惚れしちゃった娘が精霊様だと感づいたから。

   今回出番無し。


 ホーラード王国:

   勇者の宿がある、1章からの舞台。

   名称が出たのは2章から。

   2章の冒頭に説明がある。


 寮の子たち:

   タケルの家とされている『森の家』その隣の、

   燻製小屋という名前の食品工場に勤める精霊さんたちの事。

   寮生活をしているが、自由時間は結構多いので生活を楽しんでいるようです。

   これでも光の精霊さんですから、

   普通の人種(ひとしゅ)とは比較にならない魔力量があります。

   これまで名前が登場したのはアーコなど数名ですが、

   寮には200人ほど居ます。


 アーコさん:

   何気によく出てくる寮の子。

   要領いいんですよ、この子。実力もありますし。



 ※ 作者補足

   この登場人物・固有名詞紹介の部分全ては、

   あとがきの欄に記入しています。

   本文の文字数にはカウントされていません。

   あと、作者のコメント的な紹介があったり、

   手抜きをしたり、詳細に書かれているけど本文には

   無関係だったりすることもあります。

   ご注意ください。



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2019年05月にAI分析してもらいました。ファンタジーai値:634ai だそうです。
なるほど。わかりません。
2020年01月にAI分析してもらいました。ファンタジーai値:634ai だそうです。
同じやん。なるほど。やっぱりわかりません。
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