その3 友美と芽衣の初投稿
「芽衣おきて、なんか大変だよ。」
私は歌田芽衣。
メガネ系もっさり系14歳のエスパーだよ。
大親友の友美っちに起されて目を覚ますと、眠たい目をこりながらメガネをかける。
「おはよう友美っち、どうしたの?」
まったく、友美っちはまた長い髪の毛がぼさぼさのままだよ。
起きたらまずは髪を梳かせってVっちからも言われているのに。
私は傍にあったブラシをもつと、慌てる友美っちの髪を梳かしながら聞いたよ。
「どうしたの?どうせ学校に行くのから逃げないように、エスパー部隊のみんなが廊下で見張ってるとかなんでしょ。。」
驚く友美っち。驚いた顔も可愛いねえ。
「芽衣、なんで分かったの?それはESPか何かなの?。」
「ちがうよ、みんな友美っちが何を考えているか知ってるってことだよ。」
そう言いながら、私は友美っちの髪を梳かし終えてブラシをおいた。
そんで友美っちの手をもって立ち上がった。
「さあ、顔洗ってご飯食べて学校行こう。Vっちの要望なんだから、逆らったらVっちが泣いちゃうよ。」
「うう、、、Vちゃまは余計なことするよね。学校なんかいらないのに・・・。」
「そういわないの。どうせVっちの事だから、友美っちの制服姿を見たかったんだよ。あきらめて学校行く準備しよう。」
すると友美っちはブツブツ言いながら私に手を引かれて洗面所に向かったの。
友美っちは、優しくて可愛いくて甘えん坊でちょっと我侭だけど、素直でブレなくて可愛い娘なんだよね。
でも、一歩外に出ると冷たい表情で、気を抜かない怖い感じになる。
多分、本当に家の中でしか気を抜いていないんだと思う。
だから、気の抜けない学校が嫌でしょうがないのかな。
Vっちはそんな友美っちをよく心配していたから、この学校計画を進めたんだと思う。
そのためだけに
セレブ学校の「セント・兼松学園」
不良工の「竹内館」
一芸入学のある「真田学園」
を合併させて、混沌とした学校をつくったとしか思えないよ。
混沌としていれば、世間知らずの友美っちも浮かないだろうから。
Vっち、、、惚れた娘のためなにココまでするか。
恐ろしい男だよ、Vっちは。
私と友美っちが洗面所からリビングに着くと、きれいに三人分の制服と文具が並べておいてあった。
手にとって見ると、一番右端においてる一式には私の名前が手書きで書いてあった。
『歌田芽衣』
よくみると、制服にも教科書にも全部書いてある。
げ、予備のシャーペンの芯や消しゴムにまで手書きで名前が書いてある。
え?これを三人分やってくれたの?
そこに目にクマを作った房代さんが食事をテーブルに並べだした。
私は、いそいでキッチンに向かったよ。
「房代さん手伝うよ。あと文具に名前ありがとう。大変だったでしょう。」
すると房代さんはいつもどおりの微笑で答えてくれた。
「おはよう芽衣ちゃん。名前は全部書いておきましたらね。でも、なんかみんな今日から学校だと思うと私のほうが浮かれちゃってるみたいですね。36人分の名前を入れていたら、気づいたら朝になっていました。」
「ええ?、エスパー部隊にまで名前かいてくれたの?ううう、房代さん、ありがとうございます。」
「みんな私の家族ですもの、気にしないでください。さあ食事しましょう。」
わたしは、ESPでお皿をテーブルに運ぶ。
全部運び終わると、大きなテーブルがいっぱいになるけど、私達は大食いだからコレが普通の量なんだ。
「いただきます!」
私と友美っち。それと友美っちの姉の冬美姉の三人で、まずはテーブルの上にある食事を完食。
今日はユックリしないで、そのまま急いで制服に着替え始めた。
荷物を詰めて、そして出発。
後ろから房代さんが「お昼頃にお弁当もって行きますからね」と手を振ってくれた。
「みんなおはよう!。」
エスパー部隊のみんなも朝の挨拶をしてくれた。
何台かの車に分かれて乗り込むけど、全員で36人。
なんか、これだけいれば1クラス出来る人数だよな。
そんな私達を金子たちが送ってくれる。
友美っちは車の中で、Vっちに朝の報告をしてた。
私もすこし話したよ。
『友美が大変だろうけど、がんばれよ』
だって。
やっぱり、こういう大事なイベントはVっちに報告しないとね。
そして着いたよ。
今日から私達が毎日通う場所。
『芽守学園』に。
友美っちは、首から下げたイケメンスイッチをなでながら、通信機に言ったよ。
「Vちゃま、それでは行ってきます。イケメンスイッチから見ていてね。」
読んでくださりありがとうございます。




