その27 『まほ☆マギ』コスプレ
私達は、アーマーノイドに連行されて、北京市内の地下深くにある秘密牢に監禁されてしまった。
ご丁寧にもESPを感知すると爆発するという爆弾を私とお姉ちゃまの首につけて、エスパー部隊の入っている牢の向かいにいれてくれている。
玄太はなんとか生きていましたけど、天井からつるされ身動きが出来ない。
エスパー達は、まとめて牢に入れられているけど、私の首輪のせいでおとなしくせざる得ない状況だ。
ピンチではあるけど、先ほどまでの絶体絶命ではない。
助かるための作戦を考える時間が出来ただけ、かなり状況は好転したと考えなきゃね。
そこに汗元首相と大沢幹事長がやってきた。
汗元首相は、かなりのハイテンションに話している。
「みてください、私が捕まえたのです。私がどれだけ前に出て戦ったかは、この小娘達に聞いてくれればわかります。」
大沢幹事長は、イケメンスイッチを片手に私達をじろじろ見て言いった。
「ほお、これが業界最強という噂のエスパー部隊か。しかしアーマーノイドの物量にはかなわなかったと見える。やはり戦争は物量。今回は1500もアーマーノイドをつぶしてくれたようだが、30数人ではこれが限界だな。どうだ、私の下で働かないか?。」
エスパー部隊のリーダーである佐藤柏はきっぱりと言い放った。
「私達はイケメンマスターの部隊。お前などに従いはしない。必要ならば友美様と一緒に心中する覚悟はとっくにできている。お前みたいなゲスの下などで死んでも働くものか!。」
いいぞ柏!、そのとおり。
私達は、Vちゃまのため以外には戦わない。
すると、大沢幹事長は小憎らしく鼻で笑った。
「ふん、ならばしょうがない。お前達は後でユックリ解剖して、我々が作るエスパー部隊の研究材料にしてやる。東アジア平和会議が終わるまでのあいだ、せいぜい最後の時間で天国にいけるように祈っているがいい。」
そこでお姉ちゃまが牢から叫びます。
「私達は天国なんかに興味は無い、祈るならお前の地獄行きだ。」
大沢幹事長はお姉ちゃまをにらむ。
「ふん、可愛げのない小娘達だ。」
そう言って、牢の出口に向かって歩き出すのでした。
汗元首相は、慌てて大沢幹事長を追おうとしつつも振り返り、私達に叫んだ。
「お前達、次に来るまでに気を変えておいたほうがいいぞ。
助かりたければ、次は服従の意思をみせんるんだぞ。せっかく私が捕まえたのだ、無駄に死なずに部下になれ。よく考えておくんだぞ。!。」
そう言い残し去っていった。
今、私達の身に何もされず、殺されてもいないのは「東アジア平和会議」の開催があと数分だからだろう。
東アジア平和会議が終わり、あいつらに時間が出来たら、そこから先は絶望的な状況が待っていると考えたほうが良いかな。
何か考えないと。
すると、すぐにアーマーノイドを二体つれて汗元首相の息子の一人が牢に入ってきた。
そいつは、手にテレビのリモコンみたいなものを持ってた。
名前は知らないから、仮にニート君と呼ぶことにしちゃう。
ニート君はリモコンを私に向けて叫んだ。
「おい、そこの縦ロールの黄色い髪の女」
そう言いながら、エスパー部隊の一人を指さす。
「僕がこのリモコンに暗証番号を打ち込んだら、ESPを感知していなくてもあの首の爆弾は爆発するぞ。いやだったら僕のいう事を聞いて服を脱げ!」
げ、下劣な!
私は叫びぶ。
「そんな言葉に従う必要は無いからね。」
でもニート君はニタニタしながら、再びエスパー部隊の一人に話しかけてきた。
「おい、僕は本気だぞ。お前、アニメの『まほ☆マギ』の巴マコにそっくりだな。お前の名前は何だ?」
すると指名を受けた娘は答えました。
「私は、エスパー部隊3班の班長、巴マコ子。その『まほ☆マギ』にちなんでそう名乗ってるわ。」
ニート君は嬉しそうに言います。
「なんだ、そのまんまじゃないか。それで巴マコのコスプレをしているのか?これなんていうエロゲーだ?ぎゃははは、とりあえず脱げよ。」
私は、慌てて叫びました。
「あなたにVさんの代理として命令します。そいつの言葉にしたがっては駄目!。」
すると巴マコ子はこちらを見て言いました。
「友美様、ですがこういう奴は勢いで何をするか分かりません。ですからその命令は聞けません。」
そう言いつつ、マコ子は服従の証であるメガネをそっとはずした。




