その44 拷問は大人になってから
おれは再びペルシアの華の本部に戻ってきていた。
目の前の牢の中には、捕獲されたりな嬢が縛られている。
ごめん、りなちゃん。こんなプレーもサービス外だよね。
そういえばよく考えたら、イケメン爆滅団の捕虜って初めてかもしれない。
みんな殺しちゃったからな。
そんなことを考える俺の周りを友美が険悪な顔で俺をジロジロ見ながらグルグル歩いている。
なんか目を合わせにくい・・・
めっさ睨まれている。超ジロジロ見られてる。すげえ眉間に皺がよってる。
怖いよ・・・。この少女怖い。
友美はジロジロ見たあと、次は俺の服のにおいを嗅ぎまわる。
夫の浮気を疑う妻じゃないんだから、そこまでしなくても良いじゃん。
友美は、ものすごく人を疑うような目をしながら俺の正面から襟を掴んできた。
「Vさん、あのひととエッチなことをしたんですか?ねえ、しーたーんーでーすーかー?。」
怖いよ、友美さん。
助けて!誰でもいいから助けてー。
俺が冷や汗を出しながら友美を無視していると、金子が申し訳なさそうな顔をしながら近づいてくる。
チャンス、!金子を利用しなくては。
おれは咄嗟に叫ぶ。
「金子君、丁度いいところに来た。今回はアレだったな。」
そう唐突に金子に言ったが、金子は不思議そうな顔をして口を開きかける。
「あ、今回は自分があのお店を紹介した事でトラブ・・・」
アホ、何言おうとしてるだ!俺を殺す気か!
「うひゃー!金子君、あれだな・・・爆滅団の生け捕り作戦は、見事に成功したな。」
「は?Vさん何を・・・」
なにか言おうとする金子の言葉を、俺はさらに大きな声でかき消した。
「金子君!!俺たちのイケメン爆滅団の生け捕り作戦は、見事に成功したな!!!!。」
金子はここで、ハッと気づいた顔をして
「あ、そうですな。さすがイケメンマスターですわ。一人で囮ミッション成功してまうとはさすがですわ。」
そして二人は乾いた笑いをする。
それでも疑いの目で友美は俺をジロジロ見ている。
怖いよ、怖いよ、怖いよ。
タジタジな俺を見かねて芽衣はとほほな顔をしながら 助け舟を出してくれた。
「友美っち、もうVっちにまとわりつくのはそのくらいにして、向こうでモンハンやろうよ。そろそろVっちが『捕まえてくれた』捕虜への拷問タイムだから、私らは向こうに行こう。」
そういいながら、こっちをチラチラみながら友美の手を引いて別室に行ってくれた。
ありがとう芽衣、ほんと助かります。 君は気が利くメガネっ娘天使だ。
さて友美がいなくなったところで、秋彦さんと夏子も来た。
秋彦さんは捕虜の前に立ち厳しい目になる。
「荒川君、この爆滅団の娘への拷問だが、それは自分でやるか?もしもこだわりがないのようなら夏子にまかせようと思うのだが。」
そういわれて俺は夏子を見た。
夏子はのんきに微笑み返してくる。
そしてもう一度秋彦さんをみていった。
「夏子って・・・そののん気な不思議さんの夏子だよね。いや、面倒なことはそちらに任せるますけど、その夏子ですよね。」
そう言って、もう一度夏子を見た。
夏子は、かばんを持っている。
そこから、ニコニコしながら小さいのこぎりを取り出すと。
「まかせてくださーい。Vさんの○玉も縮み上がるような拷問ショーをお見せしますよお。」
そう言って、りな嬢の縛られている牢に入っていった。
夏子はニコニコしながら、いつもののん気な声で話しかける。
「りなさん、はじめまして。それでは、ちょっと痛くしますね。たぶん絶対知っていることを話したくなりますから、早めにお話してくれたほうが良いですよお。」
そお言いながら、小さいノコギリを固定されたりな嬢の指先に当てる。
「まずは、命に影響なさそうな場所からのこぎりで切りますねえ。でも指先って結構痛いんですよ。これでも言わないと股間とか歯とかも、すごい道具で痛くしますから早めに言ってくださいねえ。」
そういうと、相手の返事を待たずにそのノコギロを小刻みに5回ほど上下させた。
「あああああ!!!。」
りな嬢はたまらず絶叫する。
しかし、にこにこしながら夏子は言う。
「大丈夫ですよ。この程度では指は切れ落ちませんから。ゆっくり楽しみましょうね。きっとこのサービスに満足して御代を払いたくなりますよ。あ、御代は情報でお願いしまーす。」
そういうなり、もう5回ほど高速でのこぎりを引いた。
牢屋に、りな嬢の悲鳴がこだまする。
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俺は結局、拷問を最後まで見ることができずに、友美たちの部屋に来てモンハンをはじめてしまった。
すいません、ヘタレです。
りな嬢、超可哀想。あとでお見舞いを持っていってあげよう。・・・生きていたら。
房代さんはモンハンをしながら俺を心配するように話しかけてきた。
「夏子様の拷問はすごいですよね、見ているこっちがなんでも話したくなってしまいます。」
俺は少し震える手でゲームをしながら頷いた。
「うん、まじヤバイっすよ。なんで夏子は拷問中もあの『不思議さんテンション』なの?。ニコニコしているようで、時々目が怖いんだけど、もしかして根っからのドSなのですかね?。」
そういうと、友美が言った。
「天道家は全員、身内以外には非道ですよ。仲間と敵ははっきりさせるのが代々の家訓ですから。身内に何かあれば自分の身が引き裂かれるほど苦しみますが、敵の体は血の出るおもちゃ程度に思ってるんです。」
芽衣がとほほな顔になる。
「Vっちは身内でよかったね。」
フォローありがとう。
「芽衣っちもな。」
俺はぐったりしてしまった。
モンハンで2つほど狩をしたところで、顔に返り血を浴びた夏子が、いつもののん気なニコニコであらわれる。
「なんか、イケメン爆滅団の本部の位置まで聞けてしまいました。お父様が教主室で作戦会議がしたいというので参加していただけませんか?。」
血、血、お顔の血が生々しいです。
「お、おう。行くけど夏子は早く顔の返り血ふいてくれな。」
すると夏子は、無造作に服の袖でごしごし顔の血を吹くと ニコりと笑った。
「ではこちらへどうぞ。」
やっぱり、天道家でまともなのは秋彦さんだけだな。
お読みくださりありがとうございます。
りなさんマメ知識。
本名は早川莉奈。
犯罪界での二つ名は「不二子スナイパー」。
狙った獲物は外さない。(Vの事は外したけど)
ナイスバディーとエロいお誘いで、接近戦や寝技もお得意よ、うふ。




