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その38 俺、この戦いが終わったらポロポーズするんだ。

俺たちは、友美や金子達がいる部屋に移動した。


そこで国持所長は俺に言う

「わしはイケメンスイッチと戦うために、イケメンスイッチのような非常識な力を持った連中を育てた。しかも、エスパーのうち33人は女だ。イケメンスイッチには頼れないぞ、どう戦う気じゃ?。」


そこで俺は言ってやった。

「初めから俺はイケメンスイッチにはそれほど頼っていないから大丈夫です。イケメンスイッチはあれば便利程度の依存度だ。」

その言葉に、国持所長は目を細める。

「ほー、たいした自信じゃな。特殊部隊も倒せるような連中を素手で殺すのかのう?。」


「ふ、なめないでもらおうか。敵は少女ですよ!殺すわけ無いでしょう。それに俺は芽衣を見て、エスパー軍団のなかで過激なのは一握りではと考えている。だからできるだけ生け捕りにしたい。先代とは違うイケメンスイッチの使い方を見せてあげますよ。」


そこでマズは友美に叫ぶ。

「友美ちゃん、イケメンスイチの白面「キャンセル」のスイッチだ!」

友美は無表情で、1秒ほどの凄い速度で、ルービックキューブ状のイケメンスイッチの白面をつくった。


このキャンセルのスイッチがエスパーに有効なのは実証済だ。

俺はすぐにスイッチを入れる


カチ


その場に居た、金子チームと天道秋彦もキャンセルの白い光でつつまれる。

しかし、女性と国持所長には光の膜は出来なかった。

あ、つまり国持所長は俺より不細工なのか。


「これはショックじゃわい。」

国持所長が嬉しそうにそう言った。

なんで嬉しそうなんだ?まあいっか。


俺はすぐにもう一度友美にイケメンスイチを渡す。

「友美ちゃん、もう一度白面だ!。」


友美はスイッチを受け取ると、まるで機械のような目で、また1秒ほどで素早く白面を合わせた。

俺はそれをポケットにしまう。

3分後にもう一度使うための予備だ。


「金子、あとの護衛は頼んだぞ」

そう叫んで俺は部屋を飛び出した。


俺VSエスパーの戦いか。

なんか、この非常識を受け入れている俺ってすごいよな・・・。

ま、いっか。

俺、この戦いに勝ったら友美にハグするんだ

おっと、いかんいかん。フラグたてちまった。


こういう時は夏子を思い出そう。あいつは空気を読まないエアクラッシャーだから、きっとフラグクラシュの力もあるに違いない。

心の中で、軽く夏子に手を合わせつつ走った。


所長の話では、エスパーは残り34人いるはずだ。

6分で34人は厳しい。

最初の3分でエスパーとの戦い方を修得し、スイッチ無しでしばらく戦い、強敵が現れたら再度キャンセルのスイッチを入れることにしよう。


走っていると、早速目の前に3人現れた。

サイコキネシスで所員をギリギリ捻っている。

俺は走りこむと、所員を捻っていると思われる腕を伸ばしている奴に、走りこみ膝蹴りを入れた。


ゴボウ

小柄なショートカットの少女に膝蹴りとか心が痛む。

少女エスパーに俺の膝が当たった瞬間、捻られていた所員はドサリと地に落ちた。


やはりな、エスパーは集中力が切れるほどの苦痛を与えると、ESPが止る。

俺は「所長室に向かって逃げろ」と所員に言うと、別の女子高生みたいな服を着たエスパーの首を掴み、わき腹に膝蹴りを入れる。


アバラが折れた感触がした。

アバラが折れたエスパーは、苦しそうにその場で倒れる。

痛いか?しかしお前を攻撃する俺の心も痛いんだ!


もう一人居たエスパがこちらに向かって手を突き出す。

俺を包む光の幕の前で、何かがチリチリと消え去るような音を立てたのが聞こえた。


少女エスパーは、さらに俺に向けて手を突き出したが、おれはダッキングの要領でその手の向いている進行線から体を逃がす。


俺の後ろで、コンクリに何かがぶつかる衝撃音が響いた。

なんでい、避けれるんじゃないか。 いいこと発見した気分。


素早く踏み込み、俺に手を突き出している少女エスパーの懐に踏み込むと、首と腕でそいつの腕を捕まえて、一気に引き倒した。

そこで素早く肘を折る。


ボキ


さらに掌底をそいつの背中に打ち込んだ

ボゴオオ

衝撃で地面に吹っ飛び、その少女エスパーは気絶した。

くそおおお、なんだこれ!敵にダメージ与えるたびに、俺の心が凄い痛い!

なんで敵が少女なんだよ!

三人倒しただけなのに泣きたくなってきた。


だが・・・今のでなんか対エスパーの戦い方が見えた気がする。


ここまでで、友美の部屋を飛び出してまだ20秒ほどの出来事だ。


次に、10人ほど団子になって動いているエスパー達を見つける。

これは効率がいいね。

俺は、また勢い良く飛び出して、その集団の真ん中あたりの背の高い少女に飛び膝蹴りで飛びこんだ。

ゾゴン

一撃で、食らったエスパーは髪を振り乱して気絶する。


俺はあえて一撃目はエスパーの一団の中央に飛び込んだのだ。

こうすれば、残りの奴らにはすぐに手が届く。


一瞬慌てた連中の手首を次々に掴んで、連続で地面に転ばした。

おそらく、彼女達はなぜ手首を掴まれただけで人が転ぶのか不思議だろう。

しかし、重心を取れば簡単なことだ。


俺はあっという間に残る9人を地面に転がす。

次々に倒れるので、最初に倒れたエスパーは人が乗ってきて起き上がれないでいる。

まあ、そうなるように計算して倒しているんだがな。


9人が転んだところで、俺は一気に下方にパンチの連撃を降らした。

ごめんなさい美少女達!あとで土下座して謝るから今は勘弁してくれ。

ドゴドゴドゴドゴ

一見むちゃくちゃに打ち込んでいるように見えるが、ちゃんと正確に急所を突いているさ。

一撃でしとめれば、苦しまずに済む。

あっというまに少女エスパー達は失神し沈黙した。


友美の部屋を出てから、まだ1分30秒。


エスパーはESPに頼りすぎている事が最大の弱点だと踏んでいたが、思ったとおりのようだ。

ESPを無敵だと思っているから、それが無力化したときの対策が全く無い。

まして体は少女。

殴れれば敵ではないってわけだ。殴れば・・・ぐぅ、心が痛む。血を吐きそうに辛い。

でも頑張らねば。


そして俺は慌てず動きを止めて耳を澄ました。

慌てて動くと周りが見えなくなる。

この少し完全にとまって耳を澄ますのは索敵の基本である。

こういう時に5秒を無駄に出来る勇気が、結果的に効率を上げるのだ。

自分が静かにならないと、周りの音で敵の場所を判断できないからな。


少し耳を澄ますと、すぐに少しはなれたところから悲鳴が聞こえた。

その方向に俺は走る。


女子職員が数人宙に浮いて首を抑えていた。

ひどいことしてやがるな。殺すなら男だけにしろ。

そう思いながらおれは、手を突き出している少女エスパーに飛び込んだ。

一瞬で、部屋の中を把握する。

この部屋には魔法少女みたいな格好をした5人のエスパーがいた。

そんな格好しないでくれー。俺の心に迷いが生じる。

だが心を鬼にした。消えろ、俺の中のフェミニストロリマインド!


俺は瞬時に流れるように、手に届くところにいる3人のエスパーの頭頂とオデコにワンツー連打を入れる。

魔法少女エスパーは失神してバタバタ倒れた。

ソレと同時に、浮いていた職員がドサドサと地に落ちる。


残った2人が俺に手を突き出す。


チリチリ


俺の白い光が、また音を立てた。

今のは食らってしまったようだ。キャンセルがあって助かった。


さらにエスパーが俺に手を突き出すので、踊るような歩法で俺は動いて奴らに狙いを定めさせず一気に踏み込んだ。

おれの歩法はそれだけでフェイントも兼ねる。狙えまい。


残った二人のアゴを左右の手で同時に下から掴むと

「今のはいい攻撃だったぜ」

そういって、ゼロ距離からの打撃を掴んでる二人のアゴに、そのまま打ち込む。

ズドム

二人は、がっくり膝を突いて失神した。

だが勢い良く倒れないよう、俺はそっと抱くようにして床に下ろす。

すいません、ほんとすいません。


ここで2分15秒。


エスパー相手でも結構、やれそうだな。

読んでいただきありがとうございます。

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